NARAKA: BLADEPOINT向けゲーミングPC|GPU律速の近接バトロワ・フルレイトレ対応で選ぶ【2026年版】

NARAKA: BLADEPOINT(ナラカ:ブレードポイント)は、グラップリングフックで縦横無尽に動き回りながら、刀や槍などの近接武器・弓や銃火器などの遠距離武器で戦う、武侠(ウーシア)テイストの東洋風近接戦闘バトロワです。基本無料ながらSteam同接ランキングの常連で、PC選びで押さえるべきは2つ——VALORANTやApex Legendsとは逆にGPU律速が強いこと、そして近接戦闘バトロワとしては珍しくフルレイトレーシング(パストレーシング)に対応していることです。この記事では、GPU別の実測fpsをもとに、快適に遊べる構成まで解説します。

先に結論(編集部のおすすめ)

近接戦闘の索敵・立ち回りには高fpsが有利です。フルレイトレーシングを使うかどうかで必要な投資が大きく変わる点を先に押さえておきましょう。

目標画質GPUの目安CPUの目安メモリ
フルHD・高fps本命(ラスタライズ)RTX 5060 Ti 16GBCore i5 / Ryzen 516〜32GB
WQHD・高画質も快適RTX 5070Core i7 / Ryzen 732GB
フルレイトレーシング込みの本気構成RTX 5080以上Core i7 / Ryzen 732GB

最大の特徴|Apexと違い「GPU律速」が強い

VALORANTやApex Legendsのような競技FPSは、CPU性能がfpsを大きく左右する「CPU律速」の傾向が強いタイトルです。ところがNARAKA: BLADEPOINTは逆で、GPUの負荷変動がCPUよりも大きい「GPU律速」寄りのゲームです。

GPU負荷の影響が大きい
実測データでは、最高画質設定時のGPU使用率の変動幅がフルHDで約8%、WQHDで約6%と、GPUの処理能力がボトルネックになりやすい傾向が確認されています。CPUを闇雲に強くするより、GPU選びを優先するのが正解です。
60人規模の乱戦でもCPUへの依存は相対的に低い
他のバトロワタイトルは大人数の処理でCPU負荷が急増しがちですが、NARAKAはグラフィック描画(GPU側)の比重が高く、ミドルクラスのCPUでも組み合わせるGPU次第で快適に遊べます。

フルレイトレーシング(パストレーシング)に対応

近接戦闘中心のバトロワでありながら、NARAKA: BLADEPOINTはグラフィック面で意欲的です。フルレイトレーシング(パストレーシング)・レイ・リコンストラクション・フレーム生成・マルチフレーム生成がRTX 50シリーズ向けに追加され、リアルタイムの反射やグローバルイルミネーションまで再現できるようになりました。

フルレイトレーシングは負荷が非常に大きい
報告されている実測では、フルレイトレーシングを有効にすると4K・DLSSクオリティモード込みでも平均fpsがおよそ半分(128fps→65fps程度)まで落ち込みます。恩恵を受けるにはRTX 4070クラス以上、快適に使うならRTX 5070 Ti以上が現実的な目安です。
レイ・リコンストラクションはオフで16〜17%軽くなる
反射やライティングの質感を上げる「レイ・リコンストラクション」は、オフにするとfpsが16〜17%ほど向上します。画質と負荷のバランスを取りたい場合の調整点になります。
VRAM使用量は控えめ
4Kでフルレイトレーシングを使ってもVRAM使用量は9GB未満、アップスケーリング併用なら7GB程度、フルHD〜WQHDでは6〜7GB程度に収まります。重量級グラフィックの割にVRAMを圧迫しにくいのも特徴です。
競技志向ならラスタライズ(レイトレオフ)が基本
索敵重視の近接戦闘では、視認性を優先してレイトレーシングをオフにするのが定石です。見た目を楽しみたいカジュアルプレイと使い分けましょう。

グラボ別のfps目安(フルHD・最高設定・ネイティブ)

フルHD・最高設定・アップスケーリングなしでのグラボ別fpsの目安です(実測ベースの推定を含みます)。

NARAKA: BLADEPOINT フルHD・最高設定(ネイティブ)の平均fpsの目安

最高画質プリセット・DLSS/FSRオフ・レイトレーシングオフの目安。RTX 4090+Core i9-13900Kで実測201fpsを基準に、上位帯や中間機種は相対性能からの推定を含む

RTX 5090205fps
RTX 4090201fps
RTX 5080171fps
RTX 5070 Ti141fps
RX 9070 XT128fps
RTX 5070121fps
RX 9070117fps
RTX 4070107fps
RTX 5060 Ti 16GB94fps
RX 9060 XT 16GB86fps
RTX 506066fps
RTX 306040fps

最高設定のネイティブ描画でも、RTX 5060 Ti 16GBクラスでフルHD90fps台が狙えます。実測データがあるRTX 4090クラスなら201fps、上位のRTX 5080クラスでも170fps前後と、高fpsを狙いやすいタイトルです。

フルHD・高fps本命
RTX 5060 Ti 16GBクラスで90fps台。144Hzモニターを十分活かせます。
WQHD・高画質も快適
RTX 5070クラス以上。実測ではRTX 4090クラスでWQHD149fpsが確認されています。
フルレイトレーシング込みの本気構成
RTX 5070 Ti以上が現実的な下限。快適に盛るならRTX 5080以上を検討しましょう。

DLSS4マルチフレーム生成で平均3.4倍

NARAKA: BLADEPOINTはDLSS4のマルチフレーム生成に対応しており、NVIDIA公式は「RTX 50シリーズで平均3.4倍のフレームレート向上」と発表しています。

GPUDLSS4マルチフレーム生成(最高設定)
RTX 5090590fps以上(4K)
RTX 5080312fps(4K)
RTX 5070 Ti250fps以上(4K)

4K・最高設定というグラフィックを盛った条件でも、DLSS4マルチフレーム生成を使えばRTX 5080クラスで300fps超えが狙えます。「近接戦闘は競技性が高いから軽い設定一択」と決めつけず、GPUに余裕があればグラフィックを楽しむ選択肢もあるのがこのタイトルの面白いところです。

DLSS4/FSR3にフル対応
GPUを問わずアップスケーリングでfpsを底上げできます。RTX 40/50シリーズはマルチフレーム生成にも対応。
フレーム生成は競技プレイでは慎重に
見た目のfpsは向上しますが、入力遅延はネイティブより増えます。索敵・撃ち合いを最優先するなら、まずはラスタライズ+高fpsを基本にしましょう。

最低動作要件は低いが、快適さは別次元

NARAKA: BLADEPOINTは基本無料タイトルらしく、最低動作要件は非常に低く設定されています。ただし、これは「動く」ラインであり、フルレイトレーシングのような最新機能を楽しむための構成とは別に考える必要があります。

区分CPUGPUメモリ
最低動作ラインCore i5第4世代 / FX 6300相当GTX 750 Ti / Arc A380 / RX 6950相当8GB
推奨(公式)Core i7第7世代相当GTX 1060 6GB / Arc A750 / RX 480相当16GB
フルレイトレ込みの本気構成Core i7 / Ryzen 7RTX 5070 Ti以上32GB

ストレージは公式で90GBの空き容量が必要です。SSDへのインストールが強く推奨されています。

予算別の構成例(パーツ実例)

目的別の具体的なパーツ構成です。価格はBTO完成品の目安で、メモリ高騰により変動するため、最新は各メーカーで確認してください。

フルHD・高fps本命/約22〜26万円
Core i5-14400(または Ryzen 5 7600)+ RTX 5060 Ti 16GB + 32GB DDR5 + 1TB SSD + 650W電源。ラスタライズで90fps台、144Hzモニターを活かせる構成です。
WQHD・高画質も快適/約30〜34万円
Core i7-14700(または Ryzen 7 9700X)+ RTX 5070 + 32GB DDR5-6000 + 1TB SSD + 750W電源。VRAM12GBでWQHDにも余裕。
フルレイトレ込みの本気構成/約42〜48万円
Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti以上 + 32GB DDR5-6000 + 1TB SSD + 850W電源。フルレイトレーシング+DLSS4マルチフレーム生成で4Kも視野に入ります。

BTOで買うなら、各社のコスパ帯が狙い目です。

各価格帯の詳しい中身は予算別ゲーミングPCの選び方も参考にしてください。

アンチチート(NeacProtect)の注意点

NARAKA: BLADEPOINTは、以前はEasyAntiCheatを採用していましたが、現在はNetEase独自のカーネルレベルアンチチート「NeacProtect」に切り替わっています。BF6が起動にSecure Bootを必須とするのとは逆に、Windows 11のセキュリティ機能を無効化しないと起動できないという珍しい仕様がある点は事前に知っておくべきポイントです。

「please disable HVCI_KMCI」で起動しない
Windows 11のメモリ整合性(HVCI/KMCI、コア分離の機能)が有効だと、NeacProtectが正常に動作せず起動できません。設定の「コア分離」からメモリ整合性をオフにし、再起動する必要があります。
セキュリティを一時的に下げるトレードオフがある
メモリ整合性はマルウェア対策のセキュリティ機能なので、無効化すると保護レベルが下がります。プレイ中だけオフにし、終わったら再度オンに戻す運用が推奨されています。
他タイトルとの二重起動には注意
カーネルレベルで動作するアンチチート同士は競合することがあります。他のオンラインFPSと併用する場合は、同時起動を避けるのが無難です。

よくある失敗

CPUだけを盛ってGPUを妥協する
他の競技FPSの感覚でCPU優先にすると失敗します。NARAKAはGPU律速が強いため、まずGPUのグレードを優先しましょう。
フルレイトレーシングを有効にしたまま「重い」と悩む
見た目は美しくなりますが負荷は非常に大きいです。索敵重視の競技プレイでは、まずレイトレーシングをオフにして視認性とfpsを優先しましょう。
「基本無料だから軽い」と思い込む
最低動作要件は低いですが、フルレイトレーシングやマルチフレーム生成など最新機能を楽しむには相応の投資が必要です。
ストレージ容量を古い情報のまま見積もる
公式の必要空き容量は90GBです。500GB SSDだと他のタイトルとの併用で圧迫しやすいので、1TB以上を検討しましょう。

よくある質問

Q.NARAKA: BLADEPOINTは重いゲームですか?

A.ラスタライズ(レイトレーシングオフ)なら比較的軽く、RTX 5060 Ti 16GBクラスでフルHD90fps台が狙えます。ただしフルレイトレーシングを有効にすると負荷が大きく上がるため、見た目を盛るならRTX 5070 Ti以上が目安です。

Q.CPUとGPU、どちらを優先すべきですか?

A.GPUを優先してください。VALORANTやApex LegendsはCPU律速が強いタイトルですが、NARAKA: BLADEPOINTは逆にGPUの処理能力がボトルネックになりやすい「GPU律速」寄りのゲームです。

Q.フルレイトレーシングは使うべきですか?

A.見た目の美しさを重視するカジュアルプレイならおすすめですが、索敵重視の競技プレイでは視認性とfpsを優先してオフにするのが定石です。GPUに余裕がある場合の選択肢と考えましょう。

Q.DLSS4のマルチフレーム生成はどれくらい効果がありますか?

A.NVIDIA公式は平均3.4倍と発表しています。4K・最高設定でもRTX 5080クラスで312fps、RTX 5090クラスなら590fps以上まで伸びる実績があります。

Q.最低動作ラインで実際に遊べますか?

A.GTX 750Ti級という最低要件は非常に低く設定されていますが、あくまで動作するラインです。快適に遊ぶなら公式推奨(GTX 1060 6GB級)以上、フルレイトレーシングを楽しむならさらに上のGPUが必要です。

Q.ストレージはどれくらい必要ですか?

A.公式で90GBの空き容量が必要とされています。SSDへのインストールが強く推奨されており、他のタイトルと併用するなら1TB以上を確保しておくと安心です。

Q.「please disable HVCI_KMCI」と表示されて起動できません

A.Windows 11のメモリ整合性(コア分離の機能)が有効だと、NARAKA: BLADEPOINTのアンチチート「NeacProtect」が動作せず起動できません。設定の「コア分離」からメモリ整合性を一時的にオフにし、再起動すると解決します。プレイ後は再度オンに戻すのが安全です。

まとめ・次に読みたい記事

NARAKA: BLADEPOINTは、GPU律速が強いのが他の競技FPSと違う最大のポイントです。ラスタライズならRTX 5060 Ti 16GBクラスで快適に遊べますが、フルレイトレーシングやDLSS4マルチフレーム生成といった最新機能を楽しむなら、GPUへの投資を惜しまないのが正解です。