黒神話:悟空向けゲーミングPC完全ガイド|ラスタ/レイトレ/フルレイトレの実測fpsで選ぶ【2026年版】

黒神話:悟空は、UE5の美麗グラフィックで話題になった重量級アクションです。PC選びのポイントは、ラスタライズ/ハードウェアレイトレ/フルレイトレ(全光線追跡)の3段階で、必要なGPUが激変すること。とくにフルレイトレは最高クラスの負荷で、DLSS 4のマルチフレーム生成が事実上の前提になります。この記事は、1080p/WQHDの実測fpsをもとに、遊びたい画質別の最適構成を整理します。

先に結論(編集部のおすすめ)

「どの画質で遊ぶか」を先に決めるのが正解です。WQHDでレイトレを楽しむなら、RTX 5070 Ti(VRAM 16GB)+DLSSが、満足度の高い本命ラインです。

遊び方GPUの目安VRAMメモリ
フルHD/WQHD・ラスタ〜軽めのレイトレRTX 507012GB以上32GB
WQHD・フルレイトレ(DLSS併用)RTX 5070 Ti(16GB)16GB32GB
4K・フルレイトレ快適RTX 5080 / 509016GB以上32GB

ポイントは、レイトレをどこまで盛るかで予算が大きく変わること。ラスタ中心ならコスパよく組めますが、フルレイトレ快適を求めると一気にハイエンド帯になります。

3つの「重さ」で必要GPUが激変する

黒神話:悟空は、描画方式で負荷がまるで違います。

ラスタライズ(レイトレオフ)
従来方式。最も軽く、WQHDならミドルGPUでも実用的なfpsが出ます。AMD・Intelも含めて性能が拮抗します。
ハードウェアレイトレ(HW RT)
反射・影がリアルになる代わりに重くなります。ここからNVIDIAが明確に有利で、AMDは大きく順位を落とします。
フルレイトレ(全光線追跡)
光の挙動を丸ごとシミュレートする最高峰の表現で、負荷は別次元。ネイティブでは最上位GPUでも厳しく、DLSS 4+マルチフレーム生成の活用が前提です。

以下、ラスタとレイトレの実測でそれぞれ見ていきます(高設定・ネイティブ・Ryzen 7 9800X3Dでの計測。FSR 4対応パッチ以降)。

ラスタライズ(レイトレオフ)の実測fps

レイトレオフ・高設定・ネイティブでの解像度別(1080p/WQHD/4K)のグラボ別平均fpsです(3つとも同じ目盛り)。

黒神話:悟空 フルHD・高設定・レイトレオフの平均fps(ネイティブ)

高設定・ネイティブの実測目安。ラスタはAMDも健闘し3社拮抗

RTX 5090160fps
RTX 4090132fps
RTX 5080124fps
RTX 4080 SUPER116fps
RTX 5070 Ti112fps
RX 7900 XTX110fps
RX 9070 XT108fps
RTX 4070 Ti SUPER105fps
RTX 507098fps
RX 907093fps
RTX 308092fps
RX 7800 XT91fps
RTX 407090fps
RTX 5060 Ti 16GB87fps
RTX 307076fps
RTX 506074fps
RX 9060 XT68fps
RX 760062fps
RTX 3060 12GB58fps
RTX 505056fps

黒神話:悟空 WQHD・高設定・レイトレオフの平均fps(ネイティブ)

高設定・ネイティブの実測目安。RX 9070 XTがRTX 5070 Ti並みに健闘

RTX 5090130fps
RTX 4090107fps
RTX 508099fps
RTX 4080 SUPER89fps
RTX 5070 Ti87fps
RX 7900 XTX84fps
RX 9070 XT83fps
RTX 4070 Ti SUPER80fps
RTX 507075fps
RX 907070fps
RTX 308070fps
RX 7800 XT69fps
RTX 407068fps
RTX 5060 Ti 16GB66fps
RTX 307057fps
RTX 506056fps
RX 9060 XT52fps
RX 760046fps
RTX 3060 12GB43fps
RTX 505042fps

黒神話:悟空 4K・高設定・レイトレオフの平均fps(ネイティブ)

高設定・ネイティブの実測目安。4Kは重く、高fpsはDLSS併用が前提

RTX 509086fps
RTX 409066fps
RTX 508060fps
RTX 4080 SUPER57fps
RTX 5070 Ti56fps
RX 7900 XTX56fps
RX 9070 XT56fps
RTX 4070 Ti SUPER51fps
RTX 507049fps
RX 907045fps
RTX 308045fps
RX 7800 XT44fps
RTX 407044fps
RTX 5060 Ti 16GB41fps
RTX 307036fps
RTX 506034fps
RX 9060 XT31fps
RX 760029fps
RTX 3060 12GB27fps
RTX 505025fps

ラスタライズなら、WQHDはRTX 5070クラスで75fps前後、RTX 5060 Ti 16GBでも約66fpsと実用的。RX 9070 XTがRTX 5070 Ti並みに健闘するなど、AMDも好成績です。1080pならミドルGPUでも100fps前後と余裕。一方、4Kネイティブは一段重く、RTX 5070 Tiで約56fps、RTX 5090でも86fps止まり。4K高fpsはDLSSの併用が前提になります。

レイトレを入れるとNVIDIAが圧倒する

レイトレを有効にすると景色は一変しますが、負荷も跳ね上がり、AMDが大きく順位を落とします。下はハードウェアレイトレ(中設定)・WQHD・ネイティブの平均fpsです。

黒神話:悟空 WQHD・ハードレイトレ(中)の平均fps(ネイティブ)

ハードRT・ネイティブの実測目安。AMDはRTで大きく落ちる(要DLSS/FSRでの底上げ)

RTX 509088fps
RTX 409074fps
RTX 508068fps
RTX 4080 SUPER58fps
RTX 5070 Ti52fps
RTX 4070 Ti SUPER46fps
RTX 507042fps
RTX 407036fps
RX 7900 XTX35fps
RX 9070 XT31fps
RTX 308030fps
RTX 307024fps
RX 7800 XT18fps
RTX 3060 12GB16fps
RX 760012fps

注目はRX 9070 XT(31fps)。ラスタではRTX 5070 Ti並みなのに、レイトレでは半分以下に落ち込みます。ラスタはAMDも互角、レイトレはNVIDIAが圧倒——これが黒神話:悟空の特徴です。レイトレ重視なら、迷わずNVIDIAのRTXシリーズを選びましょう。

フルレイトレは「DLSS 4+フレーム生成」が前提

最高峰のフルレイトレ(全光線追跡)は、ネイティブでは最上位GPUでも実用域に届きません。そこで効くのがDLSS 4+マルチフレーム生成(MFG)。これを使うと、4Kでも一気に実用域へ伸びます。

GPU4K・フルレイトレ・最高(DLSS 4+フレーム生成)
RTX 5090240fps以上
RTX 5080150fps以上
RTX 5070 Ti130fps以上
RTX 5070110fps以上

RTX 50シリーズは最大4倍のマルチフレーム生成が使えるため、4Kフルレイトレでも高fpsを実現できます。逆に言えば、フルレイトレを4Kで楽しむならRTX 50シリーズ(とVRAM 16GB)がほぼ必須。RTX 40シリーズはフレーム生成が2倍までのため、同じ条件では一歩譲ります。

公式の推奨スペック

Game Scienceが公開している動作環境の目安です。

目標GPUVRAM
最低(1080p・低)GTX 1060 / RX 5806GB
推奨(1080p・高・レイトレオフ)RTX 2060 SUPER / RX 5700 XT8GB
4K+レイトレRTX 4070 / RTX 4080 SUPER12〜16GB

ストレージは約130GBが必要です。SSD(NVMe)の空き容量に余裕を見ておきましょう。

VRAMとメモリ

レイトレ・4KはVRAM 16GB
黒神話:悟空はレイトレONで10GBを超えるVRAMを要求します。レイトレや4K・高精細テクスチャを楽しむなら、VRAM 16GB(RTX 5070 Ti以上)が安心です。8GBはフルHD・レイトレオフ前提に。
メモリは32GB
重量級タイトルなので、メモリは32GBを基準に。配信やマルチタスクでも余裕が持てます。
メモリ速度はDDR5-6000
Ryzenなら6000がInfinity Fabricと同期する基準点。混雑シーンの安定にも効きます。

DLSS 4・FSR 4・フレーム生成

高画質を快適に動かす技術選びが、GPU選びと直結します。

DLSS 4(超解像+マルチフレーム生成)
RTX 50シリーズは最大4倍のフレーム生成に対応。フルレイトレを4Kで快適にする決め手です。RTX 40は2倍まで。
FSR 4(RDNA 4=RX 9000シリーズ)
AMDの最新アップスケーリング。FSR 4対応パッチで画質・性能が向上しました。ただしレイトレ性能自体はNVIDIAが上です。
XeSS 2.0(Intel Arc)
Intel環境はXeSS 2.0に対応。いずれにせよ、レイトレ重視ならNVIDIAが頭一つ抜けています。

公式ベンチマークツールで事前に確認できる

黒神話:悟空には、無料の公式ベンチマークツールSteam・約7GB)があります。ゲーム本編の一場面を実際に描画し、画質設定やアップスケーリング(DLSS/FSR/XeSS/TSR・フレーム生成)を変えながら、自分のPCで何fps出るかを事前に確認できます。

買う前・組む前の確認に
気になる構成のfpsを設定別に試せます。BTOを選ぶときの目安にも便利です。
最適な設定探しに
レイトレやアップスケーリングのオン・オフでfpsがどう変わるかを比較し、自分の快適ラインを見つけられます。
結果はあくまで目安
決まった場面を再生する仕組みなので、実際のプレイ(戦闘や広いエリア)はこれより重くなることがあります。数回回して安定した数値を見るのがおすすめです。

CPUの役割とフレーム生成の注意

黒神話:悟空は重量級で、基本的にGPU律速です。とくにWQHD/4Kやレイトレでは、fpsを決めるのはGPU。CPUは新しめのミドル〜ハイ(Ryzen 7/Core i7クラス)があれば十分で、4K主体ならCPUの差はあまり出ません。X3D(7800X3D/9800X3D)が効くのは、フルHDで高fpsを狙うときや混雑したエリアの安定です。

また、フレーム生成(DLSS/FSR)は表示を滑らかにする一方、入力遅延がわずかに増えます。本作はアクションで、ボス戦の回避(ドッジ)はタイミングが重要。多くの人は問題なく遊べますが、操作の重さが気になるときは、フレーム生成より先に超解像(DLSS Qualityなど)や設定で”素のfps”を上げると、遅延を抑えつつ快適になります。

予算別の構成例(パーツ実例)

遊び方別の具体的なパーツ構成です。価格は2026年6月時点のBTO完成品の目安で、メモリ・GPU高騰で変動が大きいため、最新は各メーカーで確認してください。

フルHD/WQHD・ラスタ中心/約27〜33万円
Ryzen 7 7800X3D(または Core i7-14700)+ RTX 5070 + 32GB DDR5-6000 + 750W電源。ラスタや軽めのレイトレを、DLSS併用で快適に。
WQHD・フルレイトレ(本命)/約36〜45万円
Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti(16GB)+ 32GB DDR5-6000 + 750W電源。WQHDでフルレイトレ、DLSS 4+フレーム生成で滑らかに楽しめる本命構成。
4K・フルレイトレ快適/約50〜65万円
Ryzen 7 9800X3D + RTX 5080(予算が許せば 5090)+ 32GB DDR5-6000 + 850W電源。DLSS 4+MFGで4Kフルレイトレを高fpsで。

ストレージは1TB以上のSSD(NVMe)が目安(本体だけで約130GB)。

BTOで買うなら、各社の高性能帯が狙い目です。

重い設定を見極める

fpsが足りないときは、効果の大きい順に見直します。

フルレイトレ→ハードRT→オフ
最も重いのがフルレイトレ。ハードRTや、思い切ってオフにすると大きく軽くなります。
DLSS/FSRを併用する
超解像(クオリティ〜バランス)+フレーム生成で、画質を保ちつつfpsを底上げ。4Kでは特に効果大です。
影・ボリュメトリック効果を下げる
重いわりに見た目の差が小さい項目から下げると、効率よくfpsを稼げます。

よくある失敗

ラスタの成績だけでAMDを選ぶ
黒神話:悟空はラスタではAMDも健闘しますが、レイトレで大きく落ちます。レイトレを楽しむならNVIDIAが無難です。
VRAM 8GBでレイトレ・4Kに挑む
レイトレONは10GB超を要求。VRAM不足はカクつき・テクスチャ崩れの原因です。レイトレ・4KはVRAM 16GBを基準に。
フルレイトレをネイティブで動かそうとする
ネイティブのフルレイトレは最上位GPUでも厳しいです。DLSS 4+フレーム生成の活用が前提と考えましょう。
フレーム生成非対応の旧GPUで4Kフルレイトレ狙い
4Kフルレイトレ快適には最大4倍のMFGが効きます。狙うならRTX 50シリーズ+VRAM 16GBを。

よくある質問

Q.黒神話:悟空にAMDとNVIDIA、どちらが良いですか?

A.ラスタライズ(レイトレオフ)ではRX 9070 XTがRTX 5070 Ti並みに健闘し、AMDも好成績です。ただしレイトレを有効にするとAMDは大きく順位を落とすため、レイトレやフルレイトレを楽しむならNVIDIAのRTXシリーズが圧倒的に有利です。

Q.フルレイトレを4Kで快適に動かすには?

A.ネイティブでは最上位GPUでも厳しいため、DLSS 4+マルチフレーム生成が前提です。RTX 5080以上+VRAM 16GBが本命。RTX 50シリーズは最大4倍のフレーム生成が使えるため、同価格帯でも有利です。

Q.VRAMは何GB必要ですか?

A.レイトレONで10GBを超えるVRAMを要求するため、レイトレや4Kを楽しむならVRAM 16GB(RTX 5070 Ti以上)が安心です。8GBはフルHD・レイトレオフが前提になります。

Q.WQHDでのおすすめGPUは?

A.ラスタや軽めのレイトレならRTX 5070クラス、フルレイトレまで楽しむならRTX 5070 Ti(16GB)+DLSSが本命です。

まとめ・次に読みたい記事

黒神話:悟空は、ラスタ/ハードRT/フルレイトレの「3つの重さ」で必要GPUが激変するタイトルです。ラスタならRTX 5070クラスでコスパよく、レイトレを楽しむならNVIDIA一択。フルレイトレまで快適に味わうなら、RTX 5070 Ti〜5080以上+VRAM 16GB+DLSS 4・フレーム生成が基準です。遊びたい画質を先に決めて、無駄なく選びましょう。