『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ)は、2026年10月2日に発売されるシリーズナンバリング最新作です。前作『ACE COMBAT 7』から7年ぶり、開発はバンダイナムコエイセス。PS5・Xbox Series X|S・Steamのマルチプラットフォームで展開されます。

このタイトル、PC版の動作環境がかなり異例です。「重い」という一言では済まない性質の要求が並んでいて、性能は足りているのに起動すらできないPCが大量に発生します。この記事では、公開されている公式動作環境を一つずつ読み解いたうえで、2026年8月時点の実売価格をもとに現実的な構成を提示します。

先に結論(編集部のおすすめ)

まだ発売前で実測ベンチマークは存在しないため、以下は公式動作環境を現行世代のパーツに読み替えた構成です。価格は2026年8月時点のBTO完成品の目安になります。

遊び方の目安GPUCPUメモリ
1080p・低〜中設定で動けばよいRTX 5060Ryzen 5 7600 / Core i5-14400F32GB
1080p〜WQHD・中〜高設定(本命)RTX 5060 Ti 16GBRyzen 7 7700 / Core i5-14600KF32GB
WQHD高画質〜4K入門RTX 5070Ryzen 7 770032GB
4K・60fps・高設定(公式「高」相当)RTX 5070 TiRyzen 7 7700〜7800X3D32GB

多くのタイトルでは「予算が厳しければメモリを16GBに落として、その分GPUを上げる」という調整が効きます。エースコンバット8ではその手が使えません。推奨の時点で32GBが指定されているうえ、後述するとおりストレージも125GBのSSDが必須です。ここを削れないぶん、同じ予算で買えるGPUのグレードが一段下がる、と考えておいてください。

公式動作環境は3段階ある(Steamには2段階しか載っていない)

まず前提の整理です。バンダイナムコが公開しているPC版の動作環境は、次の3段階です。

項目最低推奨
OSWindows 11(64bit)Windows 11(64bit)Windows 11(64bit)
CPUCore i7-10700K / Ryzen 5 3600XCore i7-12700K / Ryzen 5 5600XCore i7-13700K / Ryzen 5 7600X
メモリ16GB32GB32GB
GPURTX 2060(6GB)/ RX 6600 XT(8GB)RTX 3070(8GB)/ RX 6800(16GB)RTX 4080(16GB)/ RX 7900 XTX(24GB)
DirectXVersion 12Version 12Version 12
ストレージ125GB(SSD必須)125GB(SSD必須)125GB(SSD必須)
想定する動作1080p・低設定・30fps(アップスケール使用)1080p・中設定・60fps(アップスケール使用)4K・高設定・60fps(アップスケール使用)

ここでひとつ注意があります。Steamのストアページに載っているのは「最低」と「推奨」の2段階だけです。Steamのシステム要件欄はもともと2段階しか用意されていない仕様のため、4K向けの「高」は公式サイト側にしか掲載されていません。Steamだけを見て「推奨がRTX 3070なら余裕だ」と判断すると、4Kで遊ぶつもりだった人は大きく読み違えます。

そしてこの3段階とは別に、全段階に共通する必須条件が明記されています。

ハードウェアレイトレーシング対応のグラフィックボード
「対応していると望ましい」ではなく必須条件です。これが今回いちばん大きな関門になります。
Shader Model 6.6以上に対応したDirectX 12
レイトレーシング要件と実質セットで、対応GPUの世代を切る条件になっています。
SSD(HDD不可)
容量125GBという数字だけでなく、SSDであること自体が要件に含まれています。
Windows 11(64bit)
最低構成の欄からしてWindows 11です。Windows 10は動作環境に記載がありません。

最大の関門はレイトレ必須。GTX 1080 Tiでも起動できません

エースコンバット8のPC版でいちばん重要なのがここです。ハードウェアレイトレーシングに対応していないGPUは、性能がどれだけ高くても対象外になります。

メーカー条件を満たすGPU条件を満たさないGPU
NVIDIAGeForce RTX 20シリーズ以降(RTX 2060以上)GeForce GTX 16 / 10 / 900シリーズ以前
AMDRadeon RX 6000シリーズ以降Radeon RX 5000 / Vega / RX 500 / RX 400シリーズ
IntelArc Aシリーズ以降(A380・A750・A770・Bシリーズ)Iris Xe以前の内蔵GPU、UHD Graphics

この線引きで真っ先に問題になるのが、GeForce GTX 1080 Tiです。2017年発売ながらラスタライズ性能はRTX 3060に匹敵し、いまも現役で使っている人が少なくない名機ですが、RTコアを持たないためエースコンバット8では起動できません。同じく人気の高かったGTX 1660 SUPERやGTX 1070も同様です。

紛らわしいのが、GTX 16シリーズとGTX 10シリーズの一部は、ドライバ経由でDirectX Raytracing(DXR)を「動かすことはできる」という点です。NVIDIAが2019年にソフトウェア実行のDXR対応を追加したためで、対応表では「レイトレーシング対応」と書かれていることもあります。しかしこれは専用ハードウェアによる処理ではなく、あくまでシェーダーによる代替実行です。エースコンバット8が要求しているのは「ハードウェアレイトレーシング対応」なので、この条件は満たしません。

AMD側ではRadeon RX 5700 XTが同じ立場です。RDNA 1世代にはレイトレーシング用のアクセラレータが搭載されていないため、性能に関係なく対象外になります。RDNA 2のRX 6000シリーズからが対象です。

なお、条件を「満たす」ことと「快適に遊べる」ことは別です。Ryzen 8000GシリーズのRadeon 780MのようなRDNA 3世代の内蔵GPUは、仕様上はレイトレーシングに対応していますが、最低構成のRTX 2060にすら遠く及びません。起動条件をクリアするだけでは意味がない点は押さえておいてください。

Windows 10のままでは動きません

Windows 10の期限そのものについては、ドライバ提供の終了時期も含めてWindows 10でゲームはいつまで遊べるかに整理しました。

見落とされがちですが、こちらも影響の大きい条件です。公式の動作環境は、最低構成の時点でOSがWindows 11(64bit)と指定されており、Windows 10の記載がありません。

Windows 10は2025年10月14日にサポートが終了しています。それから1年近く経ってのタイトルなので、開発側がWindows 11のみを対象にするのは自然な判断です。ただ、レイトレーシング対応GPUを積んでいてもOSがWindows 10のまま、というPCは現実にはかなりあります。GPU要件をクリアしていても、そこで止まる可能性があることは意識しておいてください。

「アップスケール使用」が全段階の前提、という意味

3段階の動作環境をもう一度見てください。想定する動作の欄に、すべて「アップスケール使用」と書かれています。ここはさらっと流されがちですが、意味はかなり重いです。

DLSSやFSRといったアップスケーリングは、内部的に低い解像度で描画してから、AIや専用のアルゴリズムで目標解像度まで引き伸ばす技術です。たとえば1080p出力で品質モードを使うと、実際に描画しているのは1280×720相当になります。fpsが稼げるのは、描く量そのものを減らしているからです。

つまり公式の推奨は、「RTX 3070でネイティブ1080p・中設定・60fps」ではなく、「RTX 3070で内部720p相当まで落として1080p・中設定・60fps」と読むのが正確です。ネイティブ描画で同じ数字を出そうとすれば、さらに上のGPUが必要になります。

これは4K向けの「高」段階でも同じです。RTX 4080クラスをもってしても、4K・高設定・60fpsはアップスケーリングありきの数字です。「RTX 4080を積めば4Kネイティブで動く」わけではありません。

なお、2026年8月時点でDLSSやFSRの具体的な対応バージョン、フレーム生成に対応するかどうかは公表されていません。近年のUnreal Engine 5タイトルはフレーム生成に対応する例が多いものの、現時点では確定情報ではないため、「フレーム生成で稼げる前提」でGPUを選ぶのは避けたほうが安全です。

なぜ重いのか。独自クラウドエンジン「Cloudly」と多層の雲

要求スペックの高さの背景を理解しておくと、設定を詰めるときの判断がしやすくなります。

エースコンバット8はUnreal Engine 5で開発されており、動的なグローバルイルミネーションであるLumenが使われています。レイトレーシングが必須条件になっているのは、Lumenをハードウェアレイトレーシングモードで動かしていることが大きな理由だと考えられます。

そしてもうひとつ、本作固有の要素が独自クラウドエンジン「Cloudly」です。バンダイナムコはこれをシリーズ史上最高レベルの空の表現と位置づけており、多層構造の雲、ブロッケン現象、ゴッドレイといった大気表現を実現しています。雲海のなかを飛び抜ける、雲の回廊を縫うように機動する、といった演出は本作の目玉です。

ここがPC負荷の観点で厄介です。ボリュメトリックな雲の描画は、光線を少しずつ進めながら密度を積算していく処理で、GPUへの負荷が非常に高い部類に入ります。しかも空戦ゲームは、視界の大半が空と雲です。

一般的なタイトルなら「重くなるのは特定のマップや特定の演出のときだけ」で済みますが、エースコンバット8では重い要素が画面のほぼ全域に常時映り続けます。バンダイナムコ自身も、最低構成について「負荷の高い場面ではフレームレートが低下することがある」と注記しています。平均fpsは出ていても、雲が濃く重なる場面や爆発が同時多発する場面で落ち込みやすい構造だと考えておくのが妥当です。

公式要件が示しているのは「はっきりしたGPU律速」

動作環境の3段階を、CPUとGPUに分けて眺めると面白いことがわかります。

段階GPUCPU想定解像度
推奨RTX 3070Core i7-12700K / Ryzen 5 5600X1080p・60fps
RTX 4080Core i7-13700K / Ryzen 5 7600X4K・60fps
おおよそ2倍以上の性能差1〜2割程度の性能差画素数で4倍

1080pから4Kへ、画素数で4倍の負荷になっても、要求されるCPUはほとんど変わっていません。伸びているのはGPUだけです。これは典型的なGPU律速のタイトルであることを示しています。

実務的な意味はシンプルで、同じ予算ならGPUに寄せたほうが得ということです。Ryzen 7 7800X3DのようなX3D系CPUに予算を割いても、エースコンバット8に限ればリターンは小さいと考えられます。CPUの単体性能で上限が決まるCounter-Strike 2のようなタイトルとは、正反対の性格です。

とはいえCPUを軽視してよいわけではありません。最低構成のCore i7-10700Kは8コア16スレッド、Ryzen 5 3600Xは6コア12スレッドです。4コアCPUは最初から対象外で、6コア12スレッドが実質的な下限になります。

メモリ32GBが、2026年にはいちばん痛い要求

推奨の時点でメモリ32GBが指定されている点は、素直に厳しい条件です。

ゲーミングPCのメモリは長らく16GBが標準でしたが、2025年10月末から始まったDDR5の急騰でこの前提が崩れました。2026年1月をピークにやや落ち着いたものの、高騰前の水準には戻っておらず、高止まりが続いています。以前なら16GBと32GBの差額は誤差の範囲でしたが、いまはBTOのオプション価格でもはっきり効いてきます。

それでも、エースコンバット8に関しては32GBを削れません。公式が推奨で指定している以上、16GBは「最低構成で低設定・30fps」の側の話になります。予算が足りないなら、メモリを削るのではなくGPUのグレードを一段下げてください。

メモリ相場の背景についてはメモリ・SSD不足が2028年まで続く見通しに、規格や容量の考え方はメモリの選び方にまとめています。

VRAM 8GBで足りるのか

推奨構成のGPU欄をよく見ると、妙な点があります。

NVIDIA側の推奨はRTX 3070(8GB)
現行世代でいうRTX 5060 Tiの8GB版と同じVRAM容量です。
AMD側の推奨はRX 6800(16GB)
同じ「推奨」なのに、VRAM容量が倍あります。

これは単純にAMDのラインナップ上、RTX 3070と性能が近いカードがたまたま16GBだった、という事情もあります。ただし2026年のUnreal Engine 5タイトルでは、1080pでもVRAMを10GB以上消費する例が報告されており、8GBが余裕をもって足りる状況ではありません。ボーダーランズ4は1080pでVRAM 11GBを消費する例が確認されています。

エースコンバット8は125GBという容量が示すとおりテクスチャの物量も大きく、レイトレーシングも常時走ります。新規に買うなら16GB以上のVRAMを選んでおくのが安全です。

注意しておきたいのが、2026年8月時点でRTX 5060 Tiの8GB版と16GB版の価格差が3万円以上に開いていることです。以前のように「差額が1万円程度なら迷わず16GB」とは言えなくなりました。それでも結論は変わりません。差額がわずかだから選ぶのではなく、差額を払ってでも必要だから選ぶ、という判断になります。

ストレージは125GBのSSDが必須

容量125GBはそれ自体が大きいですが、注目すべきはSSDであることが要件に含まれている点です。HDDへのインストールは想定されていません。

そして125GBは、あくまでインストール直後の数字です。実際にはアップデートの適用時に一時的な作業領域が必要になりますし、Steamのシェーダーキャッシュも蓄積されていきます。500GBのSSDでは、このタイトル1本で容量の4分の1以上を占有する計算です。ほかにもゲームを入れるなら、1TB以上を前提にしてください。

ストレージ不足はSteamの更新失敗の典型的な原因でもあります。詳しくはSteamの更新が「十分な空き容量がありません」で失敗する原因ストレージ(SSD)の選び方をご覧ください。

BTOの最安構成は、このゲームでは使えません

ここが実際の買い物でいちばん効いてくる話です。

BTOメーカーの「RTX 5060 Ti搭載機が23万円台から」といった最安価格は、たいてい16GBメモリ・500GB SSD・旧世代CPU・DDR4のいずれかを含む割り切り構成です。2026年8月時点のドスパラを例にとると、RTX 5060 Ti 16GB搭載機の最安はRyzen 7 5700X+16GB DDR4+500GBという構成になっています。

この構成、エースコンバット8ではメモリもストレージも要件を満たしていません

メモリ16GB → 推奨は32GB
16GBは「最低構成・低設定・30fps」側の想定です。中設定・60fpsを狙うなら足りません。
500GB SSD → 本作だけで125GB
OSと合わせると残りは300GB前後。ほかのゲームを入れるとすぐ苦しくなります。

つまりエースコンバット8を基準にPCを選ぶ場合、各GPU帯の最安価格はそのまま参考にできません。32GB・1TBまで引き上げた構成の価格で比較する必要があり、実売でおおむね3〜5万円上乗せされると考えておいてください。「あの店なら23万円で買える」という情報をそのまま持ち込むと、確実に予算がずれます。

現行GPUへの読み替え表

公式動作環境に出てくるGPUは、いずれも1〜3世代前のモデルです。いま買うなら何を狙えばよいかをまとめました。

公式表記現行世代で狙うなら補足
RTX 2060 6GB(最低)RTX 5060現行のエントリーでも最低要件は上回りますが、VRAM 8GBに余裕はありません
RTX 3070 8GB(推奨)RTX 5060 Ti 16GB検証によって差は開きますが、おおむね同等〜2割ほど上。VRAMは倍になります
RTX 4080 16GB(高・4K)RTX 5070 Tiおおむね同等クラス。余裕を見るならRTX 5080
RX 6600 XT 8GB(最低)RX 9060 XT 8GB現行エントリーでも最低要件は超えます。ただし8GB版は避けたいところです
RX 6800 16GB(推奨)RX 9060 XT 16GBラスタライズではRX 6800が1割ほど上ですが、レイトレ性能はRDNA 4が上回ります
RX 7900 XTX 24GB(高・4K)RX 9070 XTラスタライズでは5〜13%届かないものの、レイトレでは10%前後上回ります

Radeonの読み替えには注意が必要です。RX 9070 XTはラスタライズ性能だけを見るとRX 7900 XTXに5〜13%ほど届かず、RX 9060 XT 16GBも同様にRX 6800をラスタライズでは1割ほど下回ります。カタログ上は「格下げ」に見えるのですが、レイトレーシング性能ではRDNA 4世代が明確に上です。エースコンバット8はレイトレーシングが常時走るタイトルなので、この読み替えで問題ありません。逆にいうと、中古で旧世代のRadeonを安く買う判断は本作では裏目に出やすいということでもあります。

予算別の構成例

2026年8月時点のBTO完成品の目安です。メモリ・SSD・GPUのいずれも価格変動が激しい局面なので、最新価格は各メーカーで必ず確認してください。

とにかく動かす(1080p・低〜中設定)/約20〜23万円
RTX 5060 + Ryzen 5 7600 または Ryzen 7 5700X + 32GB + 1TB NVMe SSD + 650W電源。公式の最低構成は超えますが、雲が濃い場面での落ち込みは覚悟が必要です。セール時期を狙えば20万円を切る構成も出ます。
本命(1080p〜WQHD・中〜高設定)/約24〜29万円
RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 7700 + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 650〜750W電源。公式推奨のRTX 3070を現行世代に置き換えた構成で、VRAMが16GBになるぶん余裕があります。費用対効果はここがピークです。
WQHD高画質〜4K入門/約29〜38万円
RTX 5070 + Ryzen 7 7700 + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 750W電源。同じ構成でもセールと通常価格で8万円近く開くことがある価格帯なので、急がないなら時期を選ぶ価値が大きいです。
4K・60fps・高設定(公式「高」相当)/約36〜46万円
RTX 5070 Ti + Ryzen 7 7700〜7800X3D + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 850W電源。RTX 5070 Tiの最安構成は16GB・500GBであることが多く、本作の要件に合わせると価格が上がります。ショップ間の差が最も大きい帯なので、複数社の比較は必須です。

予算帯ごとの選び方は30万円台のゲーミングPC40万円台のゲーミングPCに詳しくまとめています。

実測fpsはまだ存在しません

念のためはっきり書いておきます。エースコンバット8は2026年8月時点で未発売であり、実測ベンチマークは一切公開されていません。体験版やベンチマークツールの配信予定も、現時点では発表されていません。

にもかかわらず、検索すると「RTX 5070なら4Kで90fps」といった具体的なfps表を載せている記事が見つかります。これらはすべて、公式動作環境から逆算した推定値です。推定そのものが悪いわけではありませんが、測定条件が書かれていない数字を実測値と誤解しないようにしてください。

現時点で確実に言えるのは、公式が示した3段階と必須条件だけです。この記事でも、fpsの断定は避けています。実測が出そろうのは発売後、早くても2026年10月以降になります。

そのほか押さえておきたいこと

VRには非対応
プロデューサーが公式に、VRサポートは行わないと明言しています。『ACE COMBAT 7』のVRモードを期待していた人は注意してください。
マルチプレイは対戦・協力の両方に対応
Steamのストアページではオンラインでの対戦プレイと協力プレイ、さらにクロスプラットフォームプレイに対応と記載されています。
Denuvo Anti-Tamperを搭載
バンダイナムコが搭載を認めています。性能への影響はタイトルごとに異なるため断定できませんが、PC構成を頻繁に変える人はアクティベーションの扱いを把握しておくと安心です。
早期購入特典で『ACE COMBAT ZERO』が付属
予約・早期購入特典として『エースコンバット・ゼロ ザ・ベルカン・ウォー』の移植版と、プレイアブル機体のF-14Aが付きます。
デラックス版は3日早く遊べます
Deluxe Editionを購入すると、通常発売日の10月2日より前、9月29日からアーリーアクセスで開始できます。
Steam版の価格
通常版が9,790円、Deluxe Editionが11,990円です(2026年8月時点の日本向け表示価格)。

よくある失敗

GTX 1080 Tiで動くと思い込む
本作でいちばん多くなりそうな誤解です。ラスタライズ性能は十分でも、ハードウェアレイトレーシング非対応なので起動できません。GTX 16シリーズやRX 5700 XTも同じです。
Steamの推奨欄だけ見て4Kの計画を立てる
Steamには最低と推奨の2段階しか載っていません。4K向けの「高」段階はRTX 4080クラスを要求します。
「推奨スペック=ネイティブで快適」と読む
全段階がアップスケーリング使用前提の数値です。ネイティブ描画で同じfpsを出すには、さらに上のGPUが必要になります。
メモリを16GBに削ってGPUに回す
ほかのタイトルなら有効な調整ですが、本作は推奨で32GBが指定されています。削るならGPUのグレードのほうです。
BTOの最安構成をそのまま買う
各GPU帯の最安価格は16GBメモリ・500GB SSDの割り切り構成であることが多く、本作の要件を満たしません。32GB・1TBに引き上げた価格で比較してください。
Windows 10のまま買い替えを済ませたと思う
GPUを新調しても、OSがWindows 10なら動作環境を満たしません。Windows 11へのアップグレードもあわせて確認してください。

よくある質問

Q.エースコンバット8の推奨スペックはどれくらいですか?

A.公式の推奨はWindows 11・Core i7-12700K または Ryzen 5 5600X・メモリ32GB・RTX 3070(8GB)または RX 6800(16GB)・SSD 125GBで、1080p・中設定・60fps(アップスケール使用)が想定されています。現行世代に読み替えると、RTX 5060 Ti 16GBクラスとRyzen 7 7700あたりが目安です。

Q.GTX 1660 SUPERやGTX 1080 Tiでも遊べますか?

A.遊べません。本作はハードウェアレイトレーシング対応のグラフィックボードが必須条件で、GTX 16シリーズやGTX 10シリーズはRTコアを搭載していないため対象外です。ドライバによるソフトウェアDXRには対応していますが、これは要件を満たしません。GeForceならRTX 20シリーズ以降、RadeonならRX 6000シリーズ以降、IntelならArc Aシリーズ以降が必要です。

Q.Windows 10でも動きますか?

A.公式の動作環境にWindows 10の記載はなく、最低構成の時点でWindows 11(64bit)が指定されています。Windows 10は2025年10月にサポートが終了しているため、GPU要件を満たしていてもOSのアップグレードが必要になります。

Q.メモリは16GBでは足りませんか?

A.16GBは最低構成(低設定・1080p・30fps)の想定です。推奨と高の段階ではどちらも32GBが指定されています。中設定・60fps以上を狙うなら32GBを前提にしてください。予算が厳しい場合は、メモリではなくGPUのグレードを下げる調整をおすすめします。

Q.「アップスケール使用」と書かれているのはどういう意味ですか?

A.DLSSやFSRなどのアップスケーリング技術を有効にした状態での目標値、という意味です。内部的には目標解像度より低い解像度で描画してから引き伸ばしています。つまりネイティブ描画で同じfpsを出すには、記載よりも上のGPUが必要になります。なお2026年8月時点で、DLSSやFSRの対応バージョンやフレーム生成の可否は公表されていません。

Q.4Kで遊ぶにはどのGPUが必要ですか?

A.公式の「高」段階ではRTX 4080(16GB)または RX 7900 XTX(24GB)が指定されており、4K・高設定・60fps(アップスケール使用)が想定されています。現行世代ならRTX 5070 TiやRX 9070 XTがおおむね同等クラスです。余裕を持たせるならRTX 5080を検討してください。

Q.CPUは何を選べばいいですか?

A.画質を1080pから4Kに上げても公式の要求CPUはほとんど変わっておらず、はっきりGPU律速のタイトルです。Ryzen 7 7700やCore i5-14600KFクラスがあれば十分で、X3D系CPUに予算を割いても本作へのリターンは小さいと考えられます。ただし最低構成が6コア12スレッドなので、4コアCPUは対象外です。

Q.ストレージはどれくらい必要ですか?

A.公式要件は125GBで、SSDであることも必須条件です。HDDは対象外です。アップデート時の作業領域やSteamのシェーダーキャッシュも増えていくため、500GBのSSDだと本作だけで4分の1以上を占有します。ほかのゲームも入れるなら1TB以上を推奨します。

Q.VRには対応していますか?

A.対応していません。プロデューサーが公式にVRサポートを行わないと明言しています。『ACE COMBAT 7: SKIES UNKNOWN』にはVRモードがあったため誤解されやすい点ですが、本作には搭載されません。

Q.ノートPCでも遊べますか?

A.レイトレーシング対応のGPUを搭載したゲーミングノート、具体的にはRTX 40シリーズやRTX 50シリーズのノート向けモデルであれば要件は満たします。ただし本作はGPU律速でメモリも32GB要求のため、同じ型番でもTGP(消費電力上限)が低いモデルでは性能が伸びません。詳しくはゲーミングノートのTGPとMUXスイッチをご覧ください。

まとめ・次に読みたい記事

エースコンバット8のPC版は、「重い」というより「前提条件が厳しい」タイトルです。GPUの性能グラフだけを見ていると判断を誤ります。

押さえるべきは4点です。ひとつ、ハードウェアレイトレーシング対応GPUが必須で、GTX 1080 Tiのような高性能な旧世代カードでも起動できないこと。ふたつ、Windows 11が必須であること。みっつ、公式の数値がすべてアップスケーリング前提であり、ネイティブ描画の話ではないこと。よっつ、メモリ32GBとSSD 125GBという要求のせいで、BTOの最安構成がそのままでは使えないこと。

このうち最初の2つは、性能ではなく世代で線が引かれる条件です。手持ちのPCが該当するかどうかを、いま確認しておいてください。買い替えが必要だと分かったなら、発売直前の駆け込みより、セール時期を狙ったほうが数万円単位で変わります。

構成の本命は、RTX 5060 Ti 16GB+Ryzen 7 7700+メモリ32GB+1TB SSDです。4Kを狙うならRTX 5070 Tiまで引き上げてください。