『AION2(アイオン2)』は、韓国のNC(旧NCSOFT)が手がける、自由飛行と空中戦が特徴のMMORPGです。日本を含むグローバル版のPC配信は2026年9月30日から早期アクセス開始、同年10月5日に無料の正式配信を予定しており、現在は事前登録受付中の段階です。一方、韓国・台湾では2025年11月19日から先行稼働しており、実際のプレイデータがすでに蓄積されています。この記事は、公式発表されているPC動作環境と、先行稼働中の韓国版の実測情報をもとに、配信開始に向けたPC選びのポイントを整理します。

先に結論(編集部のおすすめ)

公式の「推奨」表記をそのまま信じず、快適さを求めるなら一段上のGPUを検討しましょう。

遊び方CPUGPUメモリ
フルHD・標準設定(入門)Core i5-13600K / Ryzen 7 3700XRTX 3060 Ti級32GB
フルHD・快適(本命)Core i7-14700 / Ryzen 7 7700RTX 5060 Ti 16GB32GB
高画質・DLSS併用(上位)Ryzen 7 7800X3DRTX 5070以上32GB

ポイントは、公式推奨(RTX 2070)はあくまで低設定の動作ラインであること。韓国版の運営が案内する実用ラインは、RTX 3060 Ti級+メモリ32GBです。

公式「推奨」スペックの罠。実は「Low設定限定」

Steamで公開されている動作環境は次のとおりです。

階層CPUGPUメモリ備考
最小Ryzen 5 2600GTX 1050 Ti(4GB)非公開動作の最低ライン
推奨Core i7-11700 / Ryzen 7 3700XRTX 2070 / RX 5700 XT(8GB)16GBフルHD・Lowプリセット限定

ここで見落としやすいのが、「推奨」スペックにはフルHD・グラフィックプリセット「Low」という条件が明記されていることです。つまりRTX 2070クラスは、あくまで低画質設定での動作を保証するラインであり、標準〜高画質での快適動作を意味するものではありません。Unreal Engine 5製のタイトルらしく、画質を求めるなら公式推奨よりかなり上のGPUが必要になります。

韓国版の実測データ(先行稼働9か月分の参考値)

韓国・台湾版は2025年11月19日から稼働しており、実際のプレイ環境での報告が蓄積されています。RTX 5070クラスでも、既定設定では平均110fpsに届かないという報告がある一方、DLSSとフレーム生成を併用すると平均140fps以上まで伸びるとされています。

韓国公式が案内する実用ライン
RTX 3060 Ti級のGPU+メモリ32GBが、快適さの目安として案内されています。
GPUに余裕を持たせるなら
RTX 5060 Ti〜RTX 5070クラスまで視野に入れると、より安定した体験が期待できます。
自由飛行・空中戦は描画距離の負荷が大きい
空を自由に飛び回るゲーム性のため、地上を歩くだけのMMOより広い範囲を描画する必要があり、負荷が上がりやすい場面があります。

この数値は韓国版(配信から約9か月経過・パッチ適用後)の情報であり、グローバル版でも同様の傾向になるかは今後の検証が必要です。あくまで目安として捉えてください。

DLSS 4に対応済み。FSRも利用可能

DLSS 4(マルチフレーム生成)
韓国版では2025年12月のアップデートで追加されました。グローバル版でも同等の機能が提供される見込みです。
AMD FSR(フレーム生成込み)
NVIDIA以外の環境でも、フレーム生成を含むFSRが利用可能とされています。
レイトレーシングは現時点で情報なし
対応・非対応について公式な言及は確認できていません。今後の発表を待つ必要があります。

配信スケジュールと準備

事前登録受付中
日本公式サイトで事前登録が行えます(登録特典としてペットなどが案内されています)。
ファウンダーズパック:2026年7月22日発売開始
早期アクセスに関連する先行購入パックの販売が始まっています。
早期アクセス:2026年9月30日から
ファウンダーズパック購入者向けに、正式配信より5日早く先行アクセスできます。
正式配信(無料開放):2026年10月5日から
Steam・NCのクロスプラットフォームサービス「PURPLE」で配信されます。北米・南米・欧州・日本にサーバーが用意される予定です。

予算別の構成例(パーツ実例)

公式推奨の「Low設定限定」という条件を踏まえ、余裕を持った構成にしています。価格はBTO完成品の目安で、メモリ高騰により変動するため、最新は各メーカーで確認してください。

フルHD・標準設定(入門)/約20〜24万円
Core i5-13600K(または Ryzen 5 7600)+ RTX 5060 Ti 16GB + 32GB + 650W電源。韓国版の実用ライン(RTX3060Ti級)を上回る、無難な構成。
フルHD・快適(本命)/約27〜33万円
Ryzen 7 7700(または Core i7-14700)+ RTX 5070 + 32GB + 750W電源。DLSS併用で高fpsも狙える構成。
高画質・DLSS併用(上位)/約36〜45万円
Ryzen 7 7800X3D + RTX 5070 Ti以上 + 32GB + 750W電源。空中戦の多い場面でも余裕を持たせる構成。

BTOで買うなら、9月の配信開始に向けて余裕を持って準備しておくと安心です。

よくある失敗

公式推奨(RTX 2070)を鵜呑みにする
この基準はフルHD・Low設定限定です。標準〜高画質を求めるなら、RTX3060 Ti級以上を目安にしましょう。
メモリ16GBのまま組む
公式推奨は16GBですが、韓国版の実用ラインは32GBが案内されています。余裕を持たせましょう。
グローバル版と韓国版の数値差を考慮しない
この記事の実測データは韓国版(配信から約9か月)のものです。グローバル版で同じ傾向になるとは限らないため、配信開始後の情報も確認しましょう。
配信直前に慌ててPCを検討する
早期アクセスは2026年9月30日からです。BTOの納期も考慮し、余裕を持って準備しておきましょう。

よくある質問

Q.AION2はどんなゲームですか?

A.韓国のNCが手がける、自由飛行と空中戦が特徴のMMORPGです。韓国・台湾では2025年11月19日から先行稼働しており、日本を含むグローバル版は2026年9月30日から早期アクセス(ファウンダーズパック購入者向け)、同年10月5日に無料の正式配信を予定しています。

Q.公式推奨スペック(RTX 2070)で快適に遊べますか?

A.この基準は「フルHD・Low設定限定」という条件付きです。標準〜高画質で快適に遊ぶなら、RTX3060 Ti級以上を目安にしましょう。

Q.今すぐ日本で遊べますか?

A.まだです。日本を含むグローバル版は2026年9月30日から早期アクセスが始まる予定で、現在は事前登録受付中の段階です。

Q.DLSSには対応していますか?

A.先行稼働中の韓国版では2025年12月のアップデートでDLSS4(マルチフレーム生成)に対応しました。グローバル版でも同等の機能が提供される見込みです。FSRもフレーム生成込みで利用可能とされています。

Q.どれくらいのスペックがあれば安心ですか?

A.韓国版で案内されている実用ラインはRTX3060 Ti級+メモリ32GBです。余裕を持たせるなら、RTX5060 Ti〜RTX5070クラスを目安にしましょう。

まとめ・次に読みたい記事

AION2は、公式の「推奨」スペックがフルHD・Low設定限定という条件付きである点に注意が必要なタイトルです。快適に遊ぶなら、先行稼働中の韓国版で案内されているRTX3060 Ti級+メモリ32GBを目安に、余裕を持たせるならRTX5060 Ti〜5070クラスまで検討しましょう。グローバル版の早期アクセスは2026年9月30日からです。配信開始に向けて、今のうちにPCを準備しておくのがおすすめです。