『バイオハザード レクイエム(通称「バイオ9」)』は、カプコンのRE ENGINE最新作で、2026年2月27日にPC(Steam)・PS5・Xbox Series X|Sで発売されたサバイバルホラーです。壊滅したラクーンシティを舞台に、シリーズとしては初めて一人称視点と三人称視点を切り替えられるのが大きな特徴(グレイス編は一人称、レオン編は三人称がデフォルト)。そしてもう一つの目玉が、シリーズ初のパストレーシング実装です。RE ENGINEはこれまで軽量なエンジンとして知られてきましたが、本作はその中でも屈指の重さを持つタイトルになっています。この記事は、実測fpsをもとにPC選びのポイントを整理します。
先に結論(編集部のおすすめ)
パストレーシングを含む高画質を狙うかどうかで、必要なGPUが大きく変わります。フルHD・レイトレ込みで快適に遊ぶなら、RTX 5060 Ti 16GBが現実的な本命ラインです。
| 遊び方 | CPU | GPU | 目安fps(レイトレ込み) |
|---|---|---|---|
| フルHD・快適(入門) | Core i5-13400 / Ryzen 5 7600 | RTX 5060 Ti 16GB | 約105fps |
| WQHD・快適(本命) | Core i7-14700 / Ryzen 7 7700 | RTX 5070 | 約100fps |
| 4K・レイトレ込み(上位) | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070 Ti以上 | 約72fps |
ポイントは、パストレーシングやレイトレーシングを含む高画質は、GPUの性能に忠実に比例して重くなること。DLSS 4のマルチフレーム生成(RTX 50シリーズ限定)を活用すると、この重さを大きく緩和できます。
シリーズ初のパストレーシングでRE ENGINE屈指の重さに
RE ENGINEは『バイオハザード ヴィレッジ』など軽量な最適化で定評がありましたが、本作はシリーズ初のパストレーシングを実装したことで、これまでのRE ENGINEタイトルとは一線を画す重さになっています。GeForce RTX環境では、パストレーシングによる没入感の高い光の表現に加え、DLSS Ray Reconstructionで画質を補強する仕組みも用意されています。
- レイトレーシング(標準)
- 反射や間接光を強化した従来型のレイトレーシングです。パストレーシングほどではありませんが、相応の負荷があります。
- パストレーシング(最重量)
- 光の挙動をフルにシミュレートする最高峰の表現です。ハイエンドGPUでも大きくfpsが落ちるため、フレーム生成の活用が前提になります。
グラボ別の実測fps(最高設定・レイトレーシング込み・ネイティブ)
最高設定・レイトレーシング込み・ネイティブ解像度(フレーム生成なし、Ryzen 7 9800X3D使用)でのグラボ別平均fpsです。
バイオハザード レクイエム フルHD・最高設定+レイトレの平均fps(Ryzen 7 9800X3D使用)
ネイティブ解像度・レイトレーシング込みの実測目安。フレーム生成なしの素の数値
| GPU | フルHD | WQHD | 4K |
|---|---|---|---|
| RTX 5090 | 238fps | 191fps | 127fps |
| RTX 5080 | 187fps | 140fps | 84fps |
| RTX 5070 Ti | 164fps | 123fps | 72fps |
| RTX 5070 | 136fps | 100fps | 56fps |
| RTX 5060 Ti 16GB | 105fps | 76fps | 41fps |
フルHDならRTX 5060 Ti 16GBでも100fps超えと十分快適ですが、4K・レイトレ込みで60fps以上を安定させるにはRTX 5070 Ti以上が目安です。パストレーシングまで有効にする場合は、これよりさらに一段上のGPUかフレーム生成の活用が前提になります。
DLSS 4・FSR 4に両対応
- DLSS 4(NVIDIA RTX、マルチフレーム生成込み)
- RTX 50シリーズならマルチフレーム生成でネイティブの2〜2.5倍程度までfpsを伸ばせます。パストレーシングの重さを大きく緩和できる、本作で最も効果の大きい機能です。
- DLSS Ray Reconstruction
- パストレーシング・レイトレーシングの画質をAIで補強する機能です。ノイズを抑えつつ高画質を維持できます。
- AMD FSR 4(Radeon RX 9000/RX 7000シリーズ)
- 最新世代のFSR 4にも対応しており、Radeon環境でも高画質なアップスケーリングが利用できます。2026年6月22日のAdrenalin 26.6.2から、超解像はRX 7000シリーズでも使えるようになりました(フレーム生成のML版はRX 9000のみ)。詳しくはDLSS・FSR・XeSSの対応早見表をご覧ください。
- AMD FSR 3.1.5(幅広いGPUで利用可)
- FSR4非対応の環境でも、フレーム生成込みのFSR3.1.5が使えます。
CPUは現代的なモデルなら余裕あり
本作はGPU負荷が支配的なタイトルで、Ryzen 5 7600X・Core i5-12400クラスの現代的なCPUであれば、CPU側がボトルネックになる場面は多くありません。公式の推奨スペックもCore i7-8700/Ryzen 5 5500と、2018年前後の世代を基準にしているほどで、無理に最上位CPUを狙う必要性は、GPU選びほど高くないタイトルです。
公式動作環境
| 階層 | CPU | GPU | メモリ | 目標 |
|---|---|---|---|---|
| 最小 | Core i5-8500 / Ryzen 5 3500 | GTX 1660 6GB / RX 5500 XT | 16GB | 1080p・30fps |
| 推奨 | Core i7-8700 / Ryzen 5 5500 | RTX 2060 / RX 6600(8GB) | 16GB(実質32GB推奨) | 1080p・60fps |
推奨スペックのメモリは16GBと表記されていますが、実際に快適に遊ぶなら32GBを見ておくと安心です。
予算別の構成例(パーツ実例)
パストレーシングを含む高画質をどこまで求めるかで構成を分けています。価格はBTO完成品の目安で、メモリ高騰により変動するため、最新は各メーカーで確認してください。
- フルHD・快適(入門)/約20〜24万円
- Core i5-13400(または Ryzen 5 7600)+ RTX 5060 Ti 16GB + 32GB + 650W電源。レイトレ込みで100fps超えを狙える構成。
- WQHD・快適(本命)/約27〜33万円
- Ryzen 7 7700(または Core i7-14700)+ RTX 5070 + 32GB + 750W電源。レイトレ込みで安定した100fps前後を狙える構成。
- 4K・レイトレ込み/パストレ視野(上位)/約40〜50万円
- Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070 Ti以上 + 32GB + 850W電源。4K・レイトレ込みで約72fpsが目安。DLSS4のマルチフレーム生成を活用すれば、パストレーシングも視野に入る構成。
ストレージは1TB以上のSSDが目安です。BTOで買うなら、各社の高性能帯が狙い目です。
- 迷ったら定番のドスパラ(GALLERIA)
- とにかく安く狙うならフロンティア
- サポート重視ならマウス(G-Tune)
よくある失敗
- RE ENGINEだから軽いと思い込む
- 本作はシリーズ初のパストレーシング実装により、これまでのRE ENGINEタイトルより明確に重くなっています。過去作の印象で選ぶと後悔します。
- パストレーシングをネイティブで狙う
- ハイエンドGPUでも大きくfpsが落ちます。DLSS4のマルチフレーム生成(RTX50シリーズ)の活用が前提と考えましょう。
- CPUにばかり予算をかける
- 本作はGPU負荷が支配的です。現代的なCPUであれば十分なので、予算はGPUに集中させるのが効率的です。
- メモリ16GBのまま組む
- 公式表記は16GBですが、快適に遊ぶなら32GBを目安にしましょう。
よくある質問
Q.バイオハザード レクイエムはどんなゲームですか?
A.カプコンのRE ENGINE最新作のサバイバルホラーです。壊滅したラクーンシティを舞台に、シリーズ初めて一人称・三人称視点を切り替えられるのが特徴で、2026年2月27日にPC・PS5・Xbox Series X|Sで発売されました。
Q.一人称と三人称、どちらで遊ぶべきですか?
A.デフォルトでは、じっくり探索するグレイス編が一人称、アクション性の高いレオン編が三人称に設定されています。設定メニューからいつでも切り替え可能です。
Q.パストレーシングは必要ですか?
A.必須ではありません。パストレーシングはシリーズ初の最高峰表現ですが、非常に重く、ハイエンドGPUでも素の状態では大きくfpsが落ちます。DLSS4のマルチフレーム生成と組み合わせるのが前提です。
Q.推奨スペック(RTX 2060)で快適に遊べますか?
A.公式推奨のRTX2060は、レイトレーシングなしの1080p・60fps基準です。レイトレーシングを含めて快適に遊ぶなら、RTX5060 Ti 16GB以上を目安にしましょう。
Q.GPUとCPU、どちらを優先すべきですか?
A.本作はGPU負荷が支配的なタイトルです。現代的なCPU(Ryzen5 7600Xクラス以上)であれば十分なので、予算はGPUに集中させるのが効率的です。
Q.DLSSとFSR、どちらにも対応していますか?
A.対応しています。DLSS4(マルチフレーム生成含む)とFSR4、FSR3.1.5に両対応しており、NVIDIA・AMDどちらの環境でも恩恵を受けられます。FSR4の超解像は長らくRadeon RX 9000シリーズ専用でしたが、2026年6月22日のAdrenalin 26.6.2からRX 7000シリーズでも利用できるようになりました。
まとめ・次に読みたい記事
バイオハザード レクイエムは、シリーズ初のパストレーシング実装により、RE ENGINEタイトルの中でも屈指の重さを持つようになったタイトルです。フルHDで快適に遊ぶならRTX5060 Ti 16GB、4K・レイトレ込みならRTX5070Ti以上、パストレーシングまで見据えるならDLSS4のマルチフレーム生成の活用が本命。CPUは現代的なモデルであれば十分なので、予算はGPUに集中させましょう。



