『Call of Duty: Modern Warfare 4』の発売日が、2026年10月23日に決まりました。Infinity Wardが手がける現代戦の最新作で、キャンペーンは朝鮮半島の塹壕戦を軸に、ニューヨーク・パリ・ムンバイへと舞台が移ります。マルチプレイはローンチ時点で12枚の新規6v6マップ、そしてDMZモードが復活します。

対応機種はPS5・Xbox Series X|S・PC(Steam / Battle.net / Xbox app)・Nintendo Switch 2。PS4とXbox One世代は非対応です。

さて、PCで遊ぶつもりの人が気になるのは「いまのPCで動くのか」でしょう。ただし公式の動作環境はまだ公開されていません。この記事では、いま確定している情報と、前作『Black Ops 7』の公式値から読み取れることを分けて整理します。そして多くの記事が触れていない、動作環境表には載っていない必須条件についても書きます。ここでつまずく人が毎作出ています。

先に結論

前作の公式値をもとにした、現時点での目安です。MW4の公式動作環境が出た時点でこの記事は更新します。

目標CPUGPUメモリストレージ
とりあえず動かすCore i5-6600 / Ryzen 5 1400 以上GTX 1060 / RX 470 クラス8GB1TB SSD
高設定60fps(標準)Core i7-6700K / Ryzen 5 1600X 以上RTX 3060 クラス12〜16GB1TB SSD
高リフレッシュ競技・4KCore i7-10700K / Ryzen 5 5600X 以上RTX 5070 / RX 9070 XT クラス16〜32GB1TB以上 SSD

表を見て気づくのは、GPUの要求がそれほど高くないことです。高設定60fpsの目安がRTX 3060クラス。2026年8月時点のBTO最安がRTX 5060で20万4,980円という値上がり局面にあって、CoDはGPUを盛らなくてよい数少ないタイトルです。

そのぶん、予算はストレージに回してください。理由は後述しますが、ここがCoD最大の落とし穴です。

Modern Warfare 4の基本情報

現時点で確定している情報を整理します。

項目内容
発売日2026年10月23日
キャンペーン早期アクセスデジタル版の予約・事前購入者は10月17日から(日本時間)
対応機種PS5 / Xbox Series X|S / PC(Steam・Battle.net・Xbox app)/ Nintendo Switch 2
非対応PS4 / Xbox One 世代
価格標準版 9,800円 / Vault Edition 13,200円
予約特典オープンベータ先行アクセス、Hunter Killerオペレータースキン、10%ロイヤリティ割引
開発Infinity Ward主体

注目したいのがキャンペーンの早期アクセスが10月17日という点です。予約した人は発売日の6日前から遊べます。つまりPCの準備は10月17日までに終わらせておく必要があるわけで、BTOの納期を考えると9月中には注文しておきたいところです。

公式動作環境はまだ出ていない

MW4のシステム要件は、2026年8月10日時点で公開されていません。CoDシリーズは例年、発売の数週間前にPC向けブログで動作環境を公開しており、前作Black Ops 7は発売(11月14日)の約10日前にあたる11月初旬に出ました。同じペースなら、MW4は9月下旬から10月頭あたりが目安になります。

ここで大事なのは、未公開のものを推測でスペック表にしないことです。この記事では前作の公式値をそのまま提示し、そこから何が読み取れるかを書きます。MW4の公式値が出た時点で、この記事は更新します。

前作Black Ops 7の公式動作環境

こちらは公式に公開されている値です。CoDは珍しく4段階のティアを公開しており、目標が明確に書かれています。

ティアCPUメモリGPUVRAMOS
最小Ryzen 5 1400 / Core i5-66008GBRX 470 / GTX 970・GTX 1060 / Arc A5803GBWindows 10 64bit
推奨Ryzen 5 1600X / Core i7-6700K12GBRX 6600 XT / RTX 3060 / Arc B5808GBWindows 11 64bit
競技・4K最高Ryzen 5 5600X / Core i7-10700K16GBRX 9070 XT / RTX 4080・RTX 507012GBWindows 11 64bit

ストレージはいずれのティアも116GBのSSD、DirectX 12対応が必須です。加えて携帯型ゲーミングPC(Windows搭載のポータブル機)向けの最適化も用意されています。

なお最小ティアのVRAMは3GBと、かなり低く設定されています。近年のAAAタイトルでVRAM 3GBが最小要件になることはまずありません。CoDがいかに間口を広く取っているかがわかる数字です。

推奨ティアの目標は「大半の場面で高設定60fps」、競技・4Kティアは「高リフレッシュレートの競技プレイと4Kでの高fps」とされています。推奨がRTX 3060クラスというのは、同時期のAAAタイトルと比べてかなり控えめです。CoDはコンソール込みで最大のプレイヤー数を抱えるシリーズなので、間口を広く保つ設計になっているのだと考えられます。

スペック表に載っていない必須条件

ここが本題です。CoDのPC版には、動作環境表とは別に満たさないと遊べない条件があります。毎作これでつまずく人が出るので、必ず確認してください。

TPM 2.0 と Secure Boot が必須

Activision公式のサポートページには、「Black Ops 7とWarzoneのプレイにはTPM 2.0とSecure Bootが必要」と明記されています。RICOCHETアンチチートがこれらを前提に動作するためです。

有効になっていない場合、「failed attestation status」という通知が出て、ランクプレイを含む一部モードにアクセスできなくなります。スペックを満たしていても、です。

TPM 2.0の確認方法
Windowsキー+Rで「tpm.msc」を実行します。「TPMは使用する準備ができています」と表示されれば有効です。
Secure Bootの確認方法
Windowsキー+Rで「msinfo32」を実行します。「BIOSモード」がUEFI、「セキュアブートの状態」が有効になっていればOKです。
ディスク形式はGPTである必要がある
MBR形式の場合は変換が必要です。古いPCから移行してきた環境や、自作でLegacy BIOSのままインストールした環境は要注意です。
BIOSのブートモードはUEFI
Legacy(CSM)モードでは Secure Boot が使えません。切り替えにはディスク形式の変換が伴うことが多く、事前のバックアップは必須です。

なお、ActivisionはUEFI/BIOS設定の変更によって生じた不具合について責任を負わないと明記しています。自信がない場合は、マザーボードメーカーの公式ドキュメントを確認しながら進めてください。

公式の案内どうしが食い違っている点

もうひとつ、注意して読むべき箇所があります。

Activisionが案内しているTPM 2.0の前提条件は、CPUがIntel第8世代以上(Intel PTT)またはAMD Ryzen 2000以上です。ところが前作Black Ops 7の最小スペックに書かれているCPUは、Ryzen 5 1400(Ryzen 1000世代)とCore i5-6600(第6世代)。どちらもこの前提を下回っています。

実際にはマザーボード側の対応やファームウェアの更新で動くケースもありますが、「最小スペックを満たしているから大丈夫」とは言い切れないのが実情です。古い環境で遊ぶつもりなら、購入前に自分のPCでtpm.mscとmsinfo32を実行して、現状を確認しておいてください。

そのほかの要件

CPUはAVX命令セット対応が必須
近年のCPUであれば問題ありませんが、極端に古い環境では起動しません。
Intel Arc搭載機はResizable BARを有効に
有効化していないと本来の性能が出ません。BIOSで設定します。
ブロードバンド接続が必須
キャンペーンを含め、常時接続が前提の作りです。

最大の壁はGPUではなく、ストレージ

CoDでPC選びを間違える最大の原因がこれです。

前作Black Ops 7の必要容量は116GB。これは推奨ではなく、最小ティアから一律で要求される数字です。しかも近年のCoDは、シーズンアップデートのたびに容量が増えていきます。

ここで問題になるのが、2026年8月時点のBTO最安構成はストレージ500GBが標準だということです。実際に確認したところ、ドスパラの各GPU帯の最安モデルは、RTX 5060からRTX 5070 Tiまで軒並み500GB SSDでした。

500GBのドライブにWindowsを入れると、実際に使えるのは450GB程度。そこにCoDが116GB。1本で全体の4分の1以上を持っていきます。ほかにゲームを入れれば、あっという間に足りなくなります。

1TB SSDを最低ラインにする
CoDを遊ぶなら500GBは現実的ではありません。BTOのカスタマイズで1TBに上げるか、最初から1TB搭載モデルを選んでください。
1TBへの増額は約3万円が目安
ドスパラのRTX 5060搭載機で比較すると、500GBモデルが20万4,980円、1TBモデルが23万4,980円でした。SSD高騰の影響でこの差は以前より大きくなっています。
後から増設という手もある
M.2スロットに空きがあれば、後からSSDを追加できます。ただし空きスロットの有無はモデルによるので、購入前に仕様を確認してください。
GPUを一段下げてストレージに回すほうが正解
CoDは推奨がRTX 3060クラスと軽めです。GPUを盛るより1TBを確保するほうが、実際の快適さに効きます。

PS4世代を切ったことをどう読むか

MW4はPS4とXbox One世代に対応しません。公式Xアカウントも、PS4版のテストが行われているという噂を明確に否定しています。PS5世代専用のCoDは、2020年の『Black Ops Cold War』以来です。

旧世代機の足かせが外れたということは、グラフィックの作り込みが一段進む可能性があるということでもあります。実際、次回作は「これまで以上の重量級タイトル」になるという見方が出ています。

ただし過度に身構える必要はないと考えています。理由は、MW4がNintendo Switch 2に対応するからです。Switch 2で動く以上、幅広い性能帯にスケールする設計は維持されているはずです。前作から要求スペックが跳ね上がるというより、上限が引き上げられる方向の変化になる可能性が高いでしょう。

もっとも、これは現時点での推測です。公式動作環境が出たら、この記事で答え合わせをします。

予算別の構成例

前作の公式値をもとにした構成例です。価格は2026年8月10日時点でショップ公式ページを確認した目安で、部品高騰により変動が大きいため、購入時には最新価格を必ず確認してください。

高設定60fps(標準)/約21〜24万円
Ryzen 7 5700X(または Core i5-14400F)+ RTX 5060 + 16GB + 1TB NVMe SSD + 650W電源。前作の推奨(RTX 3060クラス)を大きく上回る構成です。CoDだけを考えるならここで十分足ります。
144〜240fpsの競技帯/約24〜29万円
Ryzen 7 7700(または Core i7-14700)+ RTX 5060 Ti 16GB + 32GB + 1TB NVMe SSD + 650W電源。高リフレッシュモニターを活かせるライン。マルチプレイ中心ならここが本命です。
4K・最高設定/約29〜35万円
Ryzen 7 7700以上 + RTX 5070 + 32GB + 1TB以上 NVMe SSD + 750W電源。前作の競技・4Kティアで名指しされているのがRTX 5070クラスです。

繰り返しになりますが、どのラインでもストレージ1TBは死守してください。GPUを一段落としてでも、こちらを優先する価値があります。

10月23日までにやっておくこと

発売前だからこそ、順番に片付けておきたいことがあります。

いますぐ - TPM 2.0とSecure Bootの状態を確認する
tpm.mscとmsinfo32を実行するだけです。ここが無効だと、どれだけ高性能なPCでもランクプレイに入れません。無効なら有効化の手順を調べ、必要ならディスク形式の変換も検討します。
いますぐ - ストレージの空き容量を確認する
116GB以上の空きが必要です。足りなければSSDの増設か、PCの買い替えを検討する時間がまだあります。
9月中 - PCを買うなら注文する
キャンペーン早期アクセスが10月17日開始です。BTOの納期とセットアップの時間を見込むと、9月中の注文が安全圏です。
9月下旬〜10月頭 - 公式動作環境の発表を待つ
このタイミングでMW4の正式なシステム要件が出る見込みです。前作から大きく変わる場合に備え、発表を確認してから最終判断するのも手です。
オープンベータで実機確認する
予約者はオープンベータに先行アクセスできます。製品版の前に自分のPCで実際のフレームレートを確認できる、いちばん確実な方法です。

よくある失敗

スペック表だけ見て安心する
TPM 2.0とSecure Bootは動作環境表に書かれていませんが、満たさないとランクプレイに入れません。真っ先に確認すべき項目です。
500GB SSDのモデルを買ってしまう
CoD 1本で116GB使います。500GBでは他のゲームがほぼ入りません。BTOの最安構成はたいてい500GBなので、必ず確認してください。
GPUに予算を寄せすぎる
前作の推奨はRTX 3060クラスと軽めです。CoDのためだけに高価なGPUを買う必要はありません。浮いた予算をストレージとメモリに回しましょう。
現時点の非公式なスペック情報を信じる
MW4の公式動作環境はまだ出ていません。断定的なスペック表を載せている記事は、前作からの推測か根拠のない情報です。
発売直前にPCを買おうとする
キャンペーンは10月17日から先行して遊べます。BTOの納期を考えると、9月中の注文が安全です。

よくある質問

Q.Modern Warfare 4の推奨スペックはどれくらいですか?

A.2026年8月10日時点で公式動作環境は未公開です。前作Black Ops 7の推奨はRyzen 5 1600X / Core i7-6700K、メモリ12GB、RTX 3060 / RX 6600 XT / Arc B580、VRAM 8GB、Windows 11 64bit、ストレージ116GB SSDで、目標は「大半の場面で高設定60fps」とされていました。MW4の正式な要件は9月下旬から10月頭に出る見込みです。

Q.いつ発売ですか?予約特典はありますか?

A.2026年10月23日発売です。デジタル版を予約・事前購入すると、10月17日(日本時間)からキャンペーンに早期アクセスできます。ほかにオープンベータの先行アクセス、Hunter Killerオペレータースキン、10%ロイヤリティ割引が特典に含まれます。

Q.PS4やXbox Oneでは遊べませんか?

A.遊べません。対応機種はPS5、Xbox Series X|S、PC(Steam・Battle.net・Xbox app)、Nintendo Switch 2です。PS5世代専用のCoDは2020年の『Black Ops Cold War』以来になります。

Q.TPM 2.0とSecure Bootは本当に必要ですか?

A.必要です。Activision公式のサポートページに明記されており、有効になっていないと「failed attestation status」の通知が出て、ランクプレイを含む一部モードにアクセスできなくなります。Windowsキー+Rから「tpm.msc」と「msinfo32」を実行して、いまの状態を確認してください。

Q.古いPCでも最小スペックを満たしていれば遊べますか?

A.確認が必要です。前作の最小スペックはRyzen 5 1400やCore i5-6600ですが、ActivisionがTPM 2.0の前提として案内しているのはIntel第8世代以上またはRyzen 2000以上で、両者は食い違っています。マザーボードの対応次第で動くこともありますが、購入前に自分の環境で確認しておくのが安全です。

Q.ストレージはどのくらい必要ですか?

A.前作で116GBです。シーズンアップデートで増えていくため、1TB SSDを最低ラインと考えてください。BTOの最安構成は500GBのことが多く、CoDを入れると他のゲームがほぼ入らなくなります。

Q.GPUはどこまで必要ですか?

A.CoDはGPU要求が比較的軽いシリーズです。前作の推奨がRTX 3060クラス、競技・4KティアでもRTX 5070クラスでした。部品が高騰している現在、GPUを盛るよりストレージ容量を確保するほうが満足度は高くなります。

Q.Steam MachineやSteamOSでは遊べますか?

A.遊べません。RICOCHETアンチチートがLinuxに対応していないためです。詳しくはSteam Machineは買いかにまとめています。

まとめ・次に読みたい記事

『Call of Duty: Modern Warfare 4』は2026年10月23日発売、予約者はキャンペーンを10月17日から先行して遊べます。公式動作環境はまだ出ていないため、この記事では前作Black Ops 7の公式値を土台に整理しました。正式な要件が公開され次第、この記事は更新します。

PC選びで押さえるべきは3点です。ひとつ、GPUの要求は比較的軽いこと。前作の推奨はRTX 3060クラスで、部品が高騰しているいま、GPUを盛らなくてよい貴重なタイトルです。ふたつ、本当の壁はストレージ116GBであること。BTOの最安構成は500GBが標準なので、1TBは死守してください。みっつ、TPM 2.0とSecure Bootという、スペック表に載っていない必須条件があること。ここを確認せずに買うと、性能に関係なくランクプレイに入れません。

まずはtpm.mscとmsinfo32を実行して、いまのPCの状態を確かめるところから始めてください。