新品のゲーミングPCが届いたら、電源を入れてWindowsのセットアップを済ませ、いくつかゲームを起動して動けば「ひとまず安心」と考える方が多いと思います。ですが、この程度の確認では見えない不具合があります。軽いブラウジングでは発熱しないCPU、数分では顕在化しないメモリの不良、負荷がかかったときだけ症状が出る電源ユニット。これらは普段使いのまま様子を見ていると、初期不良として交換してもらえる期限を過ぎてから発覚しがちです。
この記事では、実質的な返品期限とも言える初期不良の交換期間内に、不具合を見つけるための具体的な負荷テスト(ストレステスト)の手順を扱います。使うツールはHWiNFO64、CrystalDiskInfo、Cinebench、OCCT、FurMark、MemTest86の6つで、すべて無料です。それぞれのインストール先、実行方法、そして「どうなったら異常と判断するか」という目安まで、実際に手を動かせるレベルでまとめます。
当サイトのゲーミングPCを買ったらやることでも初期不良の確認には触れていますが、あちらは初期設定全体を扱う記事の一項目にすぎず、具体的なツール名や操作手順までは書いていません。この記事はその部分だけを切り出して深掘りしたものです。あわせて、なぜ「最初の1〜2週間」が重要なのかを各社の初期不良対応期間と結びつけて説明し、テストで異常が見つかった場合にどこへ連絡すべきかまで、この記事の中で完結させます。
なぜ最初の1〜2週間で終わらせる必要があるのか
BTOメーカー各社は、届いた直後の不具合を「初期不良」として、通常の保証修理とは別枠の、より手厚い対応(無償の新品交換や送料負担など)で扱っています。ただし、この初期不良として扱われる期間は各社バラバラで、しかも思っているより短いことがあります。
ドスパラは公式サイトで、製品の故障率が時間の経過とともに変化する「バスタブ曲線」という考え方を挙げ、購入から約1か月間は主に製造上の欠陥による故障が集中する時期だと説明しています。にもかかわらず、同社の初期不良交換の対応期間は標準で到着後1週間しかありません(公式アプリでモバイル会員登録をしていれば1か月に延長されます)。つまり、何もしなければいちばん故障が集中する期間の途中で、いちばん手厚い交換対応の期限が切れてしまう計算になります。
各社の期間を比べると、この差がよく分かります。
初期不良交換の対応期間(到着後)
2026年9月時点の各社公式ページ・規約に基づく目安です。規約は変更されることがあるため、購入前に最新情報を確認してください。ドスパラは公式アプリのモバイル会員登録で1か月に延長できます。ツクモの30日はPCパーツ向けページの規定で、BTO完成品への適用は要確認です
もっとも短いドスパラで7日、長いツクモやサイコムでも30日です。ただしツクモの30日は一般のPCパーツ向けページに明記された日数で、BTO完成品(G-GEAR)にもそのまま適用されるかは規約上明記が確認できませんでした。マウスコンピューターについても、消費者向けのページで初期不良期間の日数を明記した箇所を確認できませんでした(標準製品保証規定でPC本体3年という長い保証があることは別記事で確認済みです)。数字が確認できない以上、この記事では断定を避けますが、購入直後に窓口へ確認しておくと安心です。
なお、ここでいう「初期不良」は、BTOパソコンは返品できる?主要9社のポリシー比較で扱った「お客様都合の返品」とは別の制度です。お客様都合の返品は多くの会社で「未開封・未使用」が条件になりますが、初期不良の交換は動作確認をすること自体が前提になっているので、開封して電源を入れたからといって対象外にはなりません。一方で、期限を過ぎてからの故障は「初期不良」ではなく通常の保証修理の扱いになり、送料や修理期間の条件が変わります。詳しくはBTOパソコンが故障したときの修理ガイドで解説しています。
つまり、届いてから最初の1〜2週間のうちに、できるだけ負荷の高い状態までPCを動かしておくことが、いちばん有利な条件で交換してもらえるかどうかを左右します。
開封直後にまず確認すること
負荷テストに入る前に、目視でできる確認を済ませておきます。
- 外観と付属品を確認する
- 本体の傷やへこみ、輸送中の衝撃を思わせる痕跡がないか確認します。付属のケーブルやマニュアルが注文どおり揃っているかもここで見ておきます
- 側板を開けて内部を目視する
- 輸送中の振動でメモリやグラフィックボードがスロットから浮いている、SATAケーブルが抜けかけているといった初期不良は珍しくありません。作業前に金属部分に触れて静電気を逃がしてから、各パーツがしっかり奥まで差し込まれているか確認してください
- 全ポートに一度は挿してみる
- USB端子、映像出力、オーディオ端子を一通り試します。今すぐ使う予定がない端子でも、初期不良期間中に確認しておかないと後で困ります
- 注文どおりの構成か確認する
- タスクマネージャーの「パフォーマンス」タブや、後述のHWiNFO64で、CPU・GPU・メモリ容量・ストレージ容量が注文と一致しているか確認します
同じ型番のパーツでも、製造上のばらつき(いわゆる個体差)によって、初期不良の起きやすさには差があります。輸送時の振動によるパーツの緩みや接触不良は、この後の負荷テストで再現することが多いので、次の手順に進みます。
使うツール一式
ここから先の負荷テストでは、次の6つを使います。いずれも無料で、個人利用であれば追加費用はかかりません。
- HWiNFO64 — 温度・電圧のリアルタイム監視
- 他の全テストと並行して常時起動しておくモニタリングツールです。公式サイト
- CrystalDiskInfo — ストレージの健康状態
- SSD/HDDのS.M.A.R.T.情報を分かりやすく表示します。公式サイト
- Cinebench — CPUの負荷テスト
- 現行版はCinebench 2026です。Maxon社が無料配布しています。公式サイト
- OCCT — CPU/GPU/メモリの複合負荷テスト
- 現行版はv17系です。個人利用向けのPersonalエディションが無料で使えます。公式サイト
- FurMark — GPU単体の負荷テスト
- 現行版のFurMark 2はVulkanにも対応し(OpenGLも引き続きサポート)、Windows/Linux両対応です。公式サイト
- MemTest86 — メモリの不良チェック
- Windowsを起動する前に動く、独立したブート専用ツールです。無料のFree Editionを入手できます。公式サイト
手順1 HWiNFO64を起動して監視画面を出しておく
まずHWiNFO64をインストールし、この先すべてのテストの間、常に画面の隅に表示しておきます。起動時に「センサー」を選ぶと、CPU温度・GPU温度・各種電圧・ファン回転数が一覧できます。気になる項目を右クリックして「Show in Tray」を選べば、タスクトレイに簡易表示することもできます。センサー画面の見方やログの取り方をひと通り押さえておきたい場合はGPU/CPU温度とクロックの正常値の見方にまとめています。
温度の目安は当サイトの他記事とも共通です。
- アイドル時は30〜50℃が目安
- 何もしていない状態でこの範囲を大きく超える場合、冷却の取り付けに問題がある可能性があります
- 高負荷時の正常な範囲は60〜85℃
- この後のテストで一時的にこの範囲に入るのは想定内です
- サーマルスロットリングはCPUで95〜100℃から、GPUは2段階に分かれます
- CPUはメーカー・世代によって95〜105℃の間で保護が働きます。GPUは83℃前後で作動する通常のクロック調整と、90℃台後半で作動する強い保護動作の2段階があり、テスト中に90℃台後半まで到達し続ける場合は冷却不足を疑ってください。GPUの2段階の違いはGPU/CPU温度とクロックの正常値の見方で扱っています
温度以外にも、電圧が極端に振れていないか、ファン回転数が0のまま動いていないかもここで確認できます。異常なノイズが出た場合は、ゲーミングPCがうるさい原因や簡易水冷のポンプ故障の見分け方も参考にしてください。
手順2 CrystalDiskInfoでストレージの健康状態を見る
CrystalDiskInfoを起動すると、搭載されているSSD(またはHDD)ごとに「正常」「注意」「異常」のいずれかの健康状態が色付きで表示されます。青は正常、黄色は注意、赤は異常のサインです。新品であれば通常は青(正常・100%前後)ですが、ここで確認しておきたい項目が2つあります。
- 健康状態が黄色または赤になっていないか
- 代替処理保留中のセクタ数や、リアロケートセクタ数といった項目に0以外の値が入っている場合、そのドライブに問題を抱えている可能性があります
- 使用時間(Power-On Hours)が不自然に長くないか
- 出荷前の動作検証(バーンイン)で数時間程度動かされているのは珍しくありませんが、数十時間〜数百時間に達している場合、開封・返品済みの個体が再出荷されている可能性を疑う材料になります。気になる場合は購入店に確認してください
なお、この段階ではまだ大きな負荷はかけていません。実際に書き込み・読み込みの負荷をかけた状態での安定性は、この後のOCCTのテストとあわせて確認します。
手順3 Cinebenchでシングルコア/マルチコアの安定性を見る
Cinebenchを起動し、まずマルチコアテストを実行します。レンダリングが完走し、スコアが表示されれば一次的には正常です。ここで見るべきポイントは、スコアの高低そのものよりも「最後まで完走するか」「途中でクラッシュ・フリーズしないか」です。
Cinebench 2026は前バージョンのCinebench 2024からスコアの基準が再調整されているため、ネットで見つけた他人のスコアと比較する場合はバージョンを揃える必要があります。マルチスレッド対応CPU向けに、シングルスレッド実行時とSMT(同時マルチスレッディング)実行時のコア性能を比較する新しいテストも追加されています。
テスト中はHWiNFO64の画面も確認し、温度が異常に高くなっていないか、クロックが極端に落ち込んでいないかもあわせて見てください。1回完走したら、念のためもう1〜2回繰り返し、毎回同じようなスコアが出るかも確認します。回によってスコアが大きく上下する場合、電源やメモリが不安定な可能性があります。
手順4 OCCTで複合負荷をかける
ここがこの記事の中心になるテストです。OCCTを起動すると、CPU・GPU・メモリ・電源ユニットのそれぞれに向けたテストモードが選べます。
- CPUテスト(OCCTまたはLinpack)
- CPU全コアに高負荷をかけます。Linpackはより高い発熱を引き起こす傾向があるため、まずOCCTモードで様子を見てから試すと安全です
- GPUテスト(3D)
- ゲーミング時に近い負荷をGPUにかけ続けます。複数枚のGPUを積んでいる場合は並列テストにも対応しています
- 電源(PSU)テスト
- 負荷を周期的に変動させ、電源ユニットが急な負荷変化に耐えられるかを見るテストです。初期不良の中でも電源ユニット由来のものはこのテストで再現しやすくなります
- 内蔵のメモリテスト
- OCCT単体でも簡易的なメモリテストができますが、Windowsが起動した状態で動くため、OSが確保している領域までは検査できません。メモリの本格的な検査は後述のMemTest86で行います
無料のPersonalエディションでも主要なテストは一通り使えます。1つのテストにつき20〜30分、可能であれば1時間ほど回し、エラーカウントが0のままかを確認してください。エラーが検出された場合、その回数と発生タイミングをメモしておくと、後でメーカーに症状を伝えるときに役立ちます。テスト中にPCが強制的に再起動・シャットダウンした場合は、原因の切り分け方をゲーム中にPCの電源が落ちる・再起動する原因で詳しく解説しているので、あわせて確認してください。
手順5 FurMarkでGPU単体をさらに追い込む
OCCTのGPUテストに加えて、FurMarkでも確認しておくと安心です。現行のFurMark 2はVulkanにも対応しており、「GPU stress test」を選ぶと高負荷のレンダリングが始まります。テストは自動では止まらないため、Escキーで手動で終了させます。なお、GPUメーカーによってはFurMarkのような高負荷ツールを推奨環境として想定していません。正常な冷却下であれば問題ありませんが、極端な高温が続く場合は速やかにテストを中断してください。
確認するポイントは次のとおりです。
- 画面に色の異なるドットや線(アーティファクト)が出ないか
- 本来出るはずのない色の点滅やノイズが画面に混じる場合、GPUのメモリまたはコアに問題がある可能性があります
- ドライバーがクラッシュして画面が真っ黒になったり復帰したりしないか
- TDR(Timeout Detection and Recovery)と呼ばれる現象で、頻発する場合はGPU側の異常を疑う材料になります
- 異音や急激な温度上昇がないか
- HWiNFO64で温度を見ながら、サーマルスロットリングの目安(約90℃)に早々と達していないか確認します
- デバイスマネージャーでGPUに黄色い感嘆符が付いていないか
- テスト中や再起動後にディスプレイアダプターの項目が「コード43」で無効化される場合は、GPU単体の異常とは限りません。グラフィックボードが認識されない・コード43エラーの原因と対処法で原因の切り分け方を確認してください
FurMarkは非常に高い負荷をかけるツールなので、テスト時間は15〜20分程度で十分です。連続で何時間も回し続ける必要はありません。
手順6 MemTest86でメモリを検査する
最後に、メモリの検査です。ここまでのCinebenchやOCCTでもメモリの不安定さがクラッシュという形で現れることはありますが、OS上で動くツールはWindowsが確保している領域を検査できないという弱点があります。MemTest86は、USBメモリから起動してWindowsそのものを立ち上げずに動くため、この制約を受けません。
- 1. USB起動ディスクを作る
- 公式サイトからWindows用のインストーラーをダウンロードし、FAT32でフォーマットしたUSBメモリに書き込みます。手順に沿って進めるだけで、起動可能なUSBが自動的に作成されます
- 2. USBから起動する
- PCを再起動し、起動直後に表示されるメーカーロゴの画面でF12やDeleteキー(BIOSによって異なります)を押してブートメニューを開き、USBメモリを選択します
- 3. テストを開始する
- 画面の指示に従うとテストが自動で始まります。無料のFree Editionは最大4パス・最初の16コアまでという制限がありますが、初期不良のチェック用途には十分です
- 4. 最低1パス、できれば時間のある夜間に回す
- メモリ8GBあたりおおむね1時間程度かかる目安です。搭載メモリの容量次第では数時間に及ぶため、就寝前に開始して翌朝結果を確認するのが現実的です
テスト中に赤字で「FAIL」の表示が出た場合、そのメモリには不良があります。なお、これは後から自分でメモリの動作設定(EXPO/XMP)を有効にしたことによる不安定さとは別の話です。BTOで届いた初期状態のまま検査してエラーが出るなら、製造上の不良である可能性が高いといえます。設定変更による不安定さについてはゲーム中にPCの電源が落ちる・再起動する原因で扱っています。
推奨する実施順序
ここまでの手順を、実際にどう並べて進めるかをまとめます。
- 1日目 前半 — 開封直後の目視確認
- 外観・内部・全ポート・構成の確認を済ませます
- 1日目 中盤 — 監視ツールの導入とストレージ確認
- HWiNFO64とCrystalDiskInfoをインストールし、常時表示にしておきます
- 1日目 後半 — CPU/GPUの負荷テスト
- Cinebench、OCCT(CPU・GPU・電源)、FurMarkの順に実施します。それぞれ20〜30分を目安にします
- 夜間 — MemTest86
- USB起動ディスクを作り、就寝前に起動して一晩かけて検査します
- 2日目 — 結果の確認と判断
- すべての結果に問題がなければ、通常使用に戻って構いません。異常があれば、期限内にメーカーへ連絡します
この流れであれば、余裕を持っても2〜3日でひととおりの確認が終わります。前述のとおりドスパラは標準の初期不良期間が1週間しかないため、届いたその週のうちに済ませておくのが安全です。
不良が見つかったらどうするか
負荷テストの途中でエラー、クラッシュ、異常な温度、S.M.A.R.T.の警告などが見つかった場合、その場で自分で分解して直そうとしないでください。保証や初期不良交換の対象かどうかの判断に影響することがありますし、原因の切り分けもかえって難しくなります。
- 症状を具体的に記録する
- どのテストで、開始から何分後に、どんな現象が起きたか(エラーコード、温度、画面の様子など)をメモしておくと、メーカーとのやり取りがスムーズになります
- 初期不良期間内にメーカーへ連絡する
- 各社の対応期間は前述のとおりバラバラです。連絡が期限に間に合うかどうかが重要で、修理完了までその期間内である必要はない会社がほとんどです
- データのバックアップを検討する
- 交換・修理でデータが消える可能性があります。まだ大事なデータを入れていない初期段階であれば問題になりにくいですが、念のため確認しておいてください
具体的な連絡先や、初期不良期間を過ぎた場合の通常保証修理の流れはBTOパソコンが故障したときの修理ガイドにまとめています。電源が一切入らない、ファンもLEDも反応しないという場合は、この記事のテストに進む前の話になるのでゲーミングPCの電源が入らない原因と対処法を確認してください。
よくある失敗
- 軽い動作確認だけで安心してしまう
- ブラウジングやゲームを少し触った程度では、負荷がかかったときにしか出ない不具合は見つかりません。この記事の負荷テストを一通り済ませてから判断してください
- ドスパラのアプリ登録を忘れて7日間の期限を迎える
- 無料でできる延長なので、購入直後に済ませておくと安心です
- FurMarkを長時間連続で回し続ける
- 初期不良の有無を確認する目的であれば15〜20分で十分です。むやみに長時間かける必要はありません
- MemTest86を数分だけ動かして終わらせる
- 1パス目の途中で止めてしまうと、間欠的に発生するタイプの不良を見逃します。最低でも1パス、できれば時間のあるときに複数パス回してください
- 異常が出たのに自己判断でパーツを触ってしまう
- 分解や増設をしてしまうと、初期不良や保証の判断に影響することがあります。まずメーカーへ連絡するのが安全です
よくある質問
Q.初期不良チェックはいつまでにやるべきですか?
A.各社の初期不良交換の対応期間内が原則です。もっとも短いドスパラは標準で到着後1週間(公式アプリのモバイル会員登録で1か月に延長可)、パソコン工房とフロンティアは14日、ツクモとサイコムは30日です。会社によって差が大きいため、届いたその週のうちに済ませておくのが安全です。
Q.OCCTとFurMark、どちらか一方だけでもいいですか?
A.できれば両方使うことをおすすめします。OCCTはCPU・GPU・電源ユニットまで含めた複合的な負荷テストが得意で、FurMarkはGPU単体によりピンポイントで高い負荷をかけられます。GPUの初期不良を見つけたいなら、両方の結果を突き合わせるほうが確実です。
Q.MemTest86とOCCTのメモリテストは何が違いますか?
A.OCCTのメモリテストはWindowsが起動した状態で動くため、OSが確保している領域までは検査できません。MemTest86はUSBから起動してWindowsそのものを立ち上げずに動く独立したツールなので、メモリ全体をより広くカバーできます。無料のFree Editionは最大4パス・16コアまでの制限がありますが、初期不良の確認には十分です。
Q.ストレステスト中にPCが落ちました。初期不良ですか?
A.その可能性があります。ブルースクリーンを伴う場合はブルースクリーンの原因を調べる記事、伴わずに電源だけが落ちる場合は電源が落ちる原因の記事で切り分け手順を確認したうえで、初期不良期間内であればメーカーに連絡してください。
Q.テストで温度が高めに出ました。すぐに交換対象ですか?
A.一時的に高負荷時の目安(CPU60〜85℃、サーマルスロットリングはCPU95〜100℃・GPU約90℃から)に収まっているなら、想定内の範囲です。アイドル時から高温だったり、目安を超えてもクロックが落ちずに動作が不安定になったりする場合は、冷却の取り付け不良を含めて確認する価値があります。
Q.無料版のツールで十分ですか?有料版を買うべきですか?
A.初期不良のチェックという用途であれば、無料版で十分です。OCCTのPersonalエディション、MemTest86のFree Editionとも、個人が自宅で1台のPCを検証する分には制限が問題になりません。有料版は業務用途での自動化やレポート機能が主な違いです。
まとめ・次に読みたい記事
新品のゲーミングPCが届いたら、軽い動作確認だけで安心せず、負荷をかけた状態まで一通り試しておくことが重要です。理由は単純で、初期不良として有利な条件で交換してもらえる期間が、会社によっては1週間しかないためです。
手順としては、開封直後の目視確認から始めて、HWiNFO64で温度を監視しながらCrystalDiskInfo・Cinebench・OCCT・FurMarkで負荷をかけ、最後にMemTest86でメモリを検査します。この一連の流れは、余裕を見ても2〜3日で終えられます。
異常が見つかった場合は自分で直そうとせず、症状を記録したうえで期限内にメーカーの初期不良窓口へ連絡してください。判断に迷ったら、この記事で紹介したツールの結果と一緒に相談すると話が早く進みます。



