アサシンクリード ブラックフラッグ Resynced向けゲーミングPC|VRAM大食い・Radeon優位で選ぶ【2026年版】

『アサシンクリード ブラックフラッグ Resynced』は、2013年の海賊アクション名作を最新のAnvilエンジンでフルリメイクした一本です。18世紀のカリブ海を、最新のグラフィックで航海できる一方、PC選びで押さえるべき特徴が2つあります。VRAM消費がとにかく大きいこと、そして珍しくAMD Radeonが有利な性能傾向を持つことです。この記事では、GPU別の実測fpsをもとに、快適に遊べる構成まで解説します。

先に結論(編集部のおすすめ)

VRAM消費の大きさを踏まえ、GPUのVRAM容量を優先して選ぶのが失敗しないコツです。

目標画質GPUの目安VRAMレイトレーシング設定
フルHD・快適本命RTX 5070 / RX 9070クラス12GB以上Standard〜Extended
WQHD・高画質も快適RTX 5070 Ti / RX 9070 XTクラス16GBExtended
4K・本気構成RTX 5090クラス24GBExtended(それ以外はDLSS/FSR併用が前提)

最大の特徴|VRAM消費が非常に大きい

このタイトルで最初に押さえるべきは、VRAMの消費量が解像度を問わず大きいことです。

解像度VRAM使用量の目安おすすめ
フルHD約9GB12GB以上が安心
WQHD約10GB12GB以上が実質下限
4K約11GB16GB以上推奨
8GBのGPUはフルHDでも余裕がない
フルHDの時点で約9GBを使うため、VRAM8GBのGPUだと設定を下げてもカクつきやテクスチャの読み込み遅延が起きやすくなります。長く快適に使うなら、解像度を問わずVRAM12GB以上を基準にしましょう。
海賊船・海面表現がVRAMを圧迫する要因
広大なカリブ海の海面表現や、船・港町の高精細テクスチャがVRAM消費を押し上げています。オープンワールドらしい作り込みの代償と言える部分です。

珍しくAMD Radeonが有利な性能傾向

近年のAAAタイトルはNVIDIA GeForceが有利なケースが多い中、このタイトルはAMD Radeonが優位という珍しい傾向があります。

条件実測の傾向備考
WQHD・最高設定(レイトレExtended・ネイティブ)RX 9070 XTが約68fps、RTX 5070 Tiが約64fpsGeForceの上位モデルにRadeonが匹敵〜やや優位
RTX 5080 vs RTX 4080(ネイティブ・レイトレあり)1440pで約14%、4Kで約17%RTX 5080が上回るDLSS4.5併用だと1440p約18%・4K約21%まで差が拡大
AMD Radeonが健闘するタイトル
WQHD最高設定のネイティブ計測では、RX 9070 XTがRTX 5070 Tiにわずかに勝る結果が報告されています。NVIDIA一択で考えず、Radeonも比較対象に入れる価値があります。
世代間の伸びは条件次第で変わる
RTX 5080とRTX 4080の差は、解像度やDLSS併用の有無で約14〜21%の幅があります。型番の新しさだけで性能差を決めつけず、条件ごとの実測傾向を確認しましょう。

レイトレーシングは常時有効・オフにできない

このタイトルで見落とされがちな注意点が、レイトレーシング(グローバルイルミネーション+反射)が全プリセットで常時有効で、設定から切る選択肢がないことです。「重いから切ろう」という定番の対処ができない、珍しいタイトルです。

レイトレーシング品質内容負荷
Extendedグローバルイルミネーション+水面・船の反射まで再現最大(最重量級の設定)
Standardグローバルイルミネーションのみ(反射なし)
「オフ」がないので、GPU側で余裕を見ておく必要がある
他のタイトルのように「レイトレをオフにして稼ぐ」という選択肢がないため、GPU選びの段階でレイトレーシング込みの性能を前提に考える必要があります。軽くしたい場合はStandard品質に留め、それ以外の設定(テクスチャ・影・草木密度など)を下げて負荷を調整しましょう。
画質を求めるなら「High基調+レイトレExtended」
GPUに余裕があるなら、他の設定はHighで安定させたうえで、レイトレーシングの品質だけExtendedにするのがバランスの良い落としどころです。

グラボ別のfps目安(WQHD・最高設定)

WQHD・最高設定でのグラボ別fpsの目安です(実測ベースの推定を含みます)。

Assassin's Creed Black Flag Resynced WQHD・最高設定の平均fpsの目安

レイトレーシングExtended・ネイティブ・DLSS/FSRオフの目安。上位帯や中間機種は実測値からの推定を含む。Radeon優位のタイトル特性を反映

RX 9070 XT68fps
RTX 5070 Ti64fps
RTX 508067fps
RX 907059fps
RTX 507052fps
RX 9060 XT 16GB44fps
RTX 5060 Ti 16GB40fps
RTX 506030fps

WQHD・最高設定・レイトレExtendedでも、RTX 5070 Ti/RX 9070クラスで60fps台が狙えます。レイトレーシングをOffにすれば、同じGPUでもさらに余裕が生まれます。

フルHD・快適本命
RTX 5070 / RX 9070クラス。レイトレはStandardが現実的なバランスです。
WQHD・高画質も快適
RTX 5070 Ti / RX 9070 XTクラス。VRAM16GBモデルなら余裕があります。
4K・本気構成
ネイティブでレイトレExtended込み4K60fpsを維持できるのは、実質RTX 5090クラスのみ。それ以外はDLSS4.5/FSR4のアップスケーリングが前提になります。

予算別の構成例(パーツ実例)

目的別の具体的なパーツ構成です。価格はBTO完成品の目安で、メモリ高騰により変動するため、最新は各メーカーで確認してください。

フルHD・快適本命/約22〜26万円
Core i5-14400(または Ryzen 5 7600)+ RTX 5070 / RX 9070 + 32GB DDR5 + 1TB SSD + 700W電源。VRAM12GB以上でフルHDのレイトレStandardも安心です。
WQHD・高画質も快適/約34〜38万円
Core i7-14700(または Ryzen 7 9700X)+ RTX 5070 Ti / RX 9070 XT + 32GB DDR5-6000 + 1TB SSD + 850W電源。VRAM16GBでレイトレExtendedも余裕。
4K・本気構成/約70万円台〜
Ryzen 7 9800X3D + RTX 5090 + 32GB DDR5-6000 + 1TB SSD + 1200W電源。ネイティブ4K・レイトレExtendedで60fpsを狙える唯一のクラスです。RTX 5090は高TDPのCPUと組み合わせると消費電力が非常に大きくなるため、余裕を持った電源容量が安全です。

BTOで買うなら、各社のコスパ帯が狙い目です。

各価格帯の詳しい中身は予算別ゲーミングPCの選び方も参考にしてください。

アップスケーリングとフレーム生成

DLSS 4.5/FSR 4/XeSSにフル対応
GPUを問わずアップスケーリングでfpsを底上げできます。DLSS 4.5は静止画品質が特に高いと評価されています。
4Kを狙うならアップスケーリングはほぼ必須
RTX 5090以外のGPUでネイティブ4K・レイトレExtendedを狙うのは厳しいため、DLSS/FSRのクオリティモードを併用するのが現実的です。

起動しない・クラッシュする場合の注意点

オーバーレイソフトとの競合でクラッシュしやすい
Ubisoft Connectオーバーレイ・NVIDIA GeForceオーバーレイ・Discordのゲーム内オーバーレイなど、画面に重ねて表示するタイプのソフトを起動していると、エンジンがクラッシュしやすいことが報告されています。起動しない場合はまずこれらのオーバーレイを無効にしてみましょう。
Ubisoft Connectのオフラインモードで改善することがある
初回の読み込みで進まない場合、設定ファイル(settings.yaml)の"offline"項目をtrueにしてUbisoftサーバーへの接続を切ることで起動できるようになる報告があります。
管理者権限での実行やファイル整合性チェックも定石
インストールフォルダの実行ファイルを管理者権限で起動する、Steamの「ゲームファイルの整合性を確認」を行うといった基本的な対処も効果があります。

よくある失敗

VRAM8GBのGPUで妥協する
フルHDでも約9GBを使うため、8GBのGPUだと余裕がありません。長く使うなら12GB以上を基準にしましょう。
GeForceなら型番順に速いと思い込む
世代間の伸び幅は条件次第で変わり、このタイトルではRadeon勢が優位な場面もあります。型番の新しさだけでなく、実測の傾向も確認しましょう。
「レイトレをオフにすれば軽くなる」と思い込む
このタイトルはレイトレーシング自体をオフにできません。重いと感じたら、まずレイトレーシングの品質をExtendedからStandardに落とし、次に他のグラフィック設定を調整しましょう。
4KでRTX 5090以外に過度な期待をする
ネイティブ4K・レイトレExtendedでの60fps維持は事実上RTX 5090クラスのみです。それ以外はアップスケーリング併用が前提と割り切りましょう。

よくある質問

Q.アサシンクリード ブラックフラッグ Resyncedは重いゲームですか?

A.VRAM消費が大きく、フルHDでも約9GBを使います。GPU性能自体は最高設定・レイトレExtendedでも、RTX 5070 Ti/RX 9070クラスでWQHD60fps台が狙えるため、極端に重いわけではありませんが、VRAM容量には注意が必要です。

Q.NVIDIAとAMD、どちらのGPUがおすすめですか?

A.このタイトルは珍しくAMD Radeonが健闘する傾向があります。WQHD・最高設定のネイティブ計測では、RX 9070 XTがRTX 5070 Tiにわずかに勝る結果が報告されており、NVIDIA一択で考えず比較する価値があります。

Q.レイトレーシングはオフにできますか?

A.いいえ、このタイトルはグローバルイルミネーションと反射のレイトレーシングが全プリセットで常時有効で、オフにする選択肢がありません。調整できるのはStandard(反射なし)とExtended(反射あり・最重量級)の品質2段階のみです。重いと感じたらまずStandardに落としてみましょう。

Q.VRAMはどれくらい必要ですか?

A.フルHDで約9GB、WQHDで約10GB、4Kで約11GBを使用します。8GBのGPUだと余裕がないため、解像度を問わずVRAM12GB以上を基準に選ぶのがおすすめです。

Q.4KでRTX 5090以外は選択肢になりませんか?

A.ネイティブ・レイトレExtendedでの4K60fps維持は事実上RTX 5090クラスのみですが、DLSS4.5やFSR4のアップスケーリングを併用すれば、RTX 5070 Ti/RX 9070 XTクラスでも4Kが選択肢に入ります。

Q.ゲームが起動しない・クラッシュするときは?

A.Ubisoft Connectオーバーレイ・NVIDIA GeForceオーバーレイ・Discordのゲーム内オーバーレイなど、画面に重ねて表示するソフトとの競合が報告されています。まずこれらを無効にし、それでも改善しなければファイルの整合性確認や管理者権限での起動を試してみましょう。

まとめ・次に読みたい記事

アサシンクリード ブラックフラッグ Resyncedは、VRAM消費の大きさレイトレーシングが常時有効で切れないことが最大のポイントです。GPUを選ぶ際はVRAM12GB以上を基準にしつつ、NVIDIAだけでなくAMD Radeonも候補に入れて比較してみましょう。「重いから切る」という対処ができない分、GPU選びの段階でレイトレ込みの性能を前提に考えるのが失敗しないコツです。