『紅の砂漠(Crimson Desert)』は、『黒い砂漠』の開発元Pearl Abyssが自社エンジンを新たに開発して作り上げたオープンワールドの新作で、2026年3月の発売から4日で全世界300万本を売り上げ、gamescom award 2026では「Best PC Game」を含む2部門にノミネートされた大型タイトルです。同じ開発元の看板作がMMORPGだったこともあり、「紅の砂漠もMMOなのでは」と誤解したままスペックを調べている人も少なくありません。

結論から言うと、紅の砂漠はシングルプレイ専用のオープンワールド・アクションアドベンチャーです。公式のシステム要件自体はそこまで極端に重くありませんが、レイトレーシングを前提にした設計と、NPCが大量に密集する場面でのCPU負荷の高さが実際のプレイ感を左右します。この記事では、Steam公式APIで取得した最新の動作環境、公開から半年弱で積み上がった実測ベンチマーク、そして2026年9月時点でドスパラ公式ページを直接確認したBTO構成まで、購入判断に必要な情報をまとめます。

検索すると発売直後の「賛否両論」評価がそのまま引用されている記事も見かけますが、これは古い情報です。全言語で見たSteamレビューはすでに「非常に好評」に改善しており、直近ではタイトル自体が無料アップデート「紅の砂漠 Enhanced」に進化して日本語ボイスも追加されました。この記事は2026年9月11日時点の状況に基づいています。

先に結論(編集部のおすすめ)

フルHDで安定して遊びたい

17万円台が目安。公式推奨のRTX 2080クラスを大きく上回り、レイトレーシングを有効にしても余裕があります

GPU
RTX 5060
CPU
Ryzen 7 5700X
メモリ
16GB

フルHD高画質、またはWQHDにも挑戦したい(本命)

22万円前後が目安。ラスタライズはもちろん、レイトレーシングを有効にしたWQHDでも実測60fps前後に届きます

GPU
RTX 5060 Ti 16GB
CPU
Ryzen 7 7700
メモリ
16GB

WQHDを高フレームレートで

27万円台が目安。レイトレーシング有効のWQHDで実測75fps前後、DLSS 4のフレーム生成を使えばさらに伸びます

GPU
RTX 5070
CPU
Ryzen 7 7700
メモリ
16GB(できれば32GB)

4Kでレイトレーシングも妥協したくない

39万円台が目安。ネイティブでも4K実測60fps超え、マルチフレーム生成を使えば大幅に余裕が生まれます

GPU
RTX 5070 Ti
CPU
Ryzen 7 9700X
メモリ
16GB(できれば32GB)

なぜこの構成になるのか、公式のシステム要件と実測データから順番に見ていきます。

公式のシステム要件(2026年9月11日確認)

Steam公式ストアページおよび公式API(store.steampowered.com/api/appdetails)から取得した、2026年9月11日時点の動作環境です。

最小
OS: Windows 10 64bit/CPU: Ryzen 5 2600XまたはCore i5-8500/メモリ: 16GB/GPU: Radeon RX 5500 XTまたはGeForce GTX 1060/DirectX: 12/ストレージ: 150GB(SSD必須)
推奨
OS: Windows 10 64bit/CPU: Ryzen 5 5600またはCore i5-11600K/メモリ: 16GB/GPU: Radeon RX 6700 XTまたはGeForce RTX 2080/DirectX: 12/ストレージ: 150GB(SSD必須)Steamストアページで確認する

ストレージはインストール先がSSD必須で、必要容量は最小・推奨とも150GBです。他の大型タイトルと同じく発売時より軽くなることは少なく、むしろ拡張コンテンツで増える傾向があるため、1TB以上のSSDを見込んでおくと安心です。

開発元のPearl Abyssは、自社開発の新エンジン「BlackSpace Engine」をこの作品のために用意しました。『黒い砂漠』を支えてきた既存エンジンをベースに、マルチプラットフォーム対応と表現力を作り直したもので、PC版だけでなくPS5・Xbox Series X/S・macOS版も同じエンジンで動いています。

紅の砂漠はMMOではありません

開発元の看板作『黒い砂漠(Black Desert Online)』がMMORPGであることから、紅の砂漠も同系統のオンラインゲームだと誤解されがちですが、実態は異なります。

シングルプレイ専用として開発
Pearl Abyssにとって初となる、完全にシングルプレイ専用のタイトルです。Steamのゲームカテゴリでも「シングルプレイヤー」のみが設定されており、マルチプレイ・協力プレイ・PvPのカテゴリは存在しません。
企画段階では『黒い砂漠』の前日譚だった
開発初期は黒い砂漠の前日譚として構想されていましたが、開発が進む過程で世界観を共有する独立した新作へと発展しました。
ただしオンライン要素はゼロではない
常時接続のMMO要素はありませんが、実績やクラウドセーブなどオンライン機能を利用します。友人と同時プレイするような協力・対戦モードは、2026年9月時点では実装されていません。

この違いは負荷傾向にも直結します。MMOのように大人数の他プレイヤーが常時同じ画面にいるわけではありませんが、ストーリー上の大規模戦闘シーンでは、AIが操作する多数のNPCが同時に密集する場面があり、これが後述するCPU負荷の主因になっています。

レイトレーシングとDLSS 4は前提設計です

公式の推奨GPUだけを見ると「RTX 2080でも足りるなら軽そう」と感じるかもしれませんが、実際のプレイ体験はそう単純ではありません。

レイトレーシングは基本オンが前提
紅の砂漠のグラフィックはレイトレーシングを前提に設計されており、反射・影・グローバルイルミネーションの表現がレイトレーシングに強く依存しています。オフにしても処理負荷がそこまで軽くならない一方、見た目の劣化は大きいため、GPUに余裕があるならオンで運用する前提で選ぶのが実用的です。
DLSS 4はマルチフレーム生成まで対応
発売時点からRTX 50シリーズに最適化されており、DLSS 4の超解像・フレーム生成に加え、RTX 50シリーズ専用のマルチフレーム生成(MFG)にも対応しています。RTX 40シリーズは通常のフレーム生成まで、RTX 20〜30シリーズは超解像のみが使える対応範囲です。
AMD・Intel向けの対応も拡充済み
AMDのFSR 4(RDNA4世代のRadeon RX 9000シリーズ向け)、Intel Arc向けのXeSS 3.0(フレーム生成込み)にも対応が追加されました。GPUメーカーを問わずアップスケーリングの恩恵を受けられる点は、この規模のタイトルとしては珍しい手厚さです。ただしマルチフレーム生成はRTX 50シリーズ専用の機能で、AMD・Intel向けには提供されていません。

つまり「公式推奨だから最小限のGPUで足りる」という読み方は危険です。快適に、かつレイトレーシングを活かして遊ぶなら、公式推奨より1〜2ランク上のGPUを見ておくのが現実的です。

実測fpsで見る解像度別の目安

ここからは、発売から約1ヶ月後の2026年4月に国内のPC専門メディア「ちもろぐ」が実施した大規模検証(25種類のGPU・15種類のCPUを横断計測)をもとに、解像度別の実測fpsを見ていきます。設定はいずれもUltraプリセット+レイトレーシング有効・アップスケーリングなし(ネイティブ)の条件です。無料アップデート「紅の砂漠 Enhanced」(2026年8月配信)は日本語ボイスやストーリー面の追加が中心で、グラフィックス要求を大きく変える内容ではないため、この実測は現在でも目安として有効です。

フルHD(1920×1080)

紅の砂漠 フルHD・Ultra・レイトレーシング有効・ネイティブの平均fps

2026年4月「ちもろぐ」検証。アップスケーリング・フレーム生成なし

RTX 5090173.9fps
RTX 4090137.3fps
RTX 5080131.2fps
RTX 5070 Ti126.1fps
RX 9070 XT104.5fps
RTX 507096.6fps
RTX 5060 Ti 8GB72.8fps
RTX 506063.8fps

フルHDなら、RTX 5060クラスでもUltra+レイトレーシング有効のまま60fps台を確保できます。DLSS 4のアップスケーリングを併用すれば、さらに余裕を持たせられます。

WQHD(2560×1440)

紅の砂漠 WQHD・Ultra・レイトレーシング有効・ネイティブの平均fps

2026年4月「ちもろぐ」検証。アップスケーリング・フレーム生成なし

RTX 5090150.8fps
RTX 5080106.8fps
RTX 5070 Ti100.4fps
RX 9070 XT85.2fps
RTX 507075.1fps
RTX 5060 Ti 8GB59fps
RTX 5060 Ti 16GB58.8fps
RX 9060 XT52.6fps
RTX 506048.9fps

WQHDでネイティブ60fps以上を安定して超えるのはRTX 5070クラスからです。RTX 5060 Ti勢は60fps弱で踏みとどまる水準なので、WQHD中心ならDLSS 4のクオリティモードを併用するのが現実的です。

4K(3840×2160)

紅の砂漠 4K・Ultra・レイトレーシング有効・ネイティブの平均fps

2026年4月「ちもろぐ」検証。アップスケーリング・フレーム生成なし

RTX 5090104.1fps
RTX 409078.5fps
RTX 508068.6fps
RTX 5070 Ti63.6fps
RX 9070 XT54.3fps
RTX 507046.6fps
RTX 5060 Ti 8GB34.5fps
RTX 506029.4fps

4Kでネイティブ60fpsを超えるのは、実質RTX 5070 Ti以上です。RTX 5070以下で4Kを狙う場合は、DLSS 4のフレーム生成が事実上必須になります。同じ検証では、RTX 50シリーズ限定のマルチフレーム生成(4倍)を4Kレイトレーシングと組み合わせると、RTX 5070でも110fps前後、RTX 5070 Tiなら147fps前後まで伸びるという結果も出ています。

なお、AMDのRX 9070/RX 9070 XTはこの検証でNVIDIA勢に迫る、あるいは上回る数値を出していますが、NVIDIA機は「レイ再構成」というAI処理を伴うレイトレーシング手法でテストされており、AMD機は同等の処理を持たないため、単純な同条件比較ではない点には注意してください。価格対性能という観点では、RX 9070 XTはこの作品との相性が良いカードだと言えます。

CPUは解像度によって効き方が大きく変わります

紅の砂漠でもうひとつ見落とせないのがCPUの影響です。同じ検証では、大量のNPCが同時に密集する場面を対象にCPU別のfpsも計測されており、解像度によって差の出方がまったく異なります。

紅の砂漠 フルHD・NPC密集シーンでのCPU別平均fps

2026年4月「ちもろぐ」検証。上位GPUと組み合わせてCPU性能を計測

Ryzen 9 9950X3D103.3fps
Ryzen 7 9800X3D102.7fps
Ryzen 7 7800X3D90.5fps
Core Ultra 7 270K Plus80fps
Core i7 14700K77.2fps
Ryzen 7 9700X71.7fps
Ryzen 7 770066.7fps
Ryzen 5 360034.4fps

フルHDでは、Ryzen 5 3600クラスの旧世代エントリーCPUとRyzen 7 9800X3Dの間で約3倍の差が出ています。これは平常時の探索シーンではなく、NPCが大量に密集する大規模戦闘という「もっとも重い瞬間」を切り出した数値ですが、CPUの選び方ひとつで体感が大きく変わることが分かります。

解像度が上がるほどCPU差は縮む
同じ検証の4Kでは、Ryzen 9 9950X3D(78.9fps)からRyzen 7 9700X(69.8fps)まで、CPU間の差は10〜15%程度まで縮みます。フルHDでは3倍近い差があったことを思えば、4KはGPU側がボトルネックになりやすく、高価なCPUの恩恵が相対的に小さくなることが分かります。
X3D系は密集シーンで頭ひとつ抜ける
3D V-Cacheを積むRyzen 7 9800X3D・7800X3Dは、同価格帯クラスの通常CPU(Ryzen 7 9700Xなど)より20〜30%ほど高いfpsを維持します。フルHD〜WQHD中心でNPC密集シーンの快適さを重視するなら、X3D系が有力です。
Ryzen 7 7700は最大負荷シーンでやや頭打ち
この記事のBTO構成で多く使うRyzen 7 7700は、NPC密集シーンのフルHDで66.7fps。GPU性能が上でも、この種の場面ではCPU側が先に頭打ちになる可能性があります。ストーリーの大規模戦闘を高フレームレートで駆け抜けたいなら、X3D系への変更も検討する価値があります。

VRAMは意外と要求が厳しくありません

2026年発売のAAAタイトルではVRAM不足によるカクつきが話題になりがちですが、紅の砂漠は少し事情が違います。同じRTX 5060 Ti(コア性能は同一でVRAM容量だけが8GB/16GBと異なる)の実測を比べると、WQHDで59.0fps対58.8fps、4Kで34.5fps対34.4fpsと、平均fpsの差はほぼ誤差の範囲に収まっています。

これは、他の重量級タイトルで見られる「VRAM不足でテクスチャが崩れる・急に処理落ちする」という明確な傾向が、少なくとも平均fpsの計測上は出ていないことを意味します。ただし平均fpsは瞬間的なカクつき(1%lowやフレームタイムの乱れ)までは反映しません。予算に余裕があれば、それでもVRAM 16GB搭載モデルを選んでおくほうが、長期的な安心感は上です。

販売実績と評価の推移

発売4日で300万本、公式最新発表は600万本
2026年3月19日(日本時間3月20日)の発売から、初日200万本→4日で300万本→12日で400万本と急速に積み上がり、発売から約83日後の2026年6月11日時点で全世界累計600万本を突破したとPearl Abyssが公式発表しています。これが2026年9月時点で確認できる最新の公式数値です。
Steamレビューは全体で「非常に好評」
発売直後は操作性への不満から「賛否両論」でしたが、迅速なアップデートで改善が進み、2026年9月11日時点でSteam公式APIから取得した全言語レビューは17万2,548件中84%が好評で「非常に好評」の評価です。
日本語レビューは相対的に控えめ
同じ条件で日本語レビューのみを見ると、1,101件中67%が好評で「賛否両論」に留まっています。日本語音声が追加されたのは2026年8月26日の「紅の砂漠 Enhanced」アップデートからで、それ以前のテキストのみのレビューが多く残っている影響も考えられます。今後、日本語レビューの評価が変わっていく可能性があります。
gamescom award 2026で2部門ノミネート
2026年8月のgamescom 2026では、サムスン電子の6Kゲーミングモニター展示ブースで試遊も行われ、gamescom award 2026の「Most Epic」「Best PC Game」の2部門にノミネートされました。
Steamの同時接続者数は発売半年後も一定の規模を維持
過去最高は発売直後の2026年3月29日に記録した約27.6万人です。2026年9月時点では直近30日の平均が約1万6,000人、24時間ピークが約3万人という水準で推移しており、シングルプレイタイトルとしては発売半年後でも高い水準を保っています。

「紅の砂漠 Enhanced」という名前について

2026年8月26日、gamescom 2026のタイミングで無料アップデート「紅の砂漠 Enhanced」が配信され、Steam上のタイトル表記自体が「紅の砂漠」から「紅の砂漠 Enhanced」に変わりました。追加料金は不要で、既存の購入者はそのままアップデートを受け取れます。

日本語ボイスに新規対応
発売時はテキストのみだった日本語が、音声にも対応しました。これまでテキストと英語音声のギャップが気になっていたプレイヤーへの大型改善です。
メインストーリーの展開を見直し
新規カットシーンの追加や、ストーリーのつながりを分かりやすくする調整が行われています。
これまでの配信コンテンツもすべて収録
発売から蓄積されたアップデートやコンテンツを含んだ、事実上の決定版という位置づけです。

検索すると「紅の砂漠」と「紅の砂漠 Enhanced」が別々のタイトルのように見えることがありますが、Steam上は同一の製品(App ID: 3321460)です。購入・スペック確認の際に混同する必要はありません。

予算別のおすすめゲーミングPC構成

ここからは実際のBTO構成です。価格は2026年9月11日時点でドスパラ公式の商品ページを直接確認した実売価格で、変動があるため目安として見てください。

フルHD安定/17万円台
RTX 5060 + Ryzen 7 5700X + 16GB DDR4 + 500GB NVMe SSD。THIRDWAVE AD-R7X56A-01Wが17万4,980円で該当します。フルHD・Ultra・レイトレーシング有効のまま実測60fps台を確保でき、公式推奨のRTX 2080クラスを大きく上回ります。
フルHD高画質/WQHD入口(本命)/22万円前後
RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 7700 + 16GB DDR5 + 500GB NVMe SSD。THIRDWAVE AD-R7A56C-01Bが21万9,980円で該当します。WQHD・Ultra・レイトレーシング有効でも実測60fps弱まで届く、コストと画質のバランスが良い構成です。
WQHD高フレームレート/27万円台
RTX 5070 + Ryzen 7 7700 + 16GB DDR5 + 500GB NVMe SSD。GALLERIA XPR7M-R57-GDが27万4,980円で該当します。WQHDでネイティブ60fps超えの余裕があり、DLSS 4のフレーム生成を使えばさらに滑らかになります。
4Kレイトレーシング/37万円台
RTX 5070 Ti + Ryzen 7 7700 + 16GB DDR5 + 500GB NVMe SSD。GALLERIA XPR7M-R57T-GDが37万9,980円で該当します。4Kネイティブでも実測60fps超え、マルチフレーム生成を使えば大幅な余裕が生まれます。

AMD Radeonを積んだ構成では、この記事の実測でRX 9070 XTがWQHDのレイトレーシング有効時にRTX 5070を上回るfpsを記録しています(前述の通りテスト条件がNVIDIA機と完全に同一ではない点は割り引く必要があります)。ただし2026年9月11日時点では、GALLERIAのRX 9070 XT搭載モデルは軒並み在庫切れで、購入できる中で最も近い構成はRyzen 7 9800X3Dを積んだXDR7M-97XT-GD(43万9,980円)まで価格が上がってしまいます。RTX 5070機との価格差が大きくなりすぎるため、今すぐ組むならAMD機は見送り、在庫が戻ってから再検討するのが現実的です。

なお、ドスパラはPearl Abyss公認の「紅の砂漠推奨PC」として、GALLERIA XGR5M-96XT16G-GD(Ryzen 5 7500F+Radeon RX 9060 XT 16GB+16GB DDR5+500GB、21万9,980円、在庫あり)を用意しています。RTX 5060 Ti 16GB機とほぼ同じ価格帯で、AMD構成かつ公式のお墨付きという安心感を重視するならこちらも候補になります。

NPC密集シーンの快適さまで突き詰めたい場合は、上記のCPUをRyzen 7 7800X3DやRyzen 7 9800X3Dに変更したモデルを検討してください。BTOでは搭載モデルが上位の筐体・電源グレードとセットになることが多く、価格は数万円単位で上振れします。正確な金額は各社の最新ページで確認してください。

なお、中古のゲーミングPCやパーツは当サイトでは基本的におすすめしていません。理由は保証の有無よりも、不具合が起きたときに「経年劣化なのか、前の持ち主の使い方が原因なのか」を切り分けにくいことにあります。とくに初めてPCを選ぶ方ほど、この切り分けができずトラブル対応に苦労しがちです。判断基準は中古ゲーミングPCは買っても大丈夫?にまとめています。

よくある失敗

紅の砂漠をMMOだと思い込んでスペックを盛りすぎる
常時接続の大規模マルチプレイはありません。同じ開発元の『黒い砂漠』を基準に構成を考える必要はなく、この記事の実測ベースで選べば十分です。
公式推奨スペックだけを見てGPUを妥協する
推奨のRTX 2080クラスはレイトレーシングを前提にした数値ではありません。レイトレーシングを有効にして快適に遊ぶなら、最低でもRTX 5060クラス以上を見ておきましょう。
GPUだけ強くしてCPUを妥協する
NPCが密集する大規模戦闘シーンでは、CPU性能がそのままfpsの天井になります。ハイエンドGPUを積んでも、CPUが古い世代のままだと本来の性能を引き出せません。
発売直後の「賛否両論」評価を今も信じてしまう
操作性への不満は継続的なアップデートで改善され、全体のSteamレビューはすでに『非常に好評』です。古い評判だけで購入を見送るのはもったいないタイトルです。

よくある質問

Q.紅の砂漠の推奨スペックはどれくらいですか?

A.2026年9月11日時点の公式(Steam)推奨は、Windows 10 64bit・Ryzen 5 5600またはCore i5-11600K・メモリ16GB・Radeon RX 6700 XTまたはGeForce RTX 2080・ストレージ150GB(SSD必須)です。ただしこれはレイトレーシングを考慮しない水準で、実際に快適に遊ぶにはワンランク上のGPUが安心です。

Q.紅の砂漠はMMORPGですか?

A.いいえ、シングルプレイ専用のオープンワールド・アクションアドベンチャーです。開発元Pearl Abyssの看板作『黒い砂漠』はMMORPGですが、紅の砂漠は別ジャンルの新作で、マルチプレイ・協力プレイの要素はありません。

Q.「紅の砂漠 Enhanced」と「紅の砂漠」は別のゲームですか?

A.同じ製品です。2026年8月26日に配信された無料アップデートで日本語ボイス対応やストーリー改善が行われ、Steam上のタイトル表記が『紅の砂漠 Enhanced』に変わりました。追加料金なしで、既存の購入者もそのまま更新されます。

Q.GPUはどれを選べばいいですか?

A.フルHD中心ならRTX 5060、フルHD高画質やWQHD入口ならRTX 5060 Ti 16GB、WQHDを高フレームレートで遊ぶならRTX 5070、4Kやレイトレーシングまで妥協したくないならRTX 5070 Ti以上が目安です。AMD派ならRadeon RX 9070 XTも価格対性能に優れます。

Q.VRAMは8GBでも足りますか?

A.実測データ上は、同じGPUコアでVRAM 8GB版と16GB版を比べても平均fpsの差はごくわずかで、他の重量級タイトルほど極端なVRAM不足の影響は出ていません。ただし瞬間的なカクつきまでは平均fpsに反映されないため、予算が許せば16GB搭載モデルのほうが安心です。

Q.レイトレーシングはオフにできますか?

A.設定項目としてはオフにできますが、紅の砂漠のグラフィックはレイトレーシングを前提に作られており、反射や影の表現がレイトレーシング頼みです。オフにしても負荷がそこまで軽くならない一方、見た目の劣化が大きいため、GPUに余裕があるならオンで運用する前提で選ぶのがおすすめです。

Q.DLSSとFSR、どちらにも対応していますか?

A.はい。NVIDIAのDLSS 4(RTX 50シリーズはマルチフレーム生成込み)、AMDのFSR 4、Intel ArcのXeSS 3.0(フレーム生成込み)のすべてに対応しています。GPUメーカーを問わずアップスケーリングの恩恵を受けられます。

Q.今のSteamレビュー評価はどれくらいですか?

A.2026年9月11日時点で、全言語のレビューは17万件超のうち84%が好評で『非常に好評』です。発売直後は操作性への不満で『賛否両論』でしたが、継続的なアップデートで大きく改善しています。

まとめ・次に読みたい記事

紅の砂漠は、Pearl Abyss初のシングルプレイ専用タイトルで、『黒い砂漠』のようなMMOではありません。公式の推奨スペックはRTX 2080クラスと控えめですが、レイトレーシングを前提にした設計のため、実際に快適に遊ぶならワンランク上のGPUが必要です。CPUについては、NPCが密集する大規模戦闘シーンでの差が大きく、Ryzen 7 7700クラス以上、余裕があればX3D系を選んでおくと安心です。

構成に迷ったら、本命はRTX 5060 Ti 16GB+Ryzen 7 7700+メモリ16GBで、22万円前後が目安になります。VRAMは他の大型タイトルほどシビアではないため、無理に16GB以上のモデルへ背伸びする必要はありませんが、予算に余裕があれば選んでおいて損はありません。