『Gears of War: E-Day』(『ギアーズ オブ ウォー』シリーズ)は、2026年10月6日に発売されるシリーズの前日譚です。開発はThe Coalition、原点となる「破局の日」から始まる72時間を、若き日のマーカス・フェニックスとドミニク・サンティアゴの視点で描きます。Xbox Series X|SとPC(Steam・Microsoft Store)で展開され、発売日からXbox Game Passにも対応します。
PC版の動作環境を見ると、要求されているものがかなり具体的です。ハードウェアレイトレーシング対応GPUが必須で、ストレージは130GBのSSD限定。しかも2026年8月に実施されたオープンベータでは、実際のフレームレートを計測した検証記事がすでに出ています。この記事では公式の動作環境を読み解いたうえで、そのベータ実測データをもとに「実際どのGPUを買えば快適に遊べるのか」を具体的に詰めます。公式スペック表の丸写しでは終わらせません。
もうひとつ、130GBというストレージ要求の重さも掘り下げます。当サイトが以前まとめたSSD容量不足の対処法では「500GBに大作は3本前後しか入らない」という現実を示しましたが、E-Dayはその中でもとくに大きい部類に入ります。なぜここまで容量を食うのか、技術的な背景から説明します。
先に結論(編集部のおすすめ)
まだ発売前のため製品版の実測ベンチマークは存在しませんが、8月のオープンベータで実施された検証データがあります。これを踏まえた現実的な構成は次のとおりです。
ベータ要件ページの目標ライン(1440p・画質「高」+アップスケーリング前提)
24〜27万円が目安。後述のベータ実測はこれより上の画質「最高」プリセットで計測されています
- GPU
- RTX 5060 Ti 16GB
- CPU
- Ryzen 5 7600 / Core i5-14400F
- メモリ
- 32GB
1080p・画質「最高」でMin 60fpsを確保したい(本命)
33〜38万円が目安。ベータ実測でMin 60fpsに届いた最小構成です
- GPU
- RTX 5070 Ti
- CPU
- Ryzen 7 7700
- メモリ
- 32GB
WQHD・画質「最高」+アップスケーリング品質
38〜46万円が目安。平均56fpsまでは伸びますが、Min 60fpsにはわずかに届きません
- GPU
- RTX 5080
- CPU
- Ryzen 7 7700〜7800X3D
- メモリ
- 32GB
WQHDでもMin 60fpsを妥協したくない
90万円前後〜。ベータ実測でWQHDのMin 60fpsを明確に超えたのはこのクラスだけでした
- GPU
- RTX 5090
- CPU
- Ryzen 7 9800X3D
- メモリ
- 32GB
このゲームは公式の推奨スペックだけを見ると軽く感じますが、後述するとおり画質を上まで盛ると要求は跳ね上がります。まずは無理に「最高」設定を狙わず、1段階下げた画質で必要なGPUを見極めるのが現実的です。
公式の動作環境
Steamで公開されている動作環境は次のとおりです。
- 最低
- OS: Windows 10 64bit(22H2以降)/CPU: Ryzen 5 2600X または Core i7-6850K・Core i5-10400/メモリ: 12GB/GPU: RTX 5050・RTX 2060・Radeon RX 6600・Radeon RX 9060のいずれかでハードウェアレイトレーシング対応が必須/ストレージ: 130GB(SSD必須)
- 推奨
- OS: Windows 11 64bit(25H2以降)/CPU: Ryzen 5 5600 または Core i5-11600K/メモリ: 16GB/GPU: RTX 5060・RTX 3060 Ti・Radeon RX 6700 XT・Radeon RX 9060 XTのいずれか/ストレージ: 130GB(SSD必須)Steamストアページで確認する
最低構成のCPUに目を引かれます。Ryzen 5 2600Xは2018年、Core i7-6850Kは2016年発売のCPUです。8年落ちのCPUでも一応の動作ラインに入っているということは、このゲームの負荷の中心がCPUではなくGPUにあることを示しています。詳しくは後述します。
なお最低構成の時点でWindows 10(22H2以降)が対象に含まれています。エースコンバット8のようにWindows 11専用にはなっていないため、Windows 10でゲームはいつまで遊べるかで扱ったドライバ提供終了の問題さえクリアしていれば、OSの買い替えは必須ではありません。
なぜ2020年より前のGPUは起動すらできないのか
最低構成のGPU欄をよく見ると、共通点があります。RTX 2060、Radeon RX 6600。いずれもハードウェアレイトレーシング用のアクセラレータを積んだ、各社にとって「最初の世代」に近いモデルです。
- NVIDIA
- 最低要件を満たすのはGeForce RTX 20シリーズ以降(RTX 2060以上)です。GTX 16シリーズ・GTX 10シリーズ・GTX 900シリーズ以前は、性能に余裕があっても対象外になります。
- AMD
- 最低要件を満たすのはRadeon RX 6000シリーズ以降(RX 6600以上)です。RX 5000シリーズ、Vega世代、Polaris世代のRadeonにはレイトレーシング用のアクセラレータがなく、対象外です。
- Intel
- 2026年8月時点のSteam公式の動作環境にIntel製GPUの記載はありません。オープンベータ告知時点では海外メディアがArc A580(最低)・Arc B580(推奨)を対象として伝えていましたが、製品版の要件では明記されなくなっています。Arcシリーズでの動作を予定している場合は、発売直前に公式要件を再確認してください。
つまりGTX 1080 TiのようにラスタライズだけならRTX 3060クラスに匹敵する旧世代の高性能カードでも、レイトレーシング用の専用回路を持っていなければ、このゲームは起動画面すら見られないということです。ハードウェアレイトレーシングが必須条件になっているタイトルは、当サイトで扱ってきた中ではエースコンバット8と同じ構造で、性能ではなく世代で線が引かれます。手持ちのGPUがこの条件を満たすかどうかは、性能表を見る前にまず確認しておいてください。
同じ2026年秋の新作でも、条件が正反対のタイトルもあります。9月24日発売のSILENT HILL: Townfallは、公式要件にハードウェアレイトレーシング必須の記載がなく、推奨GPUのRTX 3080は現行のRTX 5060 Ti 16GBとほぼ同格です。9月3日発売のThe Blood of Dawnwalkerも同様で、2026年8月時点の公式要件にレイトレーシング必須の記載はありません。手持ちのGPUがE-Dayの条件を満たさない場合でも、遊べる新作がすべて対象外になるわけではありません。
オープンベータの実測が示す本当の重さ
ここが本題です。8月のオープンベータでは、複数のGPUを使ったフレームレート検証がすでに公開されています。国内のPC情報サイト「ニッチなPCゲーマーの環境構築Z」が2026年8月15日に公開した検証では、Ryzen 7 9800X3D環境でRTX 50シリーズ5モデルを比較しています。
まずはアップスケーリングを使わない、ネイティブ描画・画質「最高」設定の結果です。
Gears of War: E-Day オープンベータ(1920×1080・ネイティブ・画質「最高」)
アップスケーリングなし。CPUはRyzen 7 9800X3Dで統一。値は平均fps(出典: ニッチなPCゲーマーの環境構築Z)
ネイティブ描画でMin 60fps(フレームレートが落ち込む場面でも60fpsを割らない水準)を超えているのは、実はRTX 5090だけです(最低65fps)。RTX 5080でも最低43fpsにとどまり、ネイティブ描画で快適に遊ぶのはかなり厳しいというのが実態です。
次に、DLSS Super ResolutionまたはFSRの「品質」モードを有効にした場合です。
Gears of War: E-Day オープンベータ(1920×1080・DLSS/FSR「品質」・画質「最高」)
DLSS Super Resolution または FSR 品質モードを有効化。CPUはRyzen 7 9800X3Dで統一。値は平均fps
アップスケーリングを使うと、話が変わってきます。RTX 5070 Tiが最低60fps・平均68fpsを記録しており、ここが「1080p・画質最高でもMin 60fpsを維持できる」実質的なラインです。RTX 5060 Tiは平均43fps、RTX 5070でも最低50fpsにとどまり、Min 60fpsには一歩届きません。
続いてWQHD(2560×1440)で同じくDLSS/FSR品質モードを使った場合です。
Gears of War: E-Day オープンベータ(WQHD・DLSS/FSR「品質」・画質「最高」・平均fps)
CPUはRyzen 7 9800X3Dで統一。最低fpsはRTX 5080で49、RTX 5090で70を記録
WQHDまで解像度を上げると、RTX 5080でも平均56fps・最低49fpsに落ち着き、Min 60fpsにはわずかに届きません。明確にMin 60fpsを超えたのはRTX 5090(最低70fps)だけでした。
4K・DLSS/FSR品質モードの結果も見ておく価値があります。RTX 5060 Ti 16GBが平均15fps、RTX 5070が平均21fps、RTX 5070 Tiが平均27fps、RTX 5080が平均31fps、そして最上位のRTX 5090でも平均51fpsです。つまりこのベータの条件では、DLSS 4.5のDynamic Multi Frame Generationのような補助技術を使わない限り、4K・60fpsは現行のどのGPUでも到達していません。フレーム生成は挟み込んだフレームで体感のなめらかさを底上げする技術であり、入力遅延そのものは改善しない点は留意してください。
このデータを見る限り、E-Dayは2026年に出た新作の中でもかなり重量級です。ただし断っておくと、これはあくまで発売前のオープンベータ、しかも画質「最高」プリセットでの結果です。製品版までに最適化パッチが入る可能性は十分にあり、この記事の数値を絶対値として受け取らないようにしてください。
ベータの目標値とベータ実測が食い違う理由
ここで疑問が出ます。8月のオープンベータの要件ページでは、RTX 5060やRTX 3060 Tiクラスのグラフィックボードで、画質「高」設定・WQHD・60fpsが目標として案内されていました。ところが同じベータを対象にした実測検証では、より上位のRTX 5060 Ti 16GBでも、1080pの「最高」設定で平均43fpsしか出ていません。数字だけ見ると矛盾しているように見えます。なお製品版のSteamストアページには、この種の想定解像度・fpsの記載自体がありません。
種明かしは単純で、比べているプリセットが違います。ベータの要件ページが前提にしている「高」設定と、検証記事が計測に使っている「最高」設定は、名前が似ているだけの別の画質プリセットです。多くのUnreal Engine 5タイトルでは、最上位の画質プリセットがそのひとつ下の設定より2倍前後重くなることも珍しくありません。加えてベータ側の想定はアップスケーリングを使う前提なので、両者は解像度もプリセットも計測条件も揃っていない、いわば別の物差しで測った数字ということになります。
この記事のGPU選びの結論を、無理にどちらか一方の数字に寄せなかったのはこのためです。予算と画質へのこだわりに応じて、2つの物差しを使い分けてください。予算を抑えたいなら画質「高」であきらめず遊べそうなRTX 5060 Ti 16GBクラス、画質「最高」までこだわりたいならベータ実測が示すRTX 5070 Tiクラス以上、というのが現実的な線引きです。
GPUとCPU、どちらを優先すべきか
最低構成のCPUがRyzen 5 2600X(2018年発売の6コア12スレッド)という古さだったことを思い出してください。推奨構成でもRyzen 5 5600・Core i5-11600Kと、いずれも中堅クラスにとどまっています。一方でGPUは、ハードウェアレイトレーシング対応という世代の壁に加え、上のベータ実測が示すとおり性能差がそのままfpsの差に直結しています。
- 予算はGPUに寄せるのが正解です
- CPUは推奨構成のRyzen 5 5600クラスで足りている一方、GPUのグレードを上げるほどfpsが素直に伸びます。同じ予算ならGPU優先です。
- X3D系CPUの優先度は高くありません
- 推奨CPUの古さを考えると、E-Dayのために大容量L3キャッシュを積んだX3D系CPUを選ぶ必要性は薄いタイトルです。
- 6コア以上が実質的な下限です
- 最低構成のRyzen 5 2600Xでも6コア12スレッドです。4コアCPUは対象外と考えてください。
同じGPU律速でもハードウェアレイトレーシング必須という点で共通するエースコンバット8と近い性格ですが、逆にドラゴンズドグマ 2:ダークアリズンのようにCPUの単体性能がボトルネックになるタイトルとは正反対です。同じ「10月発売の新作」でも、お金を入れるべき場所はまったく違います。
アップスケーリングとシェーダースタッター対策
E-Dayは、対応するアップスケーリング技術の幅が広いタイトルです。
- DLSS 4.5(NVIDIA)
- Super ResolutionとDynamic Multi Frame Generationに対応。NVIDIAは本作の独占PCパートナーとして技術協力しており、NVIDIA Reflexによる低遅延化も組み込まれています。
- FSR 4(AMD)
- 旧世代のFSR 3から画質・性能面で強化された最新版に対応します。NVIDIA・AMD・Intelいずれのハードウェアでも動作する互換性の広さが特徴です。
- XeSS 3.0(Intel)
- Arcシリーズ向けのアップスケーリング技術です。
- TSR(Unreal Engine標準)
- ハードウェア非依存のUnreal Engine内蔵アップスケーラーです。上記いずれにも対応しないハードウェアの受け皿になります。
対応方式の広さは、当サイトのDLSS・FSR・XeSSの対応早見表で扱っている「メーカーによって有利不利が分かれる」タイトルとは対照的です。E-Dayはどのメーカーのグラフィックボードを選んでも、何らかのアップスケーリングの恩恵を受けられる設計になっています。
もうひとつ、Advanced Shader Delivery(ASD)という仕組みも用意されています。これはシェーダーをあらかじめコンパイル済みの形で配信し、プレイ中のシェーダーコンパイルによる読み込み待ちやカクつきを減らす技術です。ただし2026年8月時点ではMicrosoft StoreおよびXbox PCアプリ版が対象で、Steam版への対応時期は明らかになっていません。多くのUnreal Engine 5タイトルが抱えるシェーダーキャッシュが毎日更新される問題とは異なるアプローチである点は評価できますが、Steam版で購入する場合は初回起動時のスタッターが軽減されない可能性がある点に留意してください。
なお2026年8月時点で、NVIDIA環境ではドライバのバージョンをGeForce 610.88以降にしておく必要があると案内されています。GPUの世代条件を満たしていても、ドライバが古いままだと正しく起動しない可能性があるので、購入後は最初にドライバを更新してください。
ストレージは130GB。500GBでは厳しい理由
ここが、当サイトで繰り返し扱ってきたSSD容量問題との接点です。
- オープンベータは80GBでした
- 8月のオープンベータ版は、Horde SiegeとVersusの一部モードだけを含む限定的な内容でしたが、それでも80GBのSSD空き容量が必須とされていました。
- 製品版は130GBに増えます
- キャンペーン・拡張されたHorde Siege・洗練されたVersus PvPをフルに含む製品版では、必要容量が130GBまで増加します。ベータからの差分50GBが、キャンペーンと追加コンテンツのボリュームということになります。
- SSDが必須条件です
- 最低・推奨のどちらの構成でもHDDは選択肢に入っていません。SSD以外へのインストールは想定されていません。
なぜここまで容量が大きいのか。The Coalitionは、本作のNanite技術によるオブジェクトの精細度が『Gears 5』比で最大100倍になったと説明しています。さらにMegaLightsによる100以上の光源のリアルタイム処理、大規模な破壊表現、広範囲のボリュメトリックエフェクトやパーティクルが加わります。精細なジオメトリと高解像度テクスチャの物量がそのままインストール容量に跳ね返っている、というのが実態でしょう。
この130GBという数字がどれくらい重いか、SSDが足りなくなったときの対処で扱った実容量データと比べてみます。
- Red Dead Redemption 2・Baldur's Gate 3 — 各150GB
- 当サイトで確認している中でもとくに大きい2本です
- 黒神話:悟空 — 130GB
- E-Dayとほぼ同じ容量です。フルレイトレーシング対応の重量級タイトル同士、容量も並びました
- Gears of War: E-Day — 130GB
- 今回のタイトルです。500GBのSSDなら、これだけで容量の4分の1以上を占有します
500GBのSSDの実効容量はおよそ385〜415GB(Windowsとアプリで50〜80GB消費した後の残り)です。E-Dayを1本入れると、残りは255〜285GB程度まで減ります。ほかに大作を並行して遊ぶ予定があるなら、新規に組むPCは1TB以上のSSDを前提にしてください。すでに500GBのPCを使っていて容量が厳しい場合の対処法は、上記の記事にまとめてあります。
予算別の構成例
2026年8月時点のBTO完成品の目安です。GPU・メモリ・SSDのいずれも価格変動が激しい局面なので、最新価格は各メーカーで確認してください。
- ベータ要件ページの目標ライン(画質「高」・1440p想定)/約24〜27万円
- RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 5 7600 または Core i5-14400F + 32GB + 1TB NVMe SSD + 650W電源。推奨GPU帯に近く、画質を「高」までに抑えれば無理のない選択です。
- 1080p・画質「最高」でMin 60fpsを確保(本命)/約33〜38万円
- RTX 5070 Ti + Ryzen 7 7700 + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 750W電源。ベータ実測でMin 60fpsに届いた最小構成です。費用対効果はここがピークになります。
- WQHD・画質「最高」+アップスケーリング品質/約38〜46万円
- RTX 5080 + Ryzen 7 7700〜7800X3D + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 850W電源。平均56fpsまで伸びますが、Min 60fpsにはわずかに届きません。
- WQHDでもMin 60fpsを妥協しない/約90万円前後〜
- RTX 5090 + Ryzen 7 9800X3D + 32GB DDR5-6000 + 1TB NVMe SSD + 1000W電源。ベータ実測でWQHDのMin 60fpsを明確に超えた唯一の構成ですが、価格差に見合うかは慎重に判断してください。
予算帯ごとの選び方は30万円台のゲーミングPCと40万円台のゲーミングPCに詳しくまとめています。
- 定番の安心感で選ぶならドスパラ(GALLERIA)
- セールを狙って安く買うならフロンティア
- メモリやSSDのカスタマイズ幅ならパソコン工房
そのほか押さえておきたいこと
- 発売日と価格
- 2026年10月6日発売。通常版が9,800円、Premium Editionが14,000円です(2026年8月時点のSteam表示価格)。Premium Editionには最大5日間の早期アクセス、武器スキン、シーズンカスタマイズパックなどが含まれます。
- 発売日からXbox Game Passに対応
- Xbox Game Studios作品のため、PC Game Pass・Xbox Game Pass Ultimateの加入者は追加購入なしで遊べます。買い切りとサブスクの損益分岐はPC Game Passは入る価値があるかで扱っています。
- クロスプレイに対応
- PCとXbox Series X|Sの間でクロスプレイ・クロスプログレッション・クロスセーブに対応します。
- アンチチートはEasy Anti-Cheat
- 対戦を含むマルチプレイ全般に導入されています。
- オープンベータはすでに終了しています
- 全ユーザー向けの第2週は2026年8月14日から8月18日午前2時(日本時間)まで実施され、この記事の公開時点で終了したばかりです。この記事のベンチマークはこのベータ期間中に計測されたものです。
よくある失敗
- GTX 1080 TiのようなラスタライズだけならRTX 3060クラス相当のGPUで動くと思い込む
- ハードウェアレイトレーシング対応が必須条件です。性能に余裕があっても、GTX 10シリーズやRX 5000シリーズ以前のGPUは起動できません。
- 推奨GPUのRTX 5060クラスをそのまま「最高画質でも快適」と受け取る
- 8月のベータ要件ページが示していた目標は画質「高」設定でした。ベータ実測の検証記事は「最高」設定で計測されており、同じ解像度でも数値の意味が変わります。
- 500GBのSSDで足りると考える
- 本編だけで130GB必要です。500GBの実効容量は385〜415GB程度なので、これだけで4分の1以上を占有します。
- GPUを妥協してCPUに予算を回す
- 推奨CPUは中堅クラスにとどまっており、GPUのグレードのほうがfpsに直結します。X3D系CPUの優先度は高くありません。
- 古いNVIDIAドライバのまま起動する
- GeForce 610.88以降のドライバが案内されています。GPUの世代条件を満たしていても、ドライバが古いと正常に動作しない可能性があります。
- ベータの数値を製品版の確定値として扱う
- この記事の実測データはあくまで発売前のオープンベータでの計測です。製品版までに最適化パッチが入る可能性があります。
よくある質問
Q.『Gears of War: E-Day』の推奨スペックはどれくらいですか?
A.製品版の公式推奨はWindows 11・Ryzen 5 5600または Core i5-11600K・メモリ16GB・RTX 5060またはRTX 3060 Ti・Radeon RX 6700 XT・Radeon RX 9060 XTのいずれか・ストレージ130GBです。8月のオープンベータの要件ページでは同じGPU帯で画質「高」設定・1440p・60fpsが目標とされていましたが、製品版のストアページには想定解像度やfpsの記載自体がありません。
Q.GTX 1080 Tiや GTX 1660 SUPERでも遊べますか?
A.遊べません。ハードウェアレイトレーシング対応のグラフィックボードが必須条件で、GTX 10シリーズやGTX 16シリーズはこれを満たしません。GeForceならRTX 20シリーズ以降、RadeonならRX 6000シリーズ以降が必要です。2026年8月時点のSteam公式要件にIntel製GPUの記載はありません。
Q.実際にはどのGPUを選べばいいですか?
A.8月のオープンベータの実測では、1080p・画質「最高」・DLSS/FSR品質モードでMin 60fpsに届いたのはRTX 5070 Ti以上でした。予算を抑えて画質を「高」設定まで落とすならRTX 5060 Ti 16GBクラスでも遊べます。
Q.WQHDや4Kで遊ぶにはどのGPUが必要ですか?
A.ベータ実測ではWQHD・DLSS/FSR品質・画質「最高」でMin 60fpsを明確に超えたのはRTX 5090だけでした。RTX 5080でも平均56fps・最低49fpsにとどまります。4Kについては、最上位のRTX 5090でも平均51fpsで、アップスケーリング品質モードだけでは60fpsに届いていません。
Q.CPUは何を選べばいいですか?
A.最低構成のCPUがRyzen 5 2600X(2018年発売)という古さで、推奨構成でもRyzen 5 5600クラスにとどまります。GPU律速がはっきりしたタイトルなので、Ryzen 7 7700クラスがあれば十分で、X3D系CPUに予算を割く優先度は高くありません。
Q.ストレージはどれくらい必要ですか?
A.公式要件は130GBで、SSDであることが必須です。HDDは対象外です。8月のオープンベータは限定コンテンツで80GBでしたが、製品版はキャンペーンと拡張されたマルチプレイを含むため130GBに増えています。ほかのゲームも入れるなら1TB以上のSSDを推奨します。
Q.DLSSとFSR、どちらが有利ですか?
A.有利不利はほとんどありません。DLSS 4.5(NVIDIA)、FSR 4(AMD)、XeSS 3.0(Intel)、Unreal Engine標準のTSRの4方式に対応しており、どのメーカーのグラフィックボードでも何らかのアップスケーリングが使えます。
Q.Xbox Game Passで遊べますか?
A.遊べます。Xbox Game Studios作品のため、発売日からPC Game Pass・Xbox Game Pass Ultimateの対象になります。買い切りとの比較は当サイトのPC Game Pass関連記事にまとめています。
Q.Windows 10でも動きますか?
A.動きます。最低構成の時点でWindows 10(64bit・22H2以降)が対象に含まれており、エースコンバット8のようなWindows 11専用のタイトルではありません。ただし推奨構成はWindows 11(25H2以降)が前提です。
Q.ノートPCでも遊べますか?
A.ハードウェアレイトレーシング対応のRTX 40/50シリーズを積んだゲーミングノートであれば要件は満たします。ただしGPU律速がはっきりしたタイトルなので、同じ型番でもTGP(消費電力の上限)が低いモデルでは性能が伸びません。ノート選びの注意点はゲーミングノートのTGPとMUXスイッチにまとめています。
まとめ・次に読みたい記事
『Gears of War: E-Day』のPC版は、公式スペック表だけでは実際の重さが見えにくいタイトルです。
押さえるべきは3点です。ひとつ、ハードウェアレイトレーシング対応GPUが必須で、性能に余裕があっても対象外になるGPUが存在すること。ふたつ、ベータの要件ページが示す目標値とベータ実測は前提となる画質プリセットが違うため、単純比較できないこと。みっつ、ストレージは130GBのSSD必須で、500GBのPCでは容量の4分の1以上を持っていかれること。
現実的な本命は、1080p・画質「最高」でMin 60fpsを確保できるRTX 5070 Ti+Ryzen 7 7700+メモリ32GB+1TB SSDです。予算を抑えるなら画質を「高」設定に落として、RTX 5060 Ti 16GBクラスから始めるのも現実的な選択肢です。ベータの数値はあくまで発売前の参考値なので、製品版の検証が出そろってから最終判断するのも手です。



