20万円を超えるゲーミングPCを買ったあと、多くの人が確認しないまま放置しているのが「壊れたとき」ではなく「失ったとき」の備えです。落雷でマザーボードが死んだ、空き巣に持っていかれた、地震で棚から落ちた——こうした外部要因による損害は、BTOメーカーの標準保証では最初から対象外に分類されています。
結論を先に言うと、一般的な火災保険(正確には住宅の契約に付帯する家財保険)で埋まる範囲と、埋まらない範囲がはっきり分かれています。地震による損害は、通常の火災保険では対象外で、別途「地震保険」への加入が必要です。盗難や水濡れも、契約内容によって補償の有無が変わります。そしてBTO各社が用意する物損保証も、ここに書かれている以上に地震を対象外にしています。
この記事では、火災保険・地震保険の補償範囲を一次情報で確認したうえで、ドスパラ・パソコン工房・マウスコンピューターの物損保証がどこまで埋めてくれるのかを規約原文で突き合わせます。さらに、タワー型PCの転倒防止という、サイト内でまだ扱っていなかった地震の物理対策にも触れます。保険の契約内容は商品によって差が大きいため、断定できない部分は「ご自身の契約内容をご確認ください」とそのまま書きます。なお、落雷から機器そのものを守るハード的な対策はゲーミングPCにUPSは必要?停電は年0.13回という前提から考えるで扱った内容と対になります。この記事はその後、実際に壊れた・盗まれたときにお金がどこから出るかという話です。
先に結論
- 地震のリスクは保険と物理対策の両方で備える
- 地震保険への加入可否は家計の判断になりますが、タワーPCの転倒防止だけは費用をかけずに今日できます。後述の耐震対策を先に済ませてください
- 火災保険の契約内容を一度確認する
- すでに住宅の火災保険に入っている方は、家財の補償額と、盗難・水災・破損汚損のオプションが付いているかを確認してください。賃貸の方も契約時に加入した家財保険の補償範囲を見直す価値があります
- BTOの物損保証は「日常の過失」を埋めるためのもの
- 飲み物をこぼした、持ち運び中に落とした、といった自分の不注意による破損が主な対象です。地震のような広域災害をカバーする設計にはなっていません
- 盗難は保険より先に、物理的な抑止のほうが効果的
- 窓からの死角を減らす、長期不在時は見える場所に置かないなど、起きてからの補償より起きにくくする工夫を優先してください
火災保険で家財として補償される範囲
まず前提の整理です。火災保険は「建物」と「家財」を別々に補償する仕組みで、ゲーミングPCのような動産は「家財」の補償対象です。建物だけに加入していて家財を付けていない契約だと、ここから先の話はすべて関係なくなるため、最初に自分の契約が家財を含んでいるかを確認してください。
家財の補償は、ベースとなる部分と、契約時に選ぶオプション部分に分かれているのが一般的です。ただし商品によって構成はかなり異なるため、以下は目安として読んでください。
- 火災・落雷・破裂や爆発
- 多くの火災保険商品でベースの補償に含まれます。落雷の過電流でPCが壊れた場合もここに含まれるのが一般的です
- 風災・雹災・雪災
- 台風で窓ガラスが割れて雨が吹き込み、室内のPCが水濡れした、というようなケースです。選択制のオプションになっている商品が多くあります
- 水災
- 台風や豪雨による洪水、土砂崩れなど、自然災害としての水害です。床上浸水や、再調達価額の30%以上の損害が条件になることが一般的です
- 水濡れ
- 給排水設備の破損や、マンションであれば他の住戸からの漏水など、設備トラブルによる不測の事故です。水災とは原因も補償の扱いも別物として整理されています
- 盗難
- 住宅に侵入されて盗まれた場合の補償です。条件は次の章で詳しく扱います
- 破損・汚損
- うっかり落とした、飲み物をこぼしたといった不測かつ突発的な事故です。保険料を抑えるためにこの補償を外せる商品もあります
どの項目がベースに含まれ、どの項目がオプションかは保険会社や商品プランによって本当にまちまちです。「火災保険に入っているから家電の損害は全部出る」という思い込みは危険です。契約時の証券やパンフレットで、家財の補償とその特約内容を確認してください。
損保ジャパン 家財の補償範囲水濡れと水災は別物です
見落とされがちなのがここです。同じ「水でPCが壊れた」でも、原因によって適用される補償が違います。
- 給排水管が破裂してPCが水に浸かった
- 「水濡れ」の補償です。水道管や排水管、貯水タンクなどの設備事故による水漏れが対象で、設備そのものの修理費は含まれません
- 台風や豪雨で床上浸水してPCが水没した
- 「水災」の補償です。水濡れとは別枠の補償で、契約時にオプションとして選んでいないと対象外になります
- 結露でじわじわ内部が腐食した
- いずれにも該当しません。「不測かつ突発的な事故」という条件を満たさないためです。結露の仕組みと予防は冬のゲーミングPCの静電気・結露対策で扱いました
地震だけは別枠です
ここがこの記事でいちばん伝えたい部分です。地震・噴火・津波による損害は、通常の火災保険には最初から含まれていません。カバーするには、火災保険とは別に「地震保険」へ加入する必要があります。
- 地震保険は単独では加入できない
- 必ず火災保険とセットで契約する仕組みです。火災保険だけに入っていて地震保険を付けていない場合、地震によるPCの損害は補償されません
- 保険金額は火災保険金額の30〜50%の範囲で設定
- 家財の地震保険は上限1,000万円です(建物は上限5,000万円)。火災保険の家財の補償額をそのまま地震保険に引き継げるわけではない点に注意してください
- 損害の程度によって支払い割合が4段階に分かれる
- 家財全体の時価額に対する損害の割合で判定されます。PC1台だけを個別に査定するわけではなく、家財全体の被害状況から算定される点がポイントです
- 対象は地震・噴火、およびこれらによる津波
- 地震・噴火・津波を原因とする火災・損壊・埋没・流失による被害が対象です
地震保険 家財の損害区分と支払い割合
家財全体の時価額に対する損害の程度で4段階に判定されます(平成29年以降の基準)。PC単体の査定ではありません
30万円を超えても「明記物件」の申告は不要です
ここは誤解されやすいところなので、正確に書いておきます。火災保険にも地震保険にも「明記物件」という制度があり、1個または1組30万円を超える品物は、契約時に申告して証券に明記しないと補償対象にならない、という条項です。
ハイエンドのゲーミングPCは軽く30万円を超えることがあるため、「申告が必要なのでは」と不安になる方もいると思います。しかし、この明記物件の対象は貴金属、宝石、書画、骨董、彫刻などの美術品や稿本・設計書に限られます。高額なパソコンや家電は、たとえ30万円を超えていても明記物件としての申告は通常不要です。骨董的・美術的価値がある特別な品でない限り、この条項を気にする必要はありません。
火災保険の明記物件とはなお、地震保険で補償されるのはPC本体までです。内部に保存していたデータやソフトウェアは、地震保険に限らずどの補償でも対象外です。ゲームのセーブデータや制作データを守りたいなら、保険とは別にバックアップを用意しておく必要があります。何を優先して退避すべきかはゲーミングPCのバックアップにまとめました。
盗難の補償には条件があります
盗難も家財保険でカバーされる項目ですが、「盗まれたら必ず出る」というものではありません。実務上、次の条件が前提になっているのが一般的です。
- 住宅への侵入があったことが前提
- こじ開けられた跡や、窓ガラスが割られているなど、外部からの侵入の形跡が確認できることが条件になります
- 施錠されていたこと
- 鍵をかけ忘れていた場合など、管理に不備があったと判断されると補償されないことがあります
- 警察への被害届の提出が必須
- 110番通報のうえ被害届を出し、受理番号を保険会社への請求時に提出する流れが一般的です
- 同居家族による持ち出しは対象外
- 家族や同居人によるものは、原則として盗難の補償対象に含まれません
- 建物の外での盗難は対象外になりやすい
- 庭先やベランダなど、建物の外に出した状態での盗難は、家財の盗難補償の範囲から外れることが一般的です
「外出中に部屋に忍び込まれてPCを持っていかれた」は典型的に対象となるケースですが、「鍵を閉め忘れていた」「侵入の跡がはっきりしない」場合は、補償されるかどうかが契約や状況の判断次第になります。ここも保険会社によって扱いが変わるため、断定はできません。
チューリッヒ 火災保険の盗難補償スマホ・ノートPC向けの「モバイル保険」は対象外です
最近増えている月額制の携帯端末保険(スマートフォンやノートPCの修理費を補償するもの)は、デスクトップのゲーミングPCには使えないことがほとんどです。多くの商品が「外出時に持ち歩ける通信機器」を対象条件にしており、設置したまま使うデスクトップタワーはそもそも加入対象から外れます。ノートPCのゲーミングPCであれば検討の余地がありますが、デスクトップの場合は住宅の火災保険(家財)か、後述するBTOメーカーの物損保証が現実的な選択肢になります。
BTO各社の物損保証はどこまで埋めるか
火災保険・地震保険が埋めない部分、つまり「自分の不注意による日常的な破損」を埋めるのが、BTOメーカーが用意する物損保証です。標準保証との違いはBTOパソコンが故障したときの修理ガイドで扱ったとおり、通常保証は自然故障のみが対象で、外部要因による破損は最初から保証の枠外に置かれています。そこを埋めるための有償オプションが、各社名称も中身も異なる状態で存在しています。以下は2026年10月3日時点で各社公式サイトを直接確認した内容です。契約内容は変更されることがあるため、加入前に最新の規約を確認してください。
| 項目 | ドスパラ(セーフティサービス) | パソコン工房(物損保証付延長保証) | マウスコンピューター(破損盗難保証サービス) |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | 月額980円(初月無料) | 個人: 3年15%/4年20%(本体価格) | 固定額: Level1〜4で6,600円〜19,800円 |
| 保証期間・上限 | 最大5年、1年に2回まで適用 | 本体金額の100%まで経過年数による逓減なし | 保証上限額5万円〜20万円(レベルにより選択) |
| 対象となる事故 | 落下、水濡れ、清掃時の破損など日常の過失 | 落下、輸送・運搬中の事故、水没・冠水 | 落下・圧力等の外的要因、水濡れ、火災・落雷、盗難 |
| 地震・噴火・津波 | 大規模な天災に起因する火災は対象外 | 地震・津波・洪水・噴火等は規約で明記除外 | 自然災害に起因する破損・火災・水濡れは対象外 |
| 盗難の扱い | 規約上の明記は確認できず(要問い合わせ) | 盗難時はサービスが終了(補償ではなく契約終了) | 対象。免責金5,000円、警察への盗難届が必要 |
この比較から分かるのは2つのことです。ひとつは、3社とも地震のような大規模な自然災害は対象外と明記していること。ハードウェアを買うときの物損保証は、あくまで「自分で落とした」「こぼした」という日常的な事故を埋めるための商品で、地震・噴火・水害のような広域災害の受け皿にはなっていません。
もうひとつは、盗難の扱いが3社でまったく違うことです。マウスコンピューターの破損盗難保証サービスは、サービス名のとおり盗難も明確に補償対象で、警察への届出と免責金5,000円を条件に保証上限額まで補償されます。一方パソコン工房の物損保証付延長保証は、盗難が起きると規約上「サービスの終了」という扱いになり、金銭の補償を受ける条項ではありません。ドスパラのセーフティサービスは、公開されている規約・FAQの範囲では盗難の扱いが明記されておらず、加入前に直接確認する必要があります。「物損保証に入っているから盗まれても安心」とは言い切れない、ということです。
- ドスパラ セーフティサービス規約
- 物損保証の対象事故・除外事由を公開しています規約を見る
- パソコン工房 物損保証付延長保証規約
- 第8条に対象事故、第16条にサービス終了条項があります規約を見る
- マウスコンピューター 破損盗難保証サービス利用規約
- 第1条に対象事故、第4条に自然災害の除外事由があります規約を見る
なお、GALLERIAブランドを展開するドスパラには、PCパーツや周辺機器を単体で買ったときに付けられる「安心ワイド保証プラス」という別の保証もありますが、これは完成品のPC本体ではなくパーツ単体向けのオプションです。完成品のBTOパソコンを運搬・引っ越しする際の物損保証の考え方はゲーミングPCの引っ越し・輸送ガイド、メーカー全体の比較はBTOゲーミングPCメーカー比較にまとめていますので、あわせて確認してください。
地震への物理的な備え
保険は「壊れたあとお金が戻ってくるか」の話です。ここからは、そもそも壊れにくくするための物理対策です。タワー型のゲーミングPCに特化した情報はサイト内でまだ扱っていなかったので、整理します。
防災の基本原則はシンプルで、総務省消防庁も家具の転倒防止について「重い物ほど下に入れる」ことを転倒しにくくする大原則としています。この考え方は、そのままPCタワーにも当てはまります。
- できるだけ低い位置に置く
- 重心が低いほど、揺れに対して倒れにくくなります。棚の上段やラックの高い位置に乗せるのではなく、床に近い位置、または低い机の下に置くのが基本です
- 耐震ジェル・耐震マットで足元を固定する
- PCの底面に貼るゲル状のマットで、床面に吸着して横滑りや転倒を抑えます。数百円から千円台で購入できる手軽な対策です。ただし底面全体を厚いマットで覆うと吸気口をふさぎ、冷却効率が落ちることがあるため、吸気口を避けて貼ってください
- 転倒防止ベルトを併用する
- 耐震ジェルだけでは大きな揺れに対して万全ではありません。本体を壁やデスクの脚に固定するベルト式の器具を組み合わせると、より安心感が高まります
- 上に物を置かない
- 側板がガラスや強化アクリルのケースは、上から荷重や衝撃が加わると割れることがあります。地震の揺れで上の棚から物が落ちてくる配置も避けてください
- 窓際を避ける
- ガラスの飛散や、転倒物がPCに当たるリスクを下げられます。窓際に設置する場合は、揺れでガラスの方向に倒れない向きを意識してください
ホコリ・排熱の観点からの置き場所はゲーミングPCの置き場所で「床から5〜10cm浮かせる」ことを推奨していますが、これは地震対策と矛盾しません。台やスタンドで5〜10cm浮かせる程度であれば重心はほとんど変わらず、危険なのはそれよりずっと高い棚の上段や不安定な台に乗せることです。低い位置を保ったまま、耐震ジェルでその台ごと固定するのが両立した対策になります。
盗難・水濡れへの基本的な備え
最後に、保険に頼る前にできる基本的な備えをまとめます。
- 窓や玄関からPCが見える配置を避ける
- 外から高価な機材が見える部屋は、空き巣に狙われやすくなります。レースカーテンを閉める、光るPCケースを道路側に向けないといった工夫が有効です
- 長期不在時は特に注意する
- 旅行や帰省で数日家を空けるときは、在宅を装う照明タイマーなど一般的な防犯対策とあわせて検討してください
- 加湿器・観葉植物・飲み物をPCの真上や近くに置かない
- 水濡れの原因で多いのは、大規模な災害よりも身近な置き方のミスです。配置を見直すだけでリスクを下げられます
- 万一の際はまず状況を記録する
- 盗難なら警察への届出、水濡れなら被害箇所の写真を、保険会社に連絡する前に残しておくと手続きがスムーズです
結局、何を組み合わせればいいか
ここまでの内容を整理すると、ゲーミングPCを守る備えは3つの層に分かれます。
- 層1 物理対策(無料〜数千円)
- 耐震ジェル・転倒防止ベルト・置き場所の工夫です。保険の有無にかかわらず、今日からできる最初の一歩です
- 層2 住宅の火災保険・地震保険
- すでに住宅の保険に入っているなら、家財の補償額と盗難・水災のオプションの有無を確認してください。地震リスクをどこまで見るかは、地域や建物の状況を踏まえた家計の判断になります
- 層3 BTOメーカーの物損保証
- 日常の過失による破損を、購入したPC単体の単位でピンポイントに埋める保険です。地震のような広域災害は対象外である点を理解したうえで、盗難を含めたいならマウスコンピューターの破損盗難保証サービスのように盗難を明記している商品を選ぶ、といった選び方になります
どれか1つで完結するものではなく、重なっている部分と空いている部分を把握したうえで、どこまで備えるかを決めるのが現実的です。特に地震については、火災保険だけでは対象外、BTOの物損保証でも対象外という「二重の空白」になりやすい点を覚えておいてください。
よくある質問
Q.ゲーミングPCが地震で壊れたら保険は出ますか?
A.通常の火災保険だけでは対象外です。地震・噴火・津波による損害をカバーするには、火災保険とセットで別途「地震保険」に加入している必要があります。地震保険は家財で上限1,000万円まで設定でき、損害の程度に応じて全損・大半損・小半損・一部損の4段階で支払い割合が決まります。
Q.30万円を超えるゲーミングPCは保険の申告が必要ですか?
A.通常は不要です。火災保険・地震保険には1個30万円を超える品物を事前申告する「明記物件」という制度がありますが、対象は貴金属、宝石、書画、骨董、美術品などに限られます。高額なパソコンや家電は、たとえ30万円を超えていても申告の必要はないとされています。
Q.ゲーミングPCが盗まれたら保険は出ますか?
A.条件つきで出る可能性があります。一般的には、住宅への侵入の形跡(こじ開けの跡など)があること、施錠されていたこと、警察に被害届を提出していることが前提になります。同居家族による持ち出しや、建物の外での盗難は対象外になりやすい傾向があります。契約内容によって扱いが異なるため、ご自身の保険証券で確認してください。
Q.台風で窓が割れてPCが水に濡れたら補償されますか?
A.風災と水濡れの補償がセットになっている契約なら対象になり得ます。ただし床上浸水のような水災による損害は別枠の補償で、オプションとして付けていないと対象外です。原因が給排水設備の破損か、自然災害による浸水かで扱いが変わる点に注意してください。
Q.BTOの物損保証に入っていれば地震でも安心ですか?
A.安心できません。ドスパラのセーフティサービス、パソコン工房の物損保証付延長保証、マウスコンピューターの破損盗難保証サービスは、いずれも地震・噴火・津波などの大規模な自然災害を規約で対象外としています。これらは主に、自分の不注意による落下や水濡れといった日常的な破損を埋めるための保証です。
Q.タワー型PCの地震対策で、まずやるべきことは何ですか?
A.できるだけ低い位置に設置することです。重心が低いほど地震の揺れで倒れにくくなります。そのうえで底面に耐震ジェルを貼り、揺れが大きい場合に備えて転倒防止ベルトを併用すると安心感が高まります。上に物を置かない、窓際を避けるといった配置の工夫も有効です。
まとめ・次に読みたい記事
ゲーミングPCを外部要因から守る備えは、火災保険・地震保険・BTOの物損保証のどれか1つでは完結しません。
一般的な火災保険(家財保険)は火災・落雷をベースに、風災・水災・盗難・破損汚損を契約内容次第でカバーします。ただし地震だけは別枠で、火災保険とは別に地震保険へ加入しない限り対象外です。30万円を超えるPCでも貴金属のような明記物件の申告は不要というのは、覚えておいて損のないポイントです。
BTO各社の物損保証は、自分の不注意による日常的な破損を埋めるためのもので、いずれも地震のような大規模災害は対象外と明記しています。盗難の扱いも3社で大きく異なり、マウスコンピューターは明確に対象、パソコン工房は補償ではなくサービス終了という扱いです。
そして、保険よりも先に効くのが物理対策です。タワーPCはできるだけ低い位置に置き、耐震ジェルと転倒防止ベルトで足元を固定してください。保険の契約内容は商品や時期によって変わりますので、実際に加入する際は最新の約款をご自身で確認してください。



