『Path of Exile 2(パス・オブ・エグザイル2、POE2)』は、2026年8月25日(現地時間)のgamescom Opening Night Liveで、2026年12月11日(日本時間12月12日)に早期アクセスを終えて1.0(正式版)へ移行することが発表されました。同時に、基本プレイ無料への切り替えも明らかになっています。開発元Grinding Gear Gamesは早期アクセス開始から約2年をかけて本作を作り込んできましたが、正式版はこれまで有料だった裾野を無料開放するかたちになるため、検索が一気に増える局面です。
この記事の執筆にあたり、まずSteam公式APIで最新の動作環境を取り直しました。理由は単純で、ネット上に出回っている「推奨CPUはCore i9-9900K」という情報に強い違和感があったためです。GPUがRTX 2060という控えめな指定に対して、CPUだけ当時のハイエンドを指定するのは不自然です。実際に一次情報を確認したところ、この情報は誤りでした。加えて、Steamの動作環境ページを日本語版と英語版で見比べると、両者の間に無視できない食い違いも見つかりました。
この記事では、公式動作環境の現在地を正確に伝えたうえで、早期アクセス版と1.0で何が変わり何が変わらないのか、そしてこのゲーム特有の技術的なクセ(CPU負荷が跳ねる場面・アップスケーリングの実態)まで踏み込みます。公式スペック表を右から左に貼るだけの記事にはしません。
先に結論(編集部のおすすめ)
公式の推奨スペックだけを見ると、2026年の新作としてはかなり軽量です。ただし後述するとおり、エンドゲームの高密度な戦闘ではCPUの余力が効いてきます。用途別に3段階で整理しました。
キャンペーンを1080p・60fpsで快適に(公式推奨をしっかり上回る)
17〜21万円が目安。公式推奨のRTX 2060クラスに対して十分な余裕を持たせた構成です
- GPU
- RTX 5060
- CPU
- Ryzen 5 7500F / Core i5-14400F
- メモリ
- 16GB
エンドゲームの高密度マップでも粘れる(本命)
23〜28万円が目安。DeliriumやBreach、Legionなど画面に敵とエフェクトが密集する場面を見据え、CPUのコア数・クロックに余裕を持たせています
- GPU
- RTX 5060 Ti 16GB
- CPU
- Ryzen 7 7700
- メモリ
- 32GB
144Hz超の高リフレッシュレートで安定させたい・配信も見据える
29〜36万円が目安。単体では過剰気味ですが、他タイトルとの併用や配信を考えるならここまで積む価値があります
- GPU
- RTX 5070
- CPU
- Ryzen 7 7700〜7800X3D
- メモリ
- 32GB
いきなり上位構成を狙う必要はありません。まずは公式の動作環境と、その裏にある事情を押さえておきましょう。
公式の動作環境(2026年8月29日確認)
Steam公式ストアページおよび公式API(store.steampowered.com/api/appdetails)から取得した、2026年8月29日時点の動作環境は次のとおりです。
- 最小
- OS: Windows 10/CPU: 4コア2.8GHz相当のx64互換プロセッサ(英語版ページではCore i7-7700またはRyzen 5 2500Xと具体名の記載あり)/メモリ: 8GB/GPU: GeForce GTX 960またはRadeon RX 470(英語版ページではIntel Arc A380も記載、VRAM 3GB以上必須)/DirectX: 12/ストレージ: 100GB
- 推奨
- OS: Windows 10/CPU: Core i5-10500またはRyzen 5 3700X/メモリ: 16GB/GPU: GeForce RTX 2060、Intel Arc A770、Radeon RX 5600XTのいずれか/DirectX: 12/ストレージ: 100GB(SSD推奨)Steamストアページで確認する
推奨GPUのRTX 2060は2019年発売、推奨CPUのCore i5-10500も2020年発売と、いずれも新作としてはかなり控えめな指定です。2026年8月時点でこの数値は現行のミドルクラスGPU・CPUで無理なく満たせます。
もうひとつ、型番を調べる際に混乱しやすい点があります。公式ページのAMD側の推奨CPU表記は「Ryzen 5 3700X」となっていますが、AMDの実際の製品ラインナップに「Ryzen 5 3700X」は存在しません。該当するのはRyzen 7シリーズの8コア16スレッドモデル「Ryzen 7 3700X」で、公式の型番表記そのものに誤りがあります。性能を調べるときは「Ryzen 7 3700X」で検索してください。
日本語版ページと英語版ページで記載が違う
動作環境を調べる過程で、見過ごせない食い違いを見つけました。同じSteamストアページでも、表示言語によって最小構成欄の情報量が異なります。
- 英語版(cc=us&l=english)の最小CPU欄
- 「Intel Core i7-7700 or AMD Ryzen 5 2500x」と具体的な型番が明記されています。GPU欄にもIntel Arc A380が含まれます。
- 日本語版(cc=jp&l=japanese)の最小CPU欄
- 「4 core 2.8GHz x64-compatible」という一般的な表記に簡略化されており、型番の記載がありません。GPU欄からもIntel Arc A380が抜け落ちています。
- 推奨構成は両言語で一致
- Core i5-10500 / Ryzen 5 3700X、RTX 2060 / Arc A770 / Radeon RX 5600XTという内容は、日本語版・英語版のどちらでも同じです。
原因は不明ですが、開発元が各言語のストアページを個別に管理しており、最小構成欄の更新やローカライズにタイムラグが生じていると考えられます。日本語ページだけを見ていると「最小構成のCPUは何でもいい」という誤解を生みかねないため、正確な型番を知りたい場合は英語版ページも確認することをおすすめします。実用上は、推奨構成(両言語で一致)を基準に考えれば問題ありません。
「推奨CPUはCore i9-9900K」という情報は誤りです
海外の攻略まとめサイトの一部には、Path of Exile 2の推奨CPUを「Intel Core i9-9900K」と紹介しているものがあります。RTX 2060という控えめな推奨GPUに対して、CPUだけ当時のハイエンド8コアを指定するのはバランスを欠いており、この記事の執筆前から違和感がありました。
そこで、開発元の発表を直接報じた海外メディアの記事まで遡って確認しました。Path of Exile 2の発表直後、2024年11月24日付で動作環境を報じた海外メディアの記事でも、推奨CPUはすでに「Intel Core i5-10500 or AMD Ryzen 5 3700X」と明記されています。つまりCore i9-9900Kという数値は、発表当初から一度も公式の動作環境に存在しなかったことになります。
- 一次情報での確認結果
- 2024年11月24日の発表当初の動作環境、2025年8月更新の海外攻略サイト、2026年8月時点のSteam公式ページ(日本語・英語とも)のすべてで、推奨CPUはCore i5-10500 / Ryzen 5 3700Xで一貫しています。
- Core i9-9900Kという数値の出どころ
- 一部の海外まとめサイトが独自に掲載している数値で、公式発表や大手メディアの報道内容とは一致しません。誤植または他タイトルの情報との混同が疑われます。
複数サイトで数値が食い違うときに大切なのは、どちらが正しいかを推測で決めないことです。この記事では公式APIの現物データと、発表当時の一次報道まで遡って裏取りしたうえで、Core i5-10500 / Ryzen 5 3700Xを正としています。公式スペック表の読み方そのものについては公式推奨スペックが当てにならない理由でも扱っていますが、本作は「そもそも出回っている数値自体が誤り」という、また別のパターンです。
早期アクセス版と1.0で何が変わるのか
技術的な動作環境の数値は、早期アクセスから1.0にかけて変わっていません。変わるのは主にコンテンツ面です。
- 動作環境は変更なし(2026年8月29日時点)
- 1.0向けに新しい最小・推奨スペックが公式発表された事実は確認できませんでした。現在Steamに掲載されている数値がそのまま1.0でも使われる可能性が高いですが、正式リリース直前に変更される可能性はゼロではありません。
- キャンペーンが6章に拡張
- 早期アクセス版は現在アクト1〜4(幕間クエストを含めて通しで約25時間)までが遊べます。1.0では残る2章が追加され、Steamの製品ページでも「6つの章、100の異なる環境、600体のモンスター、100体のボス」と案内されています。
- 新クラス「デュエリスト」が追加
- 剣と盾を扱う新しい戦士系クラスです。gamescomでの発表と同時に公開されました。
- 基本プレイ無料に切り替わる
- 早期アクセス期間中は有料のサポーターパック購入が必須でしたが、1.0移行後はPC(Steam・Epic Games Store)・PS5・Xbox Series X|Sで基本プレイ無料になります。ただしキャラクターの進行状況は1.0のStandardリーグには引き継がれません。GGGは公式に「キャラクターが消えることはないが、Early Accessという専用リーグに移動し、Standardに来ることはない」と説明しており、レベル・装備・通貨は隔離された旧リーグに残ったまま、1.0は全プレイヤーが経済的に白紙スタートになります。一方、購入したサポーターパックのスタッシュタブやコスメティック(MTX)はアカウントに残り、1.0の新キャラクターでもそのまま使えます。
要するに「今のPCで動くかどうか」という判断基準は、1.0を待たずに固めてしまって構いません。変わるのは遊べる中身の量であって、要求スペックではないというのが現時点の結論です。
エンジンとレンダリングの技術的な特性
Path of Exile 2は、Unreal Engineなどの外部ミドルウェアではなく、Grinding Gear Gamesが前作『Path of Exile』から積み上げてきた自社開発エンジンをベースにしています。C++を中心に、スクリプト部分にLuaを使う構成です。見下ろし型のアイソメトリック視点のため、他の秋の新作で相次いでいるハードウェアレイトレーシング必須のような条件はなく、2026年8月時点でレイトレーシング関連の設定項目も確認できません。
- レンダリングAPIはDirectX 11・DirectX 12・Vulkanの3択
- 動作環境の表記上はDirectX 12ですが、ゲーム内の設定メニューや設定ファイルからDirectX 11・Vulkanにも切り替えられます。DirectX 12関連の描画不具合が出た場合の回避策として覚えておくと役立ちます。
- アップスケーリングはDLSS・FSR・XeSS・NISに対応
- NVIDIAのDLSS、AMDのFSR、IntelのXeSS、NVIDIA Image Scaling(NIS)のいずれも選択できます。ただし採用されているFSRは旧世代の「FSR 1」で、DLSSやFSR 3・4のような時間的な再構成を使わない、やや粗さの残る方式です。AMD・Intel環境で画質を重視するなら、XeSS(DirectX 12モード限定)のほうが有利な場合があります。
- フレーム生成には非対応
- 公式のフレーム生成機能は搭載されていません。他タイトルで一般的なDLSS 4系のフレーム生成のような機能は、2026年8月時点のPath of Exile 2にはありません。
対応方式の違いはDLSS・FSR・XeSSの対応早見表にもまとめていますが、本作のようにFSRだけ旧世代というケースは珍しく、GPU選びで有利不利が変わる一因になります。
エンドゲームの高密度戦闘でCPUが試される理由
公式の推奨スペックだけを見ると軽量なゲームですが、実際に長く遊ぶユーザーの間では「CPU負荷」の話題がよく出ます。理由は、このゲームの本番がキャンペーンクリア後のエンドゲームにあるためです。
- 処理落ちの正体はGPUよりCPU寄り
- 画面に大量のモンスターやスキルエフェクトが同時に出現する場面(Delirium・Breach・Legionなどの高密度コンテンツ)では、描画よりも先にCPU側の処理(モンスターのAI・当たり判定・大量の同時発生エフェクトの計算)が上限に達しやすい構造です。
- 2025年12月のアップデートで大幅改善
- 開発元は2025年12月12日のパッチ(0.4.0)で複数コアへの処理分散を強化し、CPU負荷が高い場面のフレームレートを平均25%以上改善したと発表しています。対象は「大量の敵、複数フェーズのボス戦、爆発エフェクトが重なる場面」と説明されており、まさにエンドゲームの高密度戦闘そのものです。
- キャンペーン中はGPU寄りの負荷
- 同じゲームでも、通常のキャンペーン進行中はGPU負荷が中心で、CPUが上限になる場面は限定的です。エンドゲームをやり込む予定があるかどうかで、CPUへの投資の必要性が変わります。
こうした「特定の場面だけCPUが上限になる」構造は、当サイトがCPU律速になるゲーム16本で整理したパターン1(場面依存型)に近い性格です。Path of Exile 2は公式推奨スペックだけを見て予算をGPUに全振りすると、エンドゲームで思ったより快適に感じられない可能性があります。
GPUとCPU、どちらを優先すべきか
- キャンペーン中心ならGPUに余裕を持たせるだけで十分
- 推奨GPUのRTX 2060クラスは現行のRTX 5060クラスで大きく上回れます。キャンペーンだけを目的にするなら、CPUはミドルクラスで問題ありません。
- エンドゲームを本格的にやり込むならCPUのコア数・クロックを優先
- Delirium・Breach・Legionのような高密度コンテンツを頻繁に遊ぶなら、GPUよりも先にCPUの世代・コア数を上げることを検討してください。6コア以上、できれば8コアクラスが安心です。
- X3D系CPUは必須ではありませんが無駄にはなりません
- 大容量キャッシュを積んだX3D系CPUは、エンドゲームの高密度戦闘でも余力を持たせやすい選択肢です。ただし公式の推奨スペック自体は控えめなので、無理に最上位モデルを狙う必要はありません。
メモリとストレージ
- 公式は16GBですが32GBに余裕を持たせると安心
- 推奨メモリは16GBですが、シェーダーキャッシュの書き込みに関する不具合が発生すると、プレイ中にメモリ使用量が急激に増える(30GB以上に達する)という報告が複数のコミュニティで見られます。多くは設定フォルダの書き込み権限やドライバの更新で解決しますが、32GB積んでおくと余力を持って対応できます。
- ストレージは100GB・SSD実質必須
- 公式の追記事項ではSSDは「推奨」扱いですが、ロード時間や描画の快適さを考えるとSSDは実質必須と考えてください。要求容量自体は2026年の新作としては軽い部類です。
シェーダーキャッシュがうまく機能しないと動作が不安定になる問題は他タイトルでも起こりがちです。仕組みについてはSteamで毎日シェーダーキャッシュが更新される理由でも解説しています。
予算別の構成例
2026年8月時点のBTO完成品の目安です。GPU・メモリの価格は変動が激しい局面なので、最新価格は各メーカーで確認してください。
- キャンペーンを快適に/約17〜21万円
- RTX 5060 + Ryzen 5 7500F(または Core i5-14400F) + 16GB + 500GB NVMe SSD + 550W電源。公式推奨のRTX 2060クラスを大きく上回る余裕があります。
- エンドゲームの高密度戦闘でも粘れる(本命)/約23〜28万円
- RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 7700 + 32GB + 500GB〜1TB NVMe SSD + 650W電源。CPUのコア数・クロックに余裕を持たせ、Delirium・Breachのような高密度コンテンツでも粘れる構成です。
- 144Hz超・配信も見据える/約29〜36万円
- RTX 5070 + Ryzen 7 7700〜7800X3D + 32GB + 1TB NVMe SSD + 750W電源。Path of Exile 2単体では過剰気味ですが、他の重量級タイトルとの併用や配信を考えるなら選択肢に入ります。
- 定番の安心感で選ぶならドスパラ(GALLERIA)
- セールを狙って安く買うならフロンティア
- メモリやSSDのカスタマイズ幅ならパソコン工房
そのほか押さえておきたいこと
- 現在は早期アクセス、2026年12月11日(日本時間12月12日)に無料化
- 早期アクセス中はSteamでサポーターパックの購入が必要ですが、1.0移行後はPC(Steam・Epic Games Store)・PS5・Xbox Series X|Sで基本プレイ無料になります。今から始める場合は、有料の早期アクセスで先に遊ぶか、無料化を待つかを選べます。
- クライアント側のアンチチートは搭載していません
- 本作はサーバー側での行動監視によって不正を判定する方式を採用しており、Secure BootやTPM 2.0のような追加要件はありません。最小構成の時点でWindows 10が対象になっているのはこのためでもあります。
- Windows 10のままでも遊べます
- 最小・推奨とも対応OSはWindows 10です。Windows 10でゲームはいつまで遊べるかで触れたドライバ提供終了の問題さえクリアしていれば、OSの買い替えは必須ではありません。
- 対応プラットフォームはWindowsのみ
- Steam公式ページの表記上、macOS・Linuxはサポート対象外です。
- コントローラーにフル対応
- DualSense・DUALSHOCKを含むコントローラーに全面対応しており、HDR表示にも対応しています。
よくある失敗
- 推奨CPUをCore i9-9900Kだと思い込んで過剰なCPUを買う
- この情報は誤りです。公式が発表当初から一貫して案内しているのはCore i5-10500 / Ryzen 5 3700Xで、無理に上位CPUを狙う必要はありません。
- 日本語版のSteamページの最小構成欄だけで判断する
- 日本語版は英語版よりCPU・GPUの記載が簡略化されています。正確な型番を知りたい場合は英語版ページも確認してください。
- キャンペーンの軽さだけを見てCPUを妥協する
- キャンペーン中はGPU負荷が中心ですが、エンドゲームの高密度コンテンツではCPUの余力が結果を左右します。長く遊ぶ予定なら、CPUのコア数にも投資してください。
- メモリを公式の16GBぴったりで組む
- シェーダーキャッシュ関連の不具合でメモリ使用量が急増する報告があります。余裕を持って32GBを検討してください。
- 1.0で動作環境が引き上げられると思い込む
- 2026年8月29日時点で、1.0向けの新しい動作環境は発表されていません。変わるのは主にコンテンツ量で、要求スペックではありません。
よくある質問
Q.Path of Exile 2の推奨スペックはどれくらいですか?
A.2026年8月29日時点の公式(Steam)の推奨は、Windows 10・Core i5-10500またはRyzen 5 3700X・メモリ16GB・GeForce RTX 2060、Intel Arc A770、Radeon RX 5600XTのいずれか・ストレージ100GBです。2019〜2020年前後のパーツが基準になっており、2026年の新作としてはかなり控えめな数値です。
Q.推奨CPUはCore i9-9900Kだと聞きましたが本当ですか?
A.誤りです。2024年11月の発表当初から2026年8月時点まで、公式が一貫して案内している推奨CPUはCore i5-10500またはRyzen 5 3700Xです。Core i9-9900Kという数値は一部の海外まとめサイトに掲載されているだけで、公式発表や当時の一次報道とは一致しません。
Q.推奨CPUの「Ryzen 5 3700X」というモデルが見つかりません
A.この型番はSteam公式ページ自体の表記ミスです。AMDの実際の製品ラインナップに「Ryzen 5 3700X」は存在せず、該当するのは8コア16スレッドの「Ryzen 7 3700X」です。性能を調べたり選ぶ際は「Ryzen 7 3700X」を基準にしてください。
Q.1.0(正式版)になると動作環境は上がりますか?
A.2026年8月29日時点では、1.0向けの新しい動作環境は発表されていません。現在Steamに掲載されている数値がそのまま使われる可能性が高いですが、正式リリース直前に変更される可能性はゼロではないため、購入直前にもう一度確認することをおすすめします。
Q.GPUとCPU、どちらを優先すべきですか?
A.キャンペーンを遊ぶだけならGPUに余裕を持たせれば十分です。ただしエンドゲームのDelirium・Breach・Legionのような高密度コンテンツを本格的に遊ぶ予定があるなら、CPUのコア数・クロックにも投資してください。特定の場面だけCPUが上限になる、当サイトで言う「場面依存型」のCPU律速に近い性格を持っています。
Q.レイトレーシングには対応していますか?
A.2026年8月時点でレイトレーシング関連の設定項目は確認できず、対応していないとみられます。動作環境の表記にもレイトレーシングという語句は登場しません。
Q.DLSSやFSRには対応していますか?
A.DLSS・FSR・XeSS・NVIDIA Image Scaling(NIS)に対応しています。ただし採用されているFSRは旧世代の「FSR 1」で、DLSSやFSR 3・4のような時間的な再構成は使われていません。フレーム生成機能も搭載されていません。
Q.Windows 10のままでも遊べますか?
A.遊べます。最小・推奨のどちらもWindows 10が対象で、Secure BootやTPM 2.0のような追加要件もありません。クライアント側のアンチチートを採用していないためです。
Q.ストレージはどれくらい必要ですか?
A.公式要件は100GBです。SSDは公式の追記事項では「推奨」扱いですが、快適さを考えると実質必須です。2026年の新作としては軽量な部類に入ります。
Q.メモリは16GBで足りますか?
A.公式の推奨は16GBですが、シェーダーキャッシュ関連の不具合でメモリ使用量が急増する報告があります。余裕を持って32GBを検討すると安心です。
Q.早期アクセスで購入したデータは1.0でも引き継げますか?
A.購入物と進行状況で扱いが分かれます。サポーターパックのスタッシュタブやコスメティック(MTX)はアカウントに残り、1.0の新キャラクターでも使えます。一方でキャラクターのレベル・装備・通貨は1.0のStandardリーグには引き継がれません。EAキャラクターは削除されず「Early Access」という専用リーグに移動しますが、Standardには来ないため、実質的にほとんどのプレイヤーは1.0で新規スタートになります。
まとめ・次に読みたい記事
Path of Exile 2(POE2)は、公式の推奨スペックだけを見ると軽量な部類のタイトルですが、調べていく過程でいくつもの見落としやすいポイントが見つかりました。
ネット上に出回る「推奨CPUはCore i9-9900K」という情報は誤りで、公式が一貫して案内しているのはCore i5-10500またはRyzen 5 3700Xです。Steamの動作環境ページは日本語版と英語版で最小構成の記載内容が異なり、日本語版のほうが情報量が少なくなっています。そして2026年12月11日(日本時間12月12日)の1.0移行で変わるのは主にコンテンツ量であり、動作環境の数値自体は2026年8月29日時点でまだ変更されていません。
構成選びでは、キャンペーンを遊ぶだけならGPUに余裕を持たせるだけで十分ですが、エンドゲームの高密度コンテンツを本格的に遊ぶ予定があるなら、CPUのコア数・クロックにも投資しておくと安心です。本命はRTX 5060 Ti 16GB+Ryzen 7 7700+メモリ32GBの構成で、23〜28万円が目安になります。



