USBマイクで配信を始めてしばらく経つと、「GoXLRを買えばもっと楽になるらしい」「オーディオインターフェースって結局何をする機械なのか」という疑問にぶつかる方が多いと思います。調べてみても、片方は「音質が上がる」、もう片方は「ゲーム音とボイスチャットを別々に配信に流せる」と、違う理由で勧められていて混乱しやすい分野です。

結論から言うと、オーディオインターフェースとミキサーは別の機械で、必要になるタイミングも別です。オーディオインターフェースはXLRマイクをPCに繋ぐための変換機、ミキサーは複数の音源をPCに渡す前に手元で混ぜる機械です。GoXLRのような製品は、この二つを1台に統合したうえで、配信に流す音とDiscordで話す音を独立して制御できる点に価値があります。

この記事では、ゲーム用マイクの選び方で「USBマイクで足りる」とした結論を前提に、そこから先に進む必要が出てくる条件を具体的な数字で切り分けます。あわせて、2026年にElgatoのソフトウェアミキサーが無料化した事情や、GoXLRの対抗馬として同年7月に登場したばかりのWave XLR Proまで、価格帯別の実売品とともに整理します。

オーディオインターフェースとミキサーは別の機械です

まず言葉を整理します。この二つは似た場所で語られますが、やっていることが違います。

オーディオインターフェース
XLR端子のマイクが出すアナログ信号を、PCが扱えるデジタル信号に変換する機械です。USBマイクの内部にある変換回路が、外に出て独立した箱になったものだとイメージすると分かりやすいです。ファンタム電源の供給とマイクプリアンプ(信号を増幅する回路)も担います
ミキサー
マイク・ゲーム音・BGM・通知音といった複数の音源を、PCに渡す前に手元のつまみやフェーダーで混ぜる機械です。混ぜた結果を1系統の音としてPCに送り出します
オーディオインターフェース機能付きミキサー
GoXLRやElgato Wave XLRシリーズはこちらです。XLRマイクの変換と、複数音源のミックスを1台で完結させます。この記事で扱う製品の多くはこの形です。中間的な選択肢としてYAMAHA AG03MK2/AG06MK2もあり、ループバック機能でPC内の音とマイクの声をハードウェア側で混ぜられ、実売2万円弱とGoXLRより安く導入できます(演出機能やモーターフェーダーはありません)

つまり、マイク1本をPCに繋ぎたいだけならオーディオインターフェースで足ります。複数の音を手元で混ぜたい、配信に流す音とヘッドホンで聞く音を別々に作りたいとなったときに、ミキサーの機能が要るということです。

USBマイクで足りるうちは、ここから先を急ぐ必要はありません

ゲーム用マイクの選び方で説明したとおり、USB接続のマイクは電源も変換も内部で完結しており、ゲームのボイスチャットや配信の音声を届けるだけならこれで十分です。

USBマイク1本で配信している
OBSの音声ミキサーで音量とノイズ除去のフィルターをかけられるので、これだけで多くの配信は成立します
ゲーム音とマイクの音量バランスに困っていない
Windowsのアプリごとの音量設定や、OBS側のソース別スライダーで調整できる範囲なら、追加の機材は不要です
XLRマイクに買い替えたい特別な理由がない
音質だけを理由にXLRへ移行しても、部屋の反響や距離の対策をしていなければ効果は限定的です。この点は[ゲーム用マイクの選び方](/articles/gaming-microphone-how-to-choose/)で触れた感度と距離の話が先に効いてきます

この記事は、次のどれかに当てはまってから読んでも遅くありません。XLRマイクを使いたい、配信に流す音とボイスチャットの音を別々に作りたい、複数のマイクや音源を同時に扱いたい、という条件です。

XLRマイクに移ると、ここまで機材とお金がかかります

XLR接続のマイクは、それ単体ではPCに繋げません。ファンタム電源とプリアンプを持つ機械が別途必要になります。ここが、USBマイクからの移行で最初につまずくポイントです。

マイク本体
XLR接続のコンデンサーマイクなら1万円前後から選べます。audio-technica AT2020のXLR版は実売1万2,700円前後です(2026年8月時点の価格.com)
オーディオインターフェース
ファンタム電源とプリアンプを持つ変換機です。エントリー機のFocusrite Scarlett Solo(4th Gen)で実売1万9,000円前後からになります
XLRケーブルとマイクスタンド
多くの製品には付属しないため、数千円が別途かかります

つまり、AT2020のUSB版(audio-technica AT2020USB-X、実売1万6,980円前後)を単体で買うのに比べ、同じAT2020系の音を得るためにXLR版とインターフェースを揃えると、合計で3万円前後になる計算です。音質そのものはXLR版とUSB版で大きくは変わらないので、ここで払う差額は「あとから拡張できる」という将来性への投資という位置づけになります。

ダイナミックマイクは、ゲインが足りるかで機種が分かれます

見落とされがちなのがここです。配信で人気のダイナミックマイクSHURE SM7Bは出力レベルが低く、Shure公式は60dB以上のゲイン(増幅量)を確保できるプリアンプの使用を案内しています。

主なオーディオインターフェースのマイクゲイン上限

各社公式スペックより。SM7Bのような低出力ダイナミックマイクにはShure公式が60dB以上のゲインを推奨

Focusrite Scarlett Solo(4th Gen)57dB
Focusrite Scarlett 2i2(4th Gen)69dB
Elgato Wave XLR MK.280dB

Scarlett Soloのゲイン上限は57dBで、SM7Bが必要とする60dBにわずかに届きません。同じシリーズでもScarlett 2i2は69dBまで確保できるため、SM7Bのようなマイクを使うなら2i2以上を選ぶ必要があります。ゲインが足りない状態で使うと、声を十分な音量にするために別売りのブースター(Cloudlifterなど)を追加で挟む羽目になります。エントリー機を選ぶときは、価格だけでなくこの数字も確認してください。

GoXLRのような一体型ミキサーが人気な理由

TC HeliconのGoXLRは、配信者向けの一体型ミキサーとして長く定番になっています。ただ、その人気の理由は音質そのものより、配信に流す音を作る工程にあります。

PC Watchのレビューでは、GoXLRのミュートボタンは初期設定でHeadphones・Broadcast Stream Mix・Line Out・Chat Micという4つの全出力に対して効くが、Stream・Voice Chatなど出力先を個別に選んでミュートするよう変更でき、「配信には自分の声が乗るが、仲間のボイスチャットからは聞こえなくなる」といった制御ができると説明されています(PC Watch)。

配信用の音とボイスチャット用の音を別々に作れる
「配信には流すがDiscordの相手には聞こえない」「Discordの相手には聞こえるが配信には流れない」という制御を、ミュートボタン一つで切り替えられます。ソフトだけでこれを再現しようとすると、後述のとおり別途セットアップが必要です
物理フェーダーで即座に音量を変えられる
配信中にゲームの設定画面を開かず、手元のスライダーで音量を調整できます。ゲームによってはゲーム内から抜けると配信画面が固まる場合もあるため、この即応性は実務上のメリットです
ボイスエフェクトとサンプラーを内蔵している
リバーブやピッチシフト、ロボット声といった加工をボタン一つで呼び出せるほか、効果音をワンタッチで再生するサンプラー機能も搭載しています。エンターテインメント寄りの配信で活きる機能です

一方で、見落とされがちな制約もあります。GoXLRはメーカー公式にWindows 7・8・10・11のみをサポートしており、macOSとLinuxには非対応です(TC Helicon公式)。Macで配信環境を組んでいる方は、この時点で選択肢から外れます。

もう一点、購入前に知っておいたほうがよいのが開発体制です。GoXLRの開発チームは2023年に解雇されており、ソフトウェア・ファームウェアの新規開発はほぼ止まった状態が続いています。既存の機能で困っていなければ実用上の支障は出にくいものの、今後の機能追加やOSアップデートへの追従は期待しづらい点は理解しておいてください。

GoXLR MiniとGoXLR、何が削られているか

廉価版のGoXLR Miniは、本体サイズと価格を抑えるために一部の機能を省いています。

モーター駆動フェーダー
GoXLR(通常版)は設定した音量バランスを記憶し、ミュート解除時に自動で元の位置へ戻る電動フェーダーです。GoXLR Miniは手動のフェーダーになります
ボイスエフェクトとサンプラー
GoXLR Miniには搭載されていません。声を加工したり効果音を挟んだりする演出をしたい場合は通常版が必要です
スクライブストリップ(小型液晶)
各チャンネルに今何が割り当てられているかを表示する液晶です。GoXLR Miniにはありません
共通の機能
Midasのマイクプリアンプ、EQ・コンプレッサー・ゲート、そして配信用とボイスチャット用の音を分けるミュート機能は、Miniにも引き継がれています

演出よりも「配信の音とチャットの音を分ける」という核心機能だけで十分なら、GoXLR Miniのほうが割安な選択になります。

ソフトウェアミキサーという選択肢

ハードウェアを増やさなくても、ソフト側の設定で近い効果を作れる場面があります。ここは2026年に入って状況が大きく変わった部分です。

OBSの音声ミキサー
音源ごとに音量スライダーを持ち、フィルターでノイズ抑制・ノイズゲート・コンプレッサー・リミッターをかけられます。追加のソフトなしで使える、いちばん手軽な選択肢です
VoiceMeeter Banana(無料)
PC内に仮想ミキサーを作るドネーションウェアです。ハードウェア入力3系統・仮想入力2系統を混ぜて配信ソフトへ渡せるため、2台のPCで配信する構成でよく使われています。設定項目が多く、慣れるまでのハードルはやや高めです
Elgato Wave Link(無料)
2026年3月にバージョン3.0がリリースされ、対応するElgato製品を持っていなくても誰でも無料で使えるようになりました。Elgato以外のマイクでも動作します

Wave Linkが注目なのは、GoXLRの核心機能に近い「配信に流す音」と「自分が聞く音」を別々に作る機能を、ソフトだけで持っている点です。配信者向けメディアRealSoundは、Wave Linkが「モニターミックス」と「ストリームミックス」という独立した出力を持ち、「配信者がヘッドホンで聞きたい音のバランスと、視聴者に届くべき音のバランスが一致しないという問題」を解決すると説明しています(RealSound)。

つまり、GoXLRを検討する前に、まず手持ちのマイクとWave Linkの組み合わせで足りるかを試す価値があります。そのうえで、物理フェーダーやワンボタンのミュート切り替えといった「手元の操作性」まで欲しくなったら、ハードウェアのミキサーに進むという順番が無駄がありません。

GoXLRとWave XLR Pro、何が違うのか

2026年7月、GoXLRの直接的な対抗馬と言えるElgato Wave XLR Proが発売されました。Elgato公式の比較ページと各社スペックをもとに、主な違いをまとめます。

項目GoXLRElgato Wave XLR Pro
対応OSWindowsのみWindows・macOS両対応
XLR入力数1系統2系統
独立したミックス数4系統5系統
接続USB-B(プリンターケーブル型)USB-C×2(PCとゲーム機を同時接続可)
ボイスエフェクト・サンプラー内蔵している内蔵していない
実売価格(2026年8月時点)約5万9,800円約5万9,980円

価格はほぼ同じですが、方向性が違います。GoXLRはピッチシフトやロボット声といった演出効果、効果音を鳴らすサンプラーを備え、ゲーム配信のエンターテインメント性を重視した作りです。Wave XLR Proはそうした演出機能を持たない代わりに、Mac対応、XLR入力2系統、VST/AUプラグインへの対応など、音質と汎用性を重視した作りになっています。

ゲーム配信でボイスチェンジャーや効果音を使いたい
GoXLRが向きます。1台で演出まで完結します
Macで配信環境を組んでいる、または将来的に移行する可能性がある
Wave XLR ProまたはGoXLR Mini相当の下位機種であるWave XLR MK.2が候補になります
複数人でのポッドキャストや配信を頻繁に録る
XLR入力が2系統あるWave XLR Proのほうが、ゲストを一人PCなしで迎えやすくなります

レイテンシーとモニタリングで見落とされがちなこと

機材を揃えたあとに気づく実務上の注意点です。

ダイレクトモニタリングは「生の入力」しか聞けません
多くのオーディオインターフェースには、PCを経由せず入力信号をそのままヘッドホンに戻すダイレクトモニタリング機能があります。遅延はほぼゼロですが、OBSでかけたノイズ抑制やエフェクトは反映されません。仕上がりの声を確認したいなら、ソフト側のモニタリングに切り替える必要があります
ミキサー経由のモニタリングは遅延がわずかに乗ります
GoXLRやWave Linkのように、ソフト側の処理を通してからヘッドホンに返す方式は、エフェクトが反映される代わりに数ミリ秒〜数十ミリ秒の遅延が発生します。歌配信など声のタイミングがシビアな用途では気になることがあります
USBハブ経由は避けたほうが安定します
電源が不安定になると、ノイズや音切れの原因になります。PC本体のUSBポートに直接挿してください

価格帯別の候補

2026年8月時点の実売価格です。用途別に分けて紹介します。

Focusrite Scarlett Solo(4th Gen)

1IN/2OUT/ゲイン57dB/ファンタム電源対応/USB-C/約1万9,000円台

最初のオーディオインターフェースとして無理のない価格です。コンデンサーマイクとの組み合わせなら十分なゲインがあり、Air機能でプレゼンスを持ち上げることもできます。ゲイン57dBはSM7Bのような低出力のダイナミックマイクにはやや不足するため、そうしたマイクを使う予定があるなら次のクラスを検討してください。

Focusrite Scarlett 2i2(4th Gen)

2IN/2OUT/ゲイン69dB/ファンタム電源×2/USB-C/約2万8,600円

2本のXLRマイクを同時に使いたい方や、ゲイン不足が心配な方の選択肢です。69dBのゲインがあればSM7Bのような低出力マイクでも十分な音量を確保できます。複数音源を混ぜる機能は持たないため、ミキサーとしての運用にはOBSなどのソフト側でのミックスが前提になります。

Elgato Wave XLR MK.2

XLR1系統/ゲイン80dB/DSPエフェクト内蔵/Stream Deck連携/USB-C/約2万8,980円

ソフトウェアミキサーを軸に組みたい方に向く1台です。単体ではただのオーディオインターフェースですが、無料のWave Linkと組み合わせることで、配信用と自分用の音を別々に作る運用ができます。PC・Mac両対応です。

TC-HELICON GO XLR MINI(国内正規品)

XLR1系統/Midasプリアンプ/EQ・コンプレッサー・ゲート内蔵/Windows専用/約3万1,800円

物理的なミュート切り替えを手元に置きたいが、演出機能までは要らないという方に向きます。ボイスエフェクトとサンプラーは省かれていますが、配信用とボイスチャット用の音を分ける核心機能はそのまま使えます。

TC-HELICON GO XLR(国内正規品)

XLR1系統/電動フェーダー×4/ボイスエフェクト・サンプラー内蔵/Windows専用/約5万9,800円

演出まで含めてゲーム配信を1台で完結させたい方の本命です。物理フェーダーとスクライブストリップで今何を触っているかが一目で分かり、ボタン一つでボイスチェンジャーや効果音を呼び出せます。Windows専用である点は購入前に必ず確認してください。

Elgato Wave XLR Pro

XLR2系統/ゲイン80dB/独立ミックス5系統/USB-C×2/Windows・Mac対応/約5万9,980円

2026年7月発売の最新モデルです。XLR入力が2系統あるため、ゲストとの二人配信や複数マイクの収録にも対応します。Macでも使え、VST/AUプラグインにも対応するなど、演出よりも音質と汎用性を重視する方に向いています。

なお、複数のマイクでポッドキャストのような収録を頻繁にする場合は、RODEのRODECaster Duo(7ch、実売8万円台〜)やRODECaster Pro II(9ch、実売11万1,000円台〜)という選択肢もあります。これらはPCなしでもSDカードに直接録音できる据え置き型のコンソールで、GoXLRやWave XLRシリーズとは「PC接続が前提の配信用ミキサー」か「PCなしでも完結する収録用コンソール」かというジャンルの違いがあります。複数人でのポッドキャスト配信が主目的なら、こちらも比較対象に入れる価値があります。

よくある失敗

USBマイクで困っていないのに買い替える
音質だけを理由にXLRへ移行しても、部屋の反響やマイクとの距離を先に対策していなければ効果は限定的です。まず[ゲーム用マイクの選び方](/articles/gaming-microphone-how-to-choose/)の距離と指向性の話を確認してください
ゲインを確認せずにダイナミックマイクを買う
SM7Bのような低出力マイクは60dB以上のゲインが必要です。エントリー機のインターフェースでは足りないことがあります
GoXLRをMacで使おうとする
公式にWindows専用で、macOS・Linuxはサポート対象外です。Macユーザーは購入前に必ず対応OSを確認してください
ソフトウェアミキサーを試さずにハードウェアを買う
Wave Linkは2026年3月から無料で使えます。配信用と自分用の音を分けたいだけなら、まずソフトで足りるか試す価値があります
ダイレクトモニタリングで仕上がりを確認したつもりになる
ダイレクトモニタリングはノイズ抑制などのソフト処理を経由しない生の音です。エフェクトをかけた最終的な聞こえ方は、別のモニタリング経路で確認する必要があります

よくある質問

Q.オーディオインターフェースとミキサーはどちらを買えばいいですか?

A.XLRマイク1本をPCに繋ぎたいだけならオーディオインターフェースで足ります。配信に流す音とボイスチャットの音を別々に作りたい、複数の音源を手元で混ぜたいという場合は、ミキサー機能を持つ製品(GoXLRやElgato Wave XLRシリーズ)を検討してください。

Q.GoXLRは本当に必要ですか?

A.多くの人には必須ではありません。無料のElgato Wave Link(2026年3月から誰でも利用可能)やOBSの音声ミキサーでも、配信用と自分用の音を分ける運用はある程度できます。GoXLRの価値は、物理フェーダーとワンボタンのミュート切り替えという操作性、そしてボイスエフェクトやサンプラーといった演出機能にあります。ソフトで足りるか試してから判断することをおすすめします。

Q.SHURE SM7Bを使うにはどのインターフェースが必要ですか?

A.Shure公式は60dB以上のゲインを推奨しています。Focusrite Scarlett Solo(4th Gen)はゲイン上限が57dBでわずかに不足しますが、Scarlett 2i2(4th Gen)は69dB、Elgato Wave XLR MK.2は80dBあり、いずれも条件を満たします。ゲインが足りない場合は、別売りのブースター(Cloudlifterなど)を追加する方法もあります。

Q.GoXLRはMacで使えますか?

A.使えません。TC Helicon公式にWindows 7・8・10・11のみのサポートと明記されており、macOSとLinuxは非対応です。Macで配信環境を組んでいる場合は、2026年7月発売のElgato Wave XLR Pro(Windows・Mac両対応)や、下位モデルのWave XLR MK.2が候補になります。

Q.GoXLR MiniとGoXLR(通常版)、どちらを選ぶべきですか?

A.配信に流す音とボイスチャットの音を分けるという核心機能だけで十分なら、GoXLR Miniのほうが割安です。電動フェーダー、スクライブストリップ(小型液晶)、ボイスエフェクト、サンプラーといった演出機能まで欲しい場合は通常版を選んでください。

Q.無料のソフトウェアミキサーでどこまでできますか?

A.Elgato Wave Linkは2026年3月の無料化以降、Elgato以外のマイクでも「配信に流すミックス」と「自分が聞くミックス」を別々に作れます。VoiceMeeter Bananaはより高度な仮想ミキサーで、2台のPCで配信する構成でよく使われます。物理フェーダーでの即座の操作や、GoXLRのボイスエフェクト・サンプラーのような演出機能までは、ソフトだけでは再現できません。

まとめ・次に読みたい記事

オーディオインターフェースとミキサーは別の機械で、必要になるタイミングも別です。USBマイクで困っていないなら、今は買い替える理由がありません。

XLRマイクに移るなら、マイク本体とインターフェースを合わせて3万円前後からと考えてください。ダイナミックマイクを使うなら、ゲインが60dB以上あるかを先に確認します。

GoXLRのような一体型ミキサーの価値は、音質よりも「配信に流す音とボイスチャットの音を分けられること」にあります。ただしWindows専用なので、Macで配信しているなら2026年7月発売のWave XLR Proのような選択肢を検討してください。そして、ハードウェアを買う前に、2026年3月に無料化したElgato Wave Linkで足りるかを一度試す価値があります。