『Phantom Blade Zero』(通称「ファントムブレイドゼロ」)は、中国のS-GAMEが開発するダーク武侠アクションRPGです。往年のカンフー映画とパンクファンタジーを掛け合わせた「カンフーパンク」という独自の美術様式を掲げ、戦闘デザインには俳優のドニー・イェン氏が2023年からクリエイティブコンサルタントとして参加し、劇中キャラクター「Mó Yuan」のモーションキャプチャーも担当しています。2026年10月29日にPC(Steam・Epic Games Store)とPS5で発売され、価格は通常版が8,580円、デジタルデラックス版が9,980円です。
このタイトルのPC版動作環境を調べていくと、単純な「最小・推奨の2段階」では終わらない構造が見えてきます。公式は最小・推奨に加えて、レイトレーシング有効時、パストレーシング有効時という上位2段階を公開しており、合計4段階のティアが存在します。ところがこの4段階を並べると、レイトレーシングを有効にした瞬間に狙う解像度がいったん下がるという、直感に反する現象が起きています。しかもGPUの世代自体は新しくなっているのに、です。
この記事ではSteam公式・S-GAME公式・NVIDIA公式・海外の技術検証メディアを一次情報として、この逆転現象がなぜ起きるのか、そしてこのゲームがなぜ最新のUnreal Engine 5タイトルにしては軽い最小要件で済んでいるのかを掘り下げます。あわせて、発表時点の情報と食い違っていたXbox対応の有無についても、複数の一次情報を突き合わせて訂正します。公式スペック表の丸写しでは終わらせません。
先に結論(編集部のおすすめ)
まだ発売前のため製品版の実測ベンチマークは存在しません。以下は公式が示す4段階の要件に、2026年8月時点のBTO完成品を対応させた目安です。
公式「推奨」(1440p・60fps、レイトレなし)を満たす
約16万9,000円が目安。公式推奨のRTX 3060 Tiクラスを上回るRTX 5060 8GBで、ラスタライズ描画なら余裕を持って届きます
- GPU
- RTX 5060 8GB
- CPU
- Ryzen 7 5700X
- メモリ
- 16GB
「レイトレーシング推奨」に余裕を持って合わせる(本命)
約22万円が目安。公式指定はRTX 5060 8GBですが、レイトレーシングはVRAM消費が増えやすいためワンランク上のVRAM容量で余裕を持たせます
- GPU
- RTX 5060 Ti 16GB
- CPU
- Ryzen 7 7700
- メモリ
- 16GB
「パストレーシング推奨」(4K・60fps)を満たす
約40万円が目安。公式が名指しする唯一のGPUがRTX 5080 16GBです。他のGPUでの動作は公式に案内されていません
- GPU
- RTX 5080 16GB
- CPU
- Ryzen 7 7700
- メモリ
- 16GB
画質・将来性にまったく妥協しない
約53万円が目安。本作の公式要求だけならここまでは不要ですが、他の重量級タイトルとの両立や配信を見据えるならの選択肢です
- GPU
- RTX 5080 16GB
- CPU
- Ryzen 7 9800X3D
- メモリ
- 32GB
多くの人にとって現実的な入り口は、上位2段階のどちらかです。レイトレーシングにこだわらないならRTX 5060 8GBで十分ですが、なぜ「レイトレーシング推奨」だけ解像度目標が下がるのか、次の項目から詳しく説明します。
公式の動作環境
Steam公式ストアページおよびS-GAME公式の動作環境発表によると、PC版の動作環境は次の4段階です。
- 最小
- OS: Windows 10/11(64bit)/CPU: Core i7-8700K または Ryzen 5 3600/メモリ: 16GB/GPU: GeForce GTX 1660(6GB) または Radeon RX 5500 XT(8GB)/ストレージ: SSD必須(容量は未発表)/目標: 1080p・30fps(アップスケーリング有効時)
- 推奨
- OS: Windows 10/11(64bit)/CPU: Core i5-10600K または Ryzen 5 5600X/メモリ: 16GB/GPU: GeForce RTX 3060 Ti(8GB) または Radeon RX 6700 XT(12GB)/ストレージ: SSD必須(容量は未発表)/目標: 1440p・60fps(アップスケーリング有効時)Steamストアページで確認する
- レイトレーシング推奨
- GPU: GeForce RTX 5060(8GB)のみが公式に名指しされています。AMD・Intel向けの案内は2026年8月時点で存在しません/目標: 1080p・60fps(アップスケーリング有効時)
- パストレーシング推奨
- GPU: GeForce RTX 5080(16GB)のみが公式に名指しされています。AMD・Intel向けの案内は2026年8月時点で存在しません/目標: 4K(2160p)・60fps(アップスケーリング有効時)
上位2段階では、CPUやメモリの項目が公式に示されていません。最小・推奨と同じ土台のうえにGPUだけを積み増す設計と考えるのが妥当です。詳しくは後述します。
なぜ最小要件がGTX 1660と控えめなのか
新作のUnreal Engine 5タイトルとしては、最小要件のGTX 1660 6GBはかなり控えめです。Gears of War: E-Dayのようにハードウェアレイトレーシング対応GPUが最初から必須になっているタイトルとは対照的です。
この理由について、海外の技術検証メディアtech4gamersが、開発中ビルドを対象にしたDigital Foundryのハンズオン分析を引用して報じています。それによると、本作はLumenもNaniteも使っていません。UE5の目玉機能であるLumen(リアルタイムのグローバルイルミネーション)や仮想シャドウマップの代わりに、あらかじめ光の当たり方を計算して焼き込む「ベイクドライティング」という従来型の手法を採用しているとのことです。レイトレーシングによる反射・影も、計算コストが高い壁や粗い素材ではなく、水たまりや水面といった限定的な範囲にとどめられていたと報告されています。
- 描画の土台は軽量寄り
- Lumen・Nanite・仮想シャドウマップを使わず、事前計算済みのベイクドライティングで背景を描画する設計です。UE5タイトルにありがちな重さの根本原因を、そもそも持ち込んでいません。
- カンフーパンクの美術様式と噛み合う設計
- 本作の見せ場は広大なオープンワールドの光の表現ではなく、剣戟や体術が主役の高速なアクションです。背景の物理ベースGIより、キャラクターの動きを滑らかに見せることに計算資源を割く設計と考えられます。
- ただし開発中ビルドの分析である点に注意
- 上記はGamescomでのハンズオン版を対象にした分析です。製品版までに描画パイプラインが変更される可能性はあります。
出典: tech4gamers(Digital Foundryのハンズオン分析を引用)
レイトレーシングを有効にすると解像度が下がる理由
ここが本作の動作環境でいちばん分かりにくいポイントです。4段階を並べ直すと、次のような並びになります。
- 推奨(レイトレなし) — RTX 3060 Ti クラス
- 目標は1440p・60fps。GPUの世代は2020年発売のRTX 30シリーズです。
- レイトレーシング推奨 — RTX 5060(2025年発売)
- 目標は1080p・60fps。GPUの世代は新しくなっているのに、目標解像度は1440pから1080pへ後退します。
- パストレーシング推奨 — RTX 5080(2025年発売)
- 目標は4K・60fps。同じ最新世代でも、GPUのクラスが大きく上がることで4Kまで到達します。
つまり「レイトレーシングをオンにすると、狙う解像度が1段階下がる」というのが本作の公式要件が示す構造です。レイトレーシングという新しい処理を足す以上、その分の負荷はどこかで吸収しなければならず、GPUの世代が新しくなった分がまるごとレイトレーシングのコストに回されている、という理解が妥当でしょう。一方でパストレーシング推奨のRTX 5080は、RTX 5060よりもはるかに演算性能が高いため、より重いパストレーシングを使っても4Kまで押し上げられています。上位のGPUほど「解像度を犠牲にせずに済む」という、ある意味で分かりやすい構図です。
もうひとつ押さえておきたいのが、上位2段階にAMD・Intel向けの案内が2026年8月時点で存在しないことです。最小・推奨の2段階はNVIDIA・AMDの両方に選択肢がありますが、レイトレーシング以上を求める場合、公式が名指しするのはGeForce RTXシリーズだけです。Radeon環境でレイトレーシングが使えないと決まったわけではありませんが、少なくとも公式のお墨付きを得た構成という意味では、現状NVIDIA一択という状況です。
数字を明示している点は、同じ2026年秋発売でパストレーシングを目玉に掲げるCONTROL Resonantとは対照的です。あちらはパストレーシング対応を大々的に発表していながら、2026年8月時点でそれを快適に動かすための推奨GPUを一切公開していません。本作のように上位段階のGPUだけでも先に名指しするか、機能の宣伝だけ先行させて数値を後回しにするかは、タイトルによって対応が分かれています。
アップスケーリングは最小構成から前提になっている
もうひとつ見落としやすいのが、この動作環境がどの段階も「アップスケーリング有効時」の数値だという注記です。多くのタイトルでは、最小構成はネイティブ解像度(アップスケーリングなし)を前提にすることが多いのですが、本作は最小構成の1080p・30fpsからすでにアップスケーリングを使う前提になっています。
DLSS・FSRのような技術は、内部解像度を下げてレンダリングしたうえで、AIなどを使って目標解像度まで復元する仕組みです。最小構成の時点でこれが前提になっているということは、ネイティブ解像度でのfpsは、この数字よりもさらに低くなる可能性が高いということです。手持ちのGPUがアップスケーリングに対応していない場合(古い世代のGPUなど)、最小要件を満たしていても表示上の数値どおりの快適さは得られないかもしれません。
PC版限定のレイトレーシング効果とDLSS 4.5
NVIDIAは本作のPC版について、公式発表で技術協力の内容を明らかにしています。
- DLSS 4.5に発売日から対応
- Super Resolution(超解像)とMulti Frame Generation(複数フレーム生成)の両方に、発売日から対応すると案内されています。
- PC版限定のレイトレーシング効果
- 反射(reflections)・影(shadows)・コースティクス、つまり集光模様の3種類のレイトレーシング効果が、PC版だけに追加されます。PS5版には搭載されない、PC版だけのグラフィック強化です。
- FSR・XeSSは2026年8月時点で未発表
- AMD・Intel向けのアップスケーリング技術への対応は、2026年8月時点でS-GAMEから正式なアナウンスがありません。推奨構成にRadeon RX 6700 XTが挙げられていることから、Unreal Engine標準のTSR(Temporal Super Resolution)が代替として使える可能性はありますが、確認は取れていません。
DLSSが使えないタイトルをまとめたDLSS非対応ゲーム一覧とは対照的に、本作はNVIDIAとの技術協力が前面に出たタイトルです。逆に言えば、AMD・Intel環境のユーザーは、最小・推奨の2段階までは公式に動作が保証されているものの、レイトレーシング以上の恩恵やアップスケーリングの選択肢では情報が薄い状態が続いています。
GPUとCPU、どちらを優先すべきか
最小・推奨のCPU要件を見ると、Core i7-8700K(2017年)、Core i5-10600K(2020年)と、いずれも今となっては型落ちの部類に入ります。しかもレイトレーシング推奨・パストレーシング推奨の2段階では、CPUの項目自体が公式に更新されていません。
- 予算はGPUに集中させるのが正解です
- CPUは推奨構成のCore i5-10600K・Ryzen 5 5600Xクラスで足りている一方、上位2段階はGPUだけが要求として積み増されています。同じ予算ならGPUのグレードアップを優先してください。
- X3D系CPUの優先度は高くありません
- 本作のために大容量L3キャッシュを積んだX3D系CPUを急いで選ぶ必要はないタイトルです。最上位構成の候補にRyzen 7 9800X3Dを挙げていますが、これは他タイトルとの兼用や配信を見据えた場合の選択肢です。
- メモリは全段階16GBで固定です
- [メモリ32GBが公式に必要なゲーム一覧](/articles/ram-32gb-required-games/)で見てきたような最近の重量級UE5タイトルとは異なり、本作は32GBへの増設を公式には求めていません。
ストレージ容量は2026年8月時点で未発表
最小・推奨のいずれもSSDへのインストールが必須と明記されていますが、必要な空き容量そのものは2026年8月時点で公式に発表されていません。Gears of War: E-Dayのように130GBという具体的な数字が先に出ているタイトルとは対照的です。カンフーパンクの美術様式に必要な高解像度テクスチャや、30種以上のメイン武器・20を超える特殊武装のアセット量を考えると、軽量級のインディータイトルほど小さくはならないと見ておくのが無難です。発売直前に公式ストアページで確認してください。
Xbox版は未発表。PS5独占的なタイミングに注意
このタイトルを調べるうえで訂正が必要な情報があります。当初の想定と異なり、Xbox版は2026年8月時点で発表されていません。公開された発売日発表トレーラーの末尾では、他機種展開が発売から最低12か月は行われないと明言されています。実現するとしても2027年秋以降になる見通しです。
- 対応プラットフォームはPCとPS5のみ
- Steam・Epic Games StoreのPC版と、PS5版のみが発売されます。Xbox Series X|S版・Nintendo Switch 2版は2026年8月時点で未発表です。
- Xbox Game Passの対象ではありません
- Xbox版自体が存在しないため、Xbox Game Pass・PC Game Passの対象にもなっていません。買い切り購入が前提のタイトルです。
- 発売日は一度延期されています
- 当初はThe Game Awards 2025で2026年9月9日発売として発表されましたが、2026年6月のSummer Game Fest 2026で10月29日へ延期されました。開発陣はさらなる完成度の追求を延期の理由として説明しています。
予算別の構成例
2026年8月時点のBTO完成品の目安です。GPU・メモリ価格は変動が激しい局面なので、最新価格は各メーカーで確認してください。
- 公式「推奨」(1440p・60fps)を満たす/約16万9,000円
- RTX 5060 8GB + Ryzen 7 5700X + 16GB DDR4 + 500GB SSD + 550W電源。ドスパラのTHIRDWAVEブランドで16万8,980円〜を2026年8月時点で確認しています。レイトレーシングを使わないなら、これで公式推奨のRTX 3060 Tiクラスを上回ります。
- 「レイトレーシング推奨」に余裕を持って合わせる(本命)/約22万円
- RTX 5060 Ti 16GB + Ryzen 7 7700 + 16GB DDR5 + 500GB SSD + 650W電源。ドスパラのTHIRDWAVEブランドで21万9,980円〜を2026年8月時点で確認しています。公式指定のRTX 5060 8GBよりVRAMに余裕を持たせ、レイトレーシング有効時の消費増に備えます。
- 「パストレーシング推奨」(4K・60fps)を満たす/約40万円
- RTX 5080 16GB + Ryzen 7 7700 + 16GB DDR5 + 1TB SSD + 850W電源。ドスパラのGALLERIAブランドで39万9,980円〜を2026年8月時点で確認しています。公式が名指しする唯一のGPUで、パストレーシング推奨をそのまま満たします。
- 画質・将来性にまったく妥協しない/約53万円
- RTX 5080 16GB + Ryzen 7 9800X3D + 32GB DDR5 + 1TB SSD + 850W電源。ドスパラのGALLERIAブランドで52万9,980円〜を2026年8月時点で確認しています。本作の公式要求だけを満たす目的にはオーバースペックですが、他の重量級タイトルとの両立や配信を見据えるならの選択肢です。
- AMD環境でも最小・推奨までは動作します
- Radeon RX 9060 XT 16GB + Ryzen 7 5700X + 16GB DDR4 + 500GB SSD。ドスパラのTHIRDWAVEブランドで17万9,980円〜を2026年8月時点で確認しています。近年の比較データでは、公式推奨のRadeon RX 6700 XTよりラスタライズで約26%、レイトレーシング関連の処理で約半分近く高速とされ、性能面での不安は小さいと考えられます。ただしレイトレーシング推奨・パストレーシング推奨の2段階は、2026年8月時点でNVIDIA製GPUしか公式に案内されていません。
予算帯ごとの選び方は20万円台のゲーミングPC・30万円台のゲーミングPC・40万円台のゲーミングPCに詳しくまとめています。
- 定番の安心感で選ぶならドスパラ(GALLERIA)
- セールを狙って安く買うならフロンティア
- メモリやSSDのカスタマイズ幅ならパソコン工房
そのほか押さえておきたいこと
- 発売日と価格
- 2026年10月29日発売。通常版が8,580円、デジタルデラックス版が9,980円です(Steam・PS Store表示価格、2026年8月時点)。
- 開発元はS-GAME
- 中国のスタジオS-GAMEが開発を手がけます(Steam公式表記では開発S-GAME Studio、発行S-GAME Publishing)。戦闘デザインに俳優のドニー・イェン氏がクリエイティブコンサルタントとして参加しています。
- CEROレーティングはZ(18歳以上のみ対象)
- PlayStation Store公式ページで確認できます。暴力表現などを含む内容として区分されています。
- シングルプレイヤー専用です
- マルチプレイやアンチチートの記載はなく、通信環境に依存する動作要件はありません。難易度は4段階から選べ、倒したボスの進行状況を保持する救済機能も備えています。
- Denuvo(サードパーティ製アンチタンパーDRM)を採用
- Steamの表記で、Denuvoによる不正コピー対策が導入されていることが案内されています。
- 武器は30種以上のメイン武器と20を超える特殊武装
- 倒した相手から武器を奪って戦う「奪取」がバトルの軸になっています。
- 半オープンワールド形式です
- 完全な広域オープンワールドではなく、作り込まれたエリアをつなぐ半開放的な構成が採用されています。
よくある失敗
- 「推奨」を満たせばレイトレーシングも快適に使えると思い込む
- Steamの「推奨」はレイトレーシングなしの1440p・60fps基準です。レイトレーシングを有効にする場合、公式が示す目標解像度は1080pまで下がります。
- 最新のUE5タイトルだから重いと決めつける
- 海外の技術検証メディアの報告では、本作はLumen・Naniteを使わないベイクドライティング中心の設計とされ、最小要件はGTX 1660 6GBと控えめです。
- Radeon環境でレイトレーシング推奨・パストレーシング推奨を満たそうとする
- 2026年8月時点で、上位2段階はGeForce RTXシリーズしか公式に案内されていません。
- Xbox版があると思い込んで待つ
- 2026年8月時点でXbox版は未発表です。公式トレーラーでは他機種展開が発売から最低12か月先になると明言されています。
- 500GB以下のSSDで十分だと決めつける
- 必要容量は2026年8月時点で未発表です。カンフーパンクの美術様式に伴うアセット量を踏まえると、余裕を持ったSSD容量を確保しておくのが無難です。
- GPUを妥協してCPUに予算を回す
- 上位2段階はCPU要件が公式に更新されておらず、GPUだけが要求として積み増されています。予算はGPU優先で配分してください。
よくある質問
Q.『Phantom Blade Zero』の推奨スペックはどれくらいですか?
A.レイトレーシングなしの基本構成では、Windows 10/11、Core i5-10600KまたはRyzen 5 5600X、メモリ16GB、GeForce RTX 3060 TiまたはRadeon RX 6700 XT(いずれもVRAM 8〜12GB)で、1440p・60fpsが目標です。ストレージはSSD必須ですが、必要容量は2026年8月時点で未発表です。
Q.レイトレーシングを使うにはどのGPUが必要ですか?
A.公式が名指しするのはGeForce RTX 5060(8GB)のみで、目標は1080p・60fpsです。推奨(レイトレなし)より新しい世代のGPUなのに、目標解像度は1440pから1080pへ下がる点に注意してください。
Q.パストレーシングで4Kを狙うにはどのGPUが必要ですか?
A.公式が名指しするのはGeForce RTX 5080(16GB)のみです。目標は4K(2160p)・60fpsで、アップスケーリング有効時の数値です。
Q.Radeon(AMD製GPU)でも遊べますか?
A.最小・推奨(レイトレーシングなし)まではRadeon RX 5500 XT・RX 6700 XTが公式に案内されています。ただしレイトレーシング推奨・パストレーシング推奨の2段階は、2026年8月時点でGeForce RTXシリーズしか公式に名指しされていません。
Q.なぜ最新のUE5タイトルなのに最小要件が軽いのですか?
A.海外の技術検証メディアが開発中ビルドを分析したところ、本作はUE5の目玉機能であるLumenやNaniteを使わず、事前計算済みのベイクドライティングで背景を描画していると報告されています。この設計が、最小要件をGTX 1660 6GBという控えめな水準に抑えている理由とみられます。
Q.DLSSやFSRには対応していますか?
A.DLSS 4.5(Super Resolution・Multi Frame Generation)に発売日から対応します。加えてPC版限定でレイトレーシングによる反射・影・コースティクスが追加されます。一方でFSR・XeSSへの対応は2026年8月時点で公式に案内されていません。
Q.Xbox版やXbox Game Passで遊べますか?
A.2026年8月時点でXbox版は未発表です。発売日発表トレーラーでは、他機種展開が発売から最低12か月先になると明言されています。Xbox版が存在しないため、Xbox Game Pass・PC Game Passの対象にもなっていません。
Q.CPUは何を選べばいいですか?
A.Core i5-10600KまたはRyzen 5 5600Xクラスで足ります。レイトレーシング推奨・パストレーシング推奨の2段階でもCPU要件は公式に更新されておらず、GPUだけが要求として積み増される設計です。
Q.発売日と価格を教えてください
A.2026年10月29日発売です。通常版が8,580円、デジタルデラックス版が9,980円です(2026年8月時点のStore表示価格)。当初は2026年9月9日発売として発表されていましたが、6月に延期されました。
まとめ・次に読みたい記事
『Phantom Blade Zero』のPC版動作環境は、「推奨」の先にレイトレーシングとパストレーシングという2段階が控える、珍しい4段構造のタイトルです。
押さえるべきは3点です。ひとつ、レイトレーシングを有効にすると狙う解像度が1440pから1080pへ下がること。ふたつ、海外の技術検証メディアの報告によれば本作はUE5の重量級機能であるLumen・Naniteを使わない軽量設計で、これが控えめな最小要件の理由とみられること。みっつ、Xbox版は2026年8月時点で未発表で、実現するとしても発売から最低12か月先になること。
現実的な入り口は、公式推奨をラスタライズで満たすRTX 5060 8GB(約16万9,000円)です。レイトレーシングまで使いたいなら、公式指定にVRAMの余裕を持たせたRTX 5060 Ti 16GB(約22万円)が本命になります。パストレーシングで4Kまで狙うなら、公式が名指しする唯一のGPUであるRTX 5080(約40万円)が現実的な選択肢です。



