ビックカメラの店頭やビックカメラ.comで、「THUNDER(サンダー)」というゲーミングPCを見かけた方もいると思います。2026年6月26日に取り扱いが始まった新しいブランドで、「POWERED BY MSI」認証やDDR4メモリによる価格の抑制がうたわれています。ただ、ドスパラやマウスのような専業BTOと比べた評判はまだほとんど出ていません。
結論から書くと、価格だけで選ぶ店ではありません。同じGPUとメモリ・SSD容量のドスパラ機と送料込みで比べると、RTX 5060 Ti 8GB帯ではTHUNDERが最大5万3,420円高く(ドスパラは10月30日までの周年祭価格)、10%のポイント還元を差し引いても差は残りました。一方で、実店舗で実機を見て相談でき、ビックカメラの長期保証を使えるという、専業BTOにはない買い方ができます。
この記事では、メーカーのインターコネクトの発表、ビックカメラグループのコジマネットの商品ページ、ビックカメラの保証・返品規約、MSI公式の認証基準を2026年10月4日に直接確認しました。そのうえで、ドスパラの機種とGPU・メモリ容量・SSD容量・送料を揃えて総額を比べています。10月9日発売の新型番で、マザーボードのチップセットが発売当初と変わっている点もあわせて取り上げます。
先に結論
- 価格を最優先するなら、THUNDERを選ぶ理由は薄いです
- 同じRTX 5060 Ti 8GB・16GB・1TBの構成で、ドスパラのTHIRDWAVEはRyzen 7 5700X・DDR4の機種が19万3,380円、Ryzen 7 7700・DDR5の機種でも21万8,380円(いずれも送料込み、10月30日までの周年祭価格)。THUNDERは24万6,800円です
- ビックポイントを使う人なら差は縮みます
- 10%還元をそのまま値引きとみなすと、THUNDERの実質は22万2,120円です。DDR5のTHIRDWAVE(21万8,380円)とほぼ並びますが、それでも3,740円高く、DDR4のTHIRDWAVEとは約2.9万円の差が残ります
- 強みは店頭とビックカメラの保証網です
- 発売時は池袋・有楽町・AKIBAなど6店舗で実機を展示していました。購入時にビックカメラの長期保証(パソコンは3年)を付けられます。家電と同じ窓口で相談したい人には意味があります
- 将来の強化を考えるなら向きません
- ソケットはIntelの現行主力と別のLGA1700で、新型番のH610チップセットはメモリスロットが2本までです。CPUやメモリを後から伸ばす余地は小さいです
THUNDERとはどんなブランドか
- メーカーはインターコネクト株式会社
- 本社は東京都豊島区池袋です。同社のニュースリリースでは「オリジナルデスクトップPC『THUNDER(サンダー)』シリーズを、2026年6月26日(金)よりビックカメラにて順次販売開始」と発表しています。ビックカメラは「インターコネクトが展開するブランドの取り扱い」という立場ですインターコネクトのTHUNDER発表
- PCメーカーとしての実績は見えません
- インターコネクトの公式サイトの事業紹介に並ぶのは、人材サービス、海外貿易、在庫価値ソリューション(モバイル事業として創業)、IoTプロダクトです。PCの組み立てや修理の体制についての説明は、2026年10月4日時点で公式サイトに見当たりませんでした
- 売っているのはビックカメラグループ
- ビックカメラの店舗とビックカメラ.comのほか、グループのコジマネットでも同じ型番が販売されています。発売時の実機展示は池袋カメラ・パソコン館、有楽町店、AKIBA、ラゾーナ川崎店、名古屋駅西店、なんば店の6店舗でした
- CPUは全機種Core i5-14400F
- 10コア16スレッドのIntel第14世代です。GPUはRTX 5060 Ti 8GBとRTX 5060 8GBの2種類で、メモリ16GBか32GB、SSD 512GBか1TBの組み合わせを型番で選ぶ形です
- 電源は650W、ケースはMSIのピラーレス
- 8月のレビュー記事によると、電源はMSI MAG A650BNL(650W・80PLUS BRONZE)、ケースはMSI MAG PANO M110A(210×369×448mm)です。新型番もコジマネットの商品ページで電源650W、ケースPANO M110A(表記は「PAG PANO M110A」)と同じでした
- 発売時はBTO、新型番は構成ごとの型番に
- 発売時はSSDを512GBにすると−1万円、メモリを32GBにすると+2万2,000円というカスタマイズ式でした。新型番は容量の組み合わせごとに別の型番が並んでおり、コジマネットの商品ページにカスタマイズの項目は見当たりませんでした
10月9日発売の新型番で何が変わったか
発売時の型番はTND-PBM-14I5-5060TI-002JP(16GB・1TB、21万6,800円)などでした。2026年10月4日時点で価格.comに掲載されているのは、末尾が004〜007と009の新しい型番だけでした(RTX 5060の16GB・1TBの008JPはコジマネットでのみ確認)。コジマネットの商品ページでは、いずれも「発表時期 2026年9月」「メーカー発売日 2026年10月09日」で、予約受付中でした。
- RTX 5060 Tiの機種は値上がりしました
- 16GB・1TBの構成は、発売時の002JPが21万6,800円、新型番の005JPが24万6,800円で、3万円高くなっています。32GB・1TBは23万8,800円から26万9,800円へ、16GB・512GBは20万6,800円から22万9,800円へ上がりました
- RTX 5060の機種が加わりました
- 16GB・512GBが20万9,800円、16GB・1TBが22万3,800円、32GB・1TBが24万6,800円です。32GB・1TBのRTX 5060機は、16GB・1TBのRTX 5060 Ti機と同じ値段になっています
- チップセットがB660からH610に変わっています
- 8月に掲載されたレビュー記事で使われた003JPのマザーボードは、MSIのPRO B660M-A CEC WIFI DDR4でした。新型番のコジマネットの商品ページには「チップセット:H610」と書かれています。違いは次の節で説明します
- メモリ規格の記載が消えました
- 発売時の型番はDDR4と明記されていましたが、新型番の商品ページには「標準メモリー 16GB」とだけあり、DDR4かDDR5かは書かれていませんでした。購入前に店頭で確認してください
THUNDER TND-PBM-14I5-5060TI-005JPの商品ページ(コジマネット)
H610は何が不利か
IntelのH610は、600シリーズのチップセットでいちばん下のグレードです。Intel公式の仕様では、メモリスロットは1チャンネルあたり1本(合計2本)、チップセットから出るPCI ExpressはPCIe 3.0のみで、メモリのオーバークロックにも対応していません。B660は1チャンネルあたり2本です。
ゲームの速さに直接効く差ではありません。効いてくるのは後から増設するときです。8月のレビュー機(B660)の32GBは16GB×2枚でした。H610で同じ組み方なら2本のスロットがすでに埋まるので、64GBにするには2枚とも買い替えになります。新型番の各モデルが何枚挿しかは、商品ページで確認できませんでした。チップセットの見方はマザーボードの選び方で説明しています。
「POWERED BY MSI」は何を保証しているか
THUNDERの売り文句でいちばん目立つのがこの認証です。ただ、名前から想像する内容と、MSIが公式に定めている中身には差があります。
- MSI製パーツの搭載数で3段階に分かれます
- MSI公式によると、ESSENTIALはMSIのマザーボード+ほか1点以上(最低2点)、ADVANCEDはマザーボード+グラフィックボード+ほか2点(最低4点)、ULTIMATEは最低6点です。対象はマザーボード・グラフィックボード・電源・CPUクーラー・ケース・SSDの6種類ですMSI公式 POWERED BY MSI
- 保証しているのは「検証を経た構成であること」
- MSIは、パートナー企業との協業によりMSIとパートナー企業の研究開発部門で動作検証を経たうえで製造されている、と説明しています。各ティアの説明にある「保証します」は、MSIパーツの搭載数と設計・組み立ての体制についての表現で、製品の修理保証という意味ではありません
- MSIがPC本体を修理・保証する制度ではありません
- MSIのページに、PC本体の保証やサポートをMSIが引き受けるという記載はありません。THUNDERの販売ページでも、保証はメーカー(インターコネクト)の1年保証と書かれています。壊れたときの窓口はMSIではない、と考えてください
THUNDERがどのティアかは公表されていません
ここは情報が割れています。ビックカメラの発表資料(エルミタージュ秋葉原掲載)では、マザーボードやグラフィックスカード、PCケースなど主要パーツにMSI製品を採用したと書かれていました。一方、2026年8月26日にAKIBA PC Hotline!に掲載されたMSI提供のレビュー記事は、MSI製パーツをマザーボード・CPUクーラー・ケース・電源の4点とし、グラフィックボードのメーカーには触れていません。
MSIの基準ではADVANCEDにはMSI製のグラフィックボードが必須なので、GPUがMSI製かどうかでティアが変わります。THUNDERの商品ページにも、どのティアかの表示はありませんでした。グラフィックボードのメーカーを気にする方は、店頭の実機で確認するのが確実です。
THUNDERのレビュー(AKIBA PC Hotline!、MSI提供)
このレビューでは、Cyberpunk 2077実行中のCPU温度が平均55.8℃、GPUが平均67℃、騒音は正面34.2dB・天面40.1dB・背面40.7dBと報告されています(室温26℃)。冷却に大きな問題はなさそうですが、提供記事であることは割り引いて読んでください。
価格はドスパラと構成を揃えて比べました
ドスパラの最安構成はメモリ16GB×1枚・SSD 500GBで、送料が3,300円かかります。THIRDWAVEの2機種は、2026年10月30日10時59分までの「ドスパラ周年祭」の34周年記念モデルの価格です。THUNDERはコジマネットで送料無料、ビックカメラ.comも原則送料無料です。そこで、GPUとメモリ容量・SSD容量を揃え、ドスパラ側に送料を足して比べました。価格はいずれも2026年10月4日時点の目安です。
CPUは揃えられません。THUNDERはIntelのCore i5-14400F、ドスパラの比較機はAMDのRyzenです。同じ「CPUもGPUも同等」の比較ではない点はご了承ください。
- THUNDER 005JP — 24万6,800円
- TND-PBM-14I5-5060TI-005JP(RTX 5060 Ti 8GB・16GB・1TB)。送料無料、ポイント10%(2万4,680ポイント)。コジマネットの価格で、価格.comに載っているビックカメラ.comの価格も同額でした
- THIRDWAVE(5700X・DDR4)— 19万3,380円
- AD-R7X56B-09B(34周年記念モデル)の本体17万1,080円に、SSD 1TBへの変更1万9,000円と送料3,300円を足した金額です。THUNDERとの差は5万3,420円。メモリを8GB×2枚にしても+5,000円です。周年祭が終わったあとの通常モデル(LEDファン標準搭載モデル、本体18万1,080円)で計算しても総額20万3,380円で、差は4万3,420円です
- THIRDWAVE(7700・DDR5)— 21万8,380円
- AD-R7A56B-09B(34周年記念モデル)。本体19万6,080円+SSD 1TB 1万9,000円+送料3,300円。CPUのソケットが新しいAM5でメモリもDDR5ですが、それでもTHUNDERより2万8,420円安くなりました
- GALLERIA(5700X/7500F)— 23万7,280〜24万8,280円
- どの型番を選ぶかで結果が変わります。XGR7M-R56T8G-GD(Ryzen 7 5700X・DDR4)は本体21万4,980円+SSD 1TB 1万9,000円+送料で23万7,280円、XGR5M-R56T8G-GDのLEDファン標準搭載モデル(Ryzen 5 7500F・DDR5)は22万1,080円+1万9,000円+送料で24万3,380円で、THUNDERより3,420〜9,520円安くなります。最初から1TBのFGR7M-R56T8G-B(5700X・DDR4)だけは24万4,980円+送料で24万8,280円となり、THUNDERが1,480円安い結果です
RTX 5060 Ti 8GB・メモリ16GB・SSD 1TBに揃えた総額
2026年10月4日時点。THIRDWAVEは10月30日までの周年祭価格。ドスパラはSSDを1TBに変更した金額+送料3,300円。THUNDERは送料無料、ポイント還元は含まない
RTX 5060の帯でも傾向は同じでした。THUNDERの007JP(16GB・512GB)は20万9,800円です。ドスパラのTHIRDWAVE AD-R7X56A-09W(Ryzen 7 5700X・DDR4・500GB)は16万9,980円+送料で17万3,280円となり、THUNDERが3万6,520円高くなります。GALLERIA XGR5M-R56-GD(Ryzen 5 7500F・DDR5・500GB)は21万9,980円+送料で22万3,280円なので、こちらはTHUNDERが1万3,480円安い計算です。
つまりTHUNDERの価格は、ドスパラの看板ブランドGALLERIAと同じか少し高いくらいで、同じドスパラの安いブランドTHIRDWAVEよりははっきり高い、という位置です。THIRDWAVEとGALLERIAの関係はドスパラ(GALLERIA)の評判で詳しく扱っています。
ポイント還元を足すとどうなるか
コジマネットはTHUNDERに10%のポイントを付けており、ビックカメラも発売時の案内で10%還元の対象としていました。ビックカメラの支払い方法の案内では、現金と提携カードは10%、通常のクレジットカードは8%です。ビックカメラで次の買い物をする予定があるなら、これを値引きとみなす考え方もできます。
- 10%を差し引くとTHUNDERは実質22万2,120円
- DDR5のTHIRDWAVE(21万8,380円)にはわずかに届かず、3,740円高いままです。GALLERIAの各型番(23万7,280円〜)よりは安くなります
- それでもDDR4のTHIRDWAVEとは2万8,740円差
- ポイントを使い切る前提でも、いちばん安いドスパラ機には届きません
- 長期保証に入ると還元は5%に減ります
- ビックカメラの長期保証の加入料は商品金額の5%分のポイントで、付与されるポイントから差し引かれます。24万6,800円なら1万2,340ポイントが加入料になり、手元に残るのは1万2,340ポイントです。保証を付けた場合の実質は23万4,460円です
- ポイントは現金ではありません
- 使い道がビックカメラグループでの買い物に限られます。家電やゲームソフトをビックカメラで買う習慣がない人は、還元分を差し引かずに比べてください
ドスパラ側の価格のうち、THIRDWAVEの2機種は前述のとおり2026年10月30日10時59分までの周年祭(34周年記念モデル)の価格です。一方、下取りでの3,000円引きや、機種によってはあるカスタマイズ半額のキャンペーンは含めていません。
DDR4は「合理的な節約」か「旧世代での妥協」か
ITmedia NEWSの発売時の記事によると、THUNDERは主要パーツの価格上昇が続くなかで、主流のDDR5ではなくDDR4を採用して価格を抑えた、という位置づけでした。メモリ価格の高騰についてはメモリ不足は2028年まで続く?で整理しています。
- ゲーム性能の面では、DDR4は大きな弱点になりにくいです
- RTX 5060 Ti 8GBやRTX 5060のクラスでは、先に足りなくなるのはメモリ規格よりVRAMの8GBのほうです。8GBで設定を下げる必要が出るゲームはVRAM 8GBで足りないゲームにまとめています
- ただし、DDR4の節約分は価格に表れていません
- 前の節のとおり、AM5・DDR5のドスパラ機のほうがTHUNDERより安い状況です。DDR4を選んだ理由が価格を抑えるためだとしても、店頭価格で比べる限り、その効果は確認できませんでした
- メモリ増設料金はDDR4のほうが安いものの、差は小さいです
- 同じ34周年記念モデルどうしで比べると、32GB(16GB×2)への変更はDDR4が+3万4,950円、DDR5が+3万8,050円、16GB(8GB×2)への変更はDDR4が+5,000円、DDR5が+1万5,000円でした。DDR4のほうが3,100円〜1万円安いものの、本体価格の差を埋めるほどではありません
- プラットフォームとしては行き止まりです
- Core i5-14400FのLGA1700は、Intelの現行主力のCore Ultra 200S(LGA1851)とは別のソケットです。CPUを載せ替えられるのは第14世代のCore i7やi9までで、DDR4のメモリも次のPCには持ち越せません
判定としては、DDR4そのものは「ゲームでは困りにくい妥協」です。問題は、その妥協に見合う安さが今の価格に出ていないことと、H610・LGA1700という組み合わせで後から伸ばす余地が小さいことです。5年使うつもりで買う1台なら、同じ予算でAM5の機種を選んだほうが将来の選択肢は広がります。CPU交換の考え方はCPUの交換・アップグレード手順、Intelの次の世代についてはNova Lakeは待つべきかを参考にしてください。
保証とサポート
ここがTHUNDERを選ぶ理由になりうる部分です。ただし、メーカー側の情報はまだ少なく、確認できたことと確認できなかったことを分けて書きます。
- メーカー保証は1年
- コジマネットの商品ページに「メーカー1年保証付き」とあります。ドスパラやパソコン工房の標準と同じ長さです。修理を受け付ける窓口や送料の扱いなど、インターコネクト側の保証規定は公開されたものを見つけられませんでした
- ビックカメラの長期保証でパソコンは3年
- 加入料は商品金額の5%分のポイントです。1年目はメーカーが保証規定内で修理し、2年目以降はメーカー保証に準じた修理を期間中何回でもビックカメラが受け付けます。修理金額が商品金額の80%を超える場合は代替品の提供で終了です。コジマネットのTHUNDERの商品ページには「有料長期保証(延長)承り中」と表示されていましたビックカメラ.com 長期保証
- 長期保証は「メーカー保証に準じる」点に注意
- 2年目以降の修理範囲は、メーカー保証の内容が基準になります。インターコネクトの保証規定が公開されていない以上、何が対象で何が対象外かを事前に読み切れないのが現状です。改造や加工による損害は対象外とも書かれています
- 店頭で修理を受け付けてもらえます
- 長期保証に加入した持ち込み修理の商品は、ビックカメラやコジマの店舗に持ち込めます。近くに店舗がない場合の引き取りサービスは往復送料が自己負担です。ドスパラの通常保証も持込修理が基本なので、近所にどちらの店があるかで便利さが変わります
- 全損保証は使えない可能性があります
- ビックカメラの「1年保証(全損保証)」は店舗限定で、対象外の製品に「オンラインストア商品(オーダーメイドパソコン等)」が挙げられています。THUNDERが加入できるかは購入時に店頭で確認してくださいビックカメラ 1年保証(全損保証)
各社の修理条件の違いはBTOパソコンが故障したときの修理ガイドにまとめています。ドスパラで3年保証にすると本体価格の10%かかるので、ビックカメラの5%分のポイントで3年にできる点は、保証まで含めた総額で見ると無視できない差です。
返品と初期不良
- ビックカメラ.comの返品は未開封・8日以内が条件
- 到着後8日以内に連絡済みで、往復送料などを負担できる場合に限られます。さらに、未開封でも「メーカー直送品」「受注生産品」「商品ページに返品不可と記載のある商品」は返品を断るとあります。THUNDERの新型番がどれに当たるかは、ビックカメラ.comの商品ページを確認できなかったため不明ですビックカメラ.com 返品
- 初期不良の交換は「メーカーの判断」が前提
- ビックカメラ.comの初期不良交換は、メーカーで初期不良と判断された商品が対象です。メーカー保証書に交換期間の記載がない場合は、到着後速やかに連絡するよう書かれています。届いたらすぐに新品PCの初期不良チェックをしてください
- 専業BTOの多くも返品はできません
- 当サイトの調査では、お客様都合の返品に対応するBTOはマウスコンピューター・ツクモ・Dellの3社でした。BTO9社の返品ポリシー比較もあわせて確認してください
口コミ・評判を読むときの注意
THUNDERは発売から3か月ほどで、購入者の口コミはほとんどありません。2026年10月4日時点でコジマネットの新型番の商品ページには「登録されたレビューはありません」と表示されていました。
ネットで見つかるのは、発売時のニュース記事、MSIが提供したレビュー記事、少数の動画レビューで、購入者の長期使用の報告はまだ見当たりません。MSIのレビュー記事は「Sponsored」と明記されています。内容が誤っているわけではありませんが、第三者の評価としては割り引いて読むのが妥当です。故障率やサポートの対応品質は、時間がたたないと分からない部分です。
向いている人・向いていない人
- 向いている人 — 実機を見て、店員に相談して買いたい
- 通販専業のBTOでは難しい買い方です。展示している6店舗が近いなら、ケースの大きさや光り方を確認してから決められます
- 向いている人 — ビックポイントをよく使う
- 10%還元を値引きとして数えられるなら、DDR5のドスパラ機とほぼ同じ実質価格(差は4,000円弱)になります
- 向いている人 — 保証窓口を家電と一本化したい
- 長期保証の加入や修理の持ち込みを、普段使うビックカメラやコジマの店舗で済ませられます
- 向いていない人 — 少しでも安く買いたい
- 同じRTX 5060 Ti 8GB・16GB・1TBで、ドスパラのTHIRDWAVEは送料込みで、10月30日までの周年祭価格なら5万円以上、通常価格でも4万円以上安いです。予算から選ぶならBTOゲーミングPCメーカー比較で帯ごとの最安を見てください
- 向いていない人 — 数年後にCPUやメモリを強化したい
- LGA1700とH610の組み合わせは増設の余地が小さく、メモリ規格も新型番では明記されていません
- 向いていない人 — VRAMに余裕がほしい
- THUNDERのGPUはどちらも8GBです。16GB版のRTX 5060 Tiを選べるドスパラなどの機種を検討してください
構成の開示という点でも差があります。THUNDERは販売ページにマザーボードの型番が書かれておらず、チップセット名とケース名が分かる程度でした。マザーボードや電源の製品名まで標準構成で公開している専業BTOの例はarkhive(パソコンショップアーク)の評判で紹介しています。
よくある質問
Q.ビックカメラのTHUNDERはどこのメーカーですか?
A.インターコネクト株式会社(東京都豊島区)のブランドです。同社が2026年6月26日からビックカメラで順次販売を始めると発表しました。ビックカメラはその取り扱い店という立場で、グループのコジマネットでも同じ型番が売られています。
Q.THUNDERは高いですか、安いですか?
A.ドスパラと比べると高めです。2026年10月4日時点で、RTX 5060 Ti 8GB・メモリ16GB・SSD 1TBに揃えて送料込みで比べると、THUNDERの24万6,800円に対し、ドスパラのTHIRDWAVE(Ryzen 7 5700X)は19万3,380円、Ryzen 7 7700・DDR5の機種でも21万8,380円でした(いずれも10月30日までの周年祭価格)。GALLERIAは型番により23万7,280〜24万8,280円で、ほぼ同じか少し安い水準です。
Q.POWERED BY MSIならMSIが保証してくれますか?
A.いいえ。MSI公式の説明では、POWERED BY MSIはMSI製パーツの搭載数に応じた認証で、MSIとパートナー企業の動作検証を経て製造されたことを示すものです。PC本体の保証はメーカー(インターコネクト)の1年保証で、MSIが修理を受け付ける制度ではありません。
Q.メモリはDDR4ですか?
A.発売時の型番はDDR4と明記されていました。ただし2026年10月9日発売の新型番は、コジマネットの商品ページに容量しか書かれておらず、規格は確認できませんでした。購入前に店頭か商品ページで確認してください。
Q.ビックカメラの長期保証は付けられますか?
A.ビックカメラの長期保証はパソコンが3年で、加入料は商品金額の5%分のポイントです。コジマネットのTHUNDERの商品ページには有料長期保証を受け付けている表示がありました。2年目以降の修理はメーカー保証に準じるため、メーカーの保証規定が分からない点は残ります。
Q.返品はできますか?
A.ビックカメラ.comでは、未開封で到着後8日以内に連絡した場合に返品を受け付けますが、メーカー直送品や受注生産品、返品不可と記載された商品は対象外です。THUNDERがどれに当たるかは購入前に商品ページで確認してください。
Q.店頭で実機を見られますか?
A.発売時は池袋カメラ・パソコン館、有楽町店、AKIBA、ラゾーナ川崎店、名古屋駅西店、なんば店の6店舗で展示されていました。現在の展示状況は店舗に問い合わせてから行くと確実です。
まとめ・次に読みたい記事
THUNDERは、家電量販店で買えるゲーミングPCとしては筋の通った商品です。MSIのケースや電源を使った構成で、レビューでの冷却や静かさにも大きな問題は見当たりません。実機を見て、店員に相談し、ビックカメラの長期保証を付けて買える点は、通販専業のBTOにはない価値です。
一方で、価格で選ぶ店ではありません。同じGPUとメモリ・SSD容量に揃えると、ドスパラのTHIRDWAVEより5万円以上高く(周年祭価格)、DDR5のドスパラ機と比べても高くなりました。DDR4で価格を抑えたという触れ込みは、少なくとも2026年10月4日の価格では確認できませんでした。新型番ではチップセットがH610になり、将来の増設余地も小さくなっています。
ビックポイントをよく使い、店頭で相談しながら買いたい人なら候補になります。そうでなければ、同じ予算でAM5の機種やVRAM 16GBの機種を選んだほうが、長く使える1台になります。



